素敵な音色を奏でるオルゴールは贈り物や飾り物としても人気があります。このオルゴールの名前の由来はどうなっているのでしょうか。オルゴールは江戸時代の頃にオランダから伝わり、当時のオランダ人が伝えた自動演奏装置が、オランダ語でオルガンを意味するオルゲルという名称で紹介されたことがはじまりでした。 オルゴールは英語ではミュージックボックスと呼ばれており、オルゴールという言葉は日本語であり、この言葉は日本で誕生したものであると言えます。日本ではこの楽器ははじめのころは自鳴琴という名前で呼ばれていました。現在学校などで演奏に使われているオルガンやピアノが西洋から伝わってきた楽器であり、当時の日本で該当する楽器と言えば琴が挙げられたためにこのような名称で呼ばれていたと言われています。 オルゴールはもともと上着のポケットに入れられたり、懐中時計に組み込まれたり指輪に仕込まれるといった小型のものからはじまりました。小型で歯車やぜんまい仕掛けで動く仕組みであることから、時計職人によって作られていました。つまり精密機械として扱われていたということになります。現在日本で量産されているものは昭和23年頃から製造が始まりました。