今回は、フランスでもっとも美しい世界遺産:モンサンミッシェルをご紹介します。
モンサンミッシェルはパリから400キロのフランス西海岸、サンマロ湾上に浮かぶ
小島にきずかれた修道院で、カトリック巡礼地の一つです。
パリからは、 TGV などでもいけますが、ちょっと不便なところにあるため、
モンサンミッシェル行きの観光バス( JTB や HIS などのバス)で行くのが一番便利なようで、
4.5時間くらいかかります。 708年、アボランシュ司教オベールが夢の中で、大天使ミカエルから、
“この岩山に、聖堂を建てよ”とお告げを受け、最初は悪夢だ!と思って信じなかったそうですが、
司教は続けて3度同じ夢をみて、3度目にはミカエルから額に指で触れて命ぜられ、
さらにその時夢の中で稲妻までが脳を走ったため、お告げが本物である!と確信し、
ついにモンサンミシェルに礼拝堂を作ったのが始まりといわれています。
(そのため、修道院の建物の塔の先端は、ミカエルの像になっています。写真には写せませんでしたが。。)
修道院自体は、966年に建てられ13世紀の百年戦争時には、英仏海峡に浮かぶ要塞の役目もはたしていたため、
今もモンサンミシェル入り口には、イギリス軍が置いていった大砲がごろごろと残されており、
また、18世紀末フランス革命時には、礼拝堂は牢獄としても使用され(牢獄だった名残の画像)、
現在のように修道院として復興したのは、1865年ビクトル ユゴーがナポレオン3世へ働きかけ、
その活動がナポレオンをつきうごかし、すっかり荒廃してしまったモンサンミシェルの復元が行われてからだそうです。
また、引き潮のときには、画像のようにモンサンミシェル(島)のまわりは、
すかっり砂浜になってしまい、とても不思議な光景になります。
そんなモンサンミシェルは昔から塩田が有名で Fleur de sel (お花の塩)と呼ばれる美味しい塩が有名で、
そのお塩は日本でも販売されているようです。
Fleur de sel はフランスでは、お料理(ローストビーフなど)にも、お肌のお手入れにも使われとても有名です。
(ちなみに私も入浴時に一度手足を Fleur de sel でマッサージしてみましたら、お肌はつるつるに!
また少し手足がちょっとひきしまったかな??と思いました。。
興味のある方、日本で Fleur de sel 探してみてください。) |