各所に施されているカスタムの要点は・・・

チャンバー&インナーバレル

ノーマルのチャンバーやインナーバレルのままだと、HOP-UPの効きも悪く、弾道も直進しないばかりか、給弾不良を起こす可能性が有ります。そこで・・・

弾道の直進性と弾速の安定化のために、インナーバレルの前後のバリ取りと中の研磨を行います。 HOP-UPをきちんと効かせ、弾速の安定化やポロ弾防止の為に、チャンバーパッキンとHOP押しゴムはカスタムパーツと交換しチャンバーのシール性を高める加工をします。 給弾安定化のために(ノーマルは給弾口の位置がずれています)、チャンバーの給弾口の位置調整と加工をします。 HOP-UP調整の簡略化の為、HOP調整ダイヤルに赤いマーキングをし、HOPの効きはじめ位置を示します。調整時はこの位置から少しずつHOPをかけて、適正位置に調整すると便利です。ミニミのチャンバーの特性上、HOPの掛けすぎは弾づまりにすぐに直結しますので掛けすぎに注意しましょう。
また0.2gBB弾に対応し、0.25gBB弾には対応しません。
また左回しでHOP強、右回しでHOP弱となります。赤いマーキングはチャンバーのくぼみを目印にします。 インナーバレルには弾道安定のために、ブレ止めを装着します。

メカボックス

メカボックス作動の高耐久性とスムース安定化のために・・・

ショック吸収セクターギヤを組み込み、念入りなシム調整の上、メインスプリングを交換します。 シリンダーヘッドダンパーラバーの剥離による突然の弾速低下を防ぐために、ダンパーラバーの張り替えを行います。ノーマルのままだと経年変化で、作動中に剥離することがあります。 弾速の安定化のために、ピストンヘッドとピストンのバリ取りと研磨を行います。また同時にピストンOリングをシリンダーシール性向上のためにカスタムリングに交換します。 給弾不良と弾速安定化のためにタペットプレートの加工と研磨を行います。これをしないとBB弾がチャンバーの最適位置に送られません。 モーター作動安定化と作動音低減のためにオフセット調整をします。これはオフセット調整ネジにピッチが最後まで切られていないので、モーターピニオンギヤとべベルギヤのあたりが強すぎます。ネジ山を調整しあたりを弱くし、間隔調整をします。 ピストン作動の安定化のために、メカボックス内側の研磨をします。 メカBOXのギヤ作動の安定化と静粛化のために、スパーギヤとべベルギヤの歯と表面を研磨します。 メカボックスカバーの締め付けネジの長さ不足やメンテナンス性向上のため、12本すべてのネジを交換します。

トリガースイッチ

ノーマルのままだとスイッチ焼き付きの作動不良が多く発生します。そこで・・・

トリガースイッチ焼き付き防止の為、スイッチをカスタムスイッチに交換し、スイッチバーを最適に短縮化し曲がりを調整します。
これをしないとノーマルスイッチでもカスタムスイッチでも規格長のため、スイッチバーが内部パーツに引っかかって、スイッチがONになりっぱなしになる時があります。カスタムスイッチに取り換えてモーターをEG1000に交換(カスタムとは別料金)すると、スイッチ焼き付きトラブルはほとんどなくなります。
スイッチは安定度が高い物に換えますから、別掲載のSBDやEG1000に換えることにより高い耐久性を持ちます。価格が高く耐久性が低いと言わざるを得ないFETに交換するよりお勧めといえます。

レシーバー&機体廻り

フィードカバー閉鎖時のパーツ同士の接触による破損防止のため、ボルトレバーの停止位置の変更加工とベルトリンクカバーの曲り調整を行います。この加工を行わないと、かなりの確率で、フィードカバー閉鎖時にボルトレバーを破損します。 機体の剛性向上や、がたつき防止の為、グリップは分解の上増し締め、また各所のボルトやネジの増し締めを行います。
ノーマルのままでは各所ネジ類の緩みのためのがたつきを起こします。同時のレシバーのメカボックス固定ネジは長さ不足やメンテナンス性向上のため交換します。

電動BOXマガジン

BOXマガジンのスムースな作動や給弾不良防止の為、音感スイッチと給弾バネの加工と調整を行います。 電動BOXマガジンの作動切り替えスイッチが出っ張りすぎていて、機体を置いた衝撃でスイッチ破損を起こす時が良くあります。
これを防止するためにスイッチ取付位置を少しひっこめるための修正加工を行います。
ちなみにこのスイッチは右側が音感スイッチON、真中が電動マガジンOFF、左側が電動マガジンが動きっぱなしのONとなります。 電動BOXマガジンの電池のがた止めとBB弾のこぼれ球の防止の為、マガジンカバーにスポンジを張ります。 電動BOXマガジンのギヤ作動の安定化と静粛性のためにモーターオフセットの調整加工を行います。

電動BOXマガジンのラッチ解除時間の正確さを保つための為、クラッチバネの調整をします。