耐久性 = 素材 + 内部構造

骨組みとなる構造フレームにはラバーウッドを使用しています。
ラバーウッドとはいわゆるゴムの木で、ダイニングテーブルやチェアの無垢材としてよく使われています。
木材は蒸気乾燥し、含水率は約16%までしっかり乾燥させます。
ここまで乾燥させることで木材の反りを防ぐ事が出来ます。

本体座面下のコイルスプリングは安定した座り心地と耐久性があります。

角材と厚めの板でしっかり組み上げています。

空洞になっているソファも多いですが、底部分にもきちんと板張りしています。

本体背もたれ部分には弾力性のあるウェービングベルト。

仕上がりを左右する工程。

フレームが組み上がると次はウレタンフォームを接着していきます。
綺麗な形に仕上げるにはこの工程が重要です。熟練した職人が手作業で丁寧に仕上げていきます。
場所によってウレタンフォームの色が違うのは、硬さや密度の違う種類を使い分けているからです。肘や背中など、座った時に当たる部分は良い感触になるように調整します。

ウレタンフォームを接着するための下張り生地を張ります。

下張り生地に接着剤をスプレー。

ウレタンフォームを接着し、職人がナイフで成形。

細かい部分も熟練した職人が丁寧に仕上げていきます。。

場所により使用するウレタンを変えながら全体に接着。

貼り終えたウレタンの上からポリエステル綿で全体を覆います。

内カバーを被せるのにも、皺にならないよう工夫と技術が必要です。

底布を張り、脚のメスネジ金具を取り付ければ本体は完成。

高密度ウレタンフォームを採用。

以前は座面内部にポケットコイルを採用していましたが、長く使用しているとバネが壊れるなどしてしまうことがあるため改良を検討。
ポケットコイルを使用せず、ウレタンフォームのみにしました。
使用するウレタンフォームは種類を変更。高反発で高密度のウレタンフォームを採用しています。
高反発なのでポケットコイルにも負けない弾力性があります。
ウレタンフォームは高密度なほど耐久性があり、通常のソファでは密度が18~25kg/m3程ですがこのソファの座面には密度40kg/m3のものを使用しています。

カバーを被せて完成です。

カバーには裏側の淵にマジックテープが付いており、使用している時でもずれないようになっています。

本体カバーを被せる。

クッションのカバーを被せる。

本体にクッションをセット。

完成。