日常に寄り添うために生まれた、本気のダウンカーディガン。
北海道は真夏を除く約10ヶ月、何かとダウンウェアが欠かせない地域です。
春や秋にはアウターとして、冬にはコートの下でインナーとして。
そんな日常に本当に寄り添うダウンを追求して生まれたのが、このダウンカーディガンです。
襟やフードをなくしたシンプルな形だから、シャツやパーカーとも干渉せず、移動中も快適。
そして、クルーネックにもVネックにもなる2WAYの首回り。
ネックを選べるから中に着るものも、上に着るものもどんなデザインのものでもよく似合う。
シンプルなデザインのままスナップボタンで簡単に変えることができます。
現在ではダウンカーディガンはアウトドアメーカーからファッションブランドまで、多種多様にリリースされています。
その中でこの一着が特別なのは、ダウンのクオリティと日常に寄り添った機能性、品質に対する値段のバランスにあります。
人が寒さを感じるのは、体から逃げていく熱が原因です。
ダウンジャケットは羽毛の空気層に熱をとどめ、身体の周りを温かい空気で包み込むことで防寒性を発揮します。
だから「空気を多く蓄えられる羽毛=品質の良いダウン」とされてきました。
この性質を示すのがFP(フィルパワー)。
羽毛1オンス(28.4g)を圧縮した際の膨らみを表す単位で、数値が大きいほど多くの空気を蓄えられます。
数あるダウン素材の中でも、NANGA WHITE LABELに採用されているのは最高水準のハンガリー産シルバーグースダウン。
一般的に600FP以上が高級とされる中、そのFPはなんと900FP以上。
ただ数値が高いだけでなく、厳しい環境下でもその性能を維持できる特別な羽毛。
ふんわりと包まれるような心地の良い着心地はこの羽毛なしには実現できません。
さらに羽毛自体に超撥水加工を施したUDD(ウルトラドライダウン)だから水濡れによる嵩(かさ)の低下という弱点もありません。
そして、防寒性を左右するのはFPと充填量。この2つが揃ってこそ、本当に暖かいダウンになるのです。
ダウンカーディガンでは900FP以上の羽毛を52g(Mサイズ平均)充填しています。
数値だけで見ればライトアウターに近いスペックですが、900FP以上の羽毛がもたらす暖かさと軽さは圧倒的で、きっと価格以上の価値を実感していただけると思います。
ダウンカーディガンをインナーとしてだけ考えるなら、防水・透湿素材の必要はありません。
僕たちも当初はそう考え、撥水生地を使用していました。
ところが、実際はアウターとして着られていることが想像以上に多く、それは僕たちも同じでした。
アウターとして考えるのであれば、雨の日も雪の日も気にせずに着たい。
せっかくだから、中の羽毛の機能を最大限に楽しんでもらいたい。
そんな理由から、表地には最強ダウンジャケットと同じ、軽量かつ高耐久な2.5レイヤー防水透湿素材を使用しています。
定番の「オーロラテックス」を超える防水・透湿性能を持ちながら、厚みは半分以下の20デニール。
トリプルリップストップ構造によって引き裂きにも強く、しなやかでストレッチ性に富みマットで高級感のある質感のある仕上がりに。
裏地にはDWR(耐久撥水)加工を施した20デニールのリサイクルナイロンと、30デニールの静電気防止素材を組み合わせました。
汚れが付きにくく、熱を効率的に羽毛に伝え乾燥する冬も快適に過ごせます。
肩のパターンには2年かけて完成させた独自のシームレス構造を採用。
羽毛の空気層を途切れさせず防寒性を高め、バッグを背負ったときのストレスも軽減。
ナナメに配置した胸ポケットに使用したジッパーは、もちろん止水ジッパー。
リュックなどのストラップに干渉しないよう、下から上に開く仕様になっており、内部のものを雨や雪から守ってくれます。
引き手もプレートにすることで、より高級感のある仕上がりに。
ハンドウォーマーとしても使えるサイドのポケットもミニマルデザインを保つため、コンシールジップで目立たない様に。
2025年のカラーコンセプトは引き続き『北海道の美しい景色』。
特別な景色ではなく日常の中で感じた美しい瞬間から丁寧に色を切り取りました。
ダウンウェアのラインナップの1つとして組み込むのではなく、どうすれば最高のダウンカーディガンを提案できるのかという問いに向き合い、たどり着いた答えがこの一着です。
これこそ、僕たちが本当に欲しかったダウンカーディガン。
そして皆さんの暮らしの中でも、そっと寄り添う存在になれたら嬉しいです。