麻本来の素材を際立たせ粗野な風合いを生かしたリネン生地「ワイド幅ベルギーリネン60番手」は、ベルギー産フラックス原料の良質な60番手のリネン糸を使用し、遠州地方で広幅の平織りの生地に丹念に織り上げて、良質な麻素材の質感を存分に生かし、自然で粗野な表情を風合い仕上げました。
薄地とは思えない密度のしっかりした生地感「ワイド幅ベルギーリネン60番手」は、60番手の細番手のリネン糸を密度を上げて織り上げ、しっかりしたハリコシのある薄さのリネン生地に仕上げました。
良質なリネン糸から生まれる自然な風合い麻本来の素朴な味を生かすため、生機(キバタ)からダイレクトに染め上げる染色方法は、良質な原料のリネン糸だから成せる技です。生地には余計なテンションをかけず、リネン糸の赴くままに染め上げ、ざっくりとした凹凸感が表情にも強調されて、洗いざらしたような自然な風合いを引き立たせております。
洗いざらしのムラがあるようなシワ感「ワイド幅ベルギーリネン60番手」は、波打つようなムラのあるシワ感がより自然な表情を引き出し、洗いざらしたようなカラッしたドライな質感が麻らしい風合いを際立たせます。
天日に晒したような色落ち感を魅せる
豊富な色数 全26色
「ワイド幅ベルギーリネン60番手」麻素材の色と質感にダイレクトに染めることで、洗いざらしたようなざっくりした風合いと相まって、まるで天日に晒したような色落ち感のある色味が出て、ラフでリラックスした雰囲気を漂わせます。
職人たちの技術で一つ一つを丁寧に作り上げます。生地の森の生地は、素材の風合い作りや面(ツラ)の出し方、染色の技術において、地元浜松の地で、天然繊維を熟知した職人の熟練された技術と勘によってつくり出しております。
サーキュラー染色(液流染色)生地をロープ状につなげて染液の水流に乗せて、高温・高圧の管内を循環させながら染色する方法です。 生地にかかるタテ方向の張力が比較的弱く、水流で生地が揉み込まれることによって、膨らみのある風合いに仕上がります。
加工上の特性上記画像のような凹凸やキズ、スジや耳シワ、染めムラ、糸節、ネップ、カミナリ皺、表面の揺らぎ等がそのまま現れております。不良箇所にはなりませんので、素材の特性、加工の特性による自然な風合いとしてご理解ください。なお、色の濃淡によってもシワやムラの表情は均一ではありません。
生地の透け感について全体に肌が透け込むような透け感はありませんが、濃い色と薄い色では透け方が異なります。特に白や薄い色は肌とのコントラストを拾いやすく、若干の透け感が出る場合がございますので、気になる際は透け防止のインナー、下着の色での調整を推奨いたします。
洗いざらしで着たくなる、
ラフでリラックス感のある自然な風合い
「ワイド幅ベルギーリネン60番手」は、天日干ししたようなシャリ感とムラのあるシワ感で、洗いざらしたままの自然な風合いが楽しめます。やや薄手でもハリコシがしっかりしており、約140cmと広幅のリネン生地は、羽織ものからワンピース、スカート、パンツ等、さまざまなアイテムにお使いいただけます。ぜひお手に取って作品作りにお役立ていただければ幸いです。