クレンジングは本当に必要?
コラム
2019.10.10

クレンジングは本当に必要?

今日はクレンジングのお話です。

クレンジング
本当に必要でしょうか?

そもそもなぜクレンジングが必要なのでしょうか。
ひとえにメイクを落とすためです。
だからメイクをしない方にはクレンジングは必要ありません。

ではすべてのメイクにクレンジングが必要なのでしょうか?
答えはNOです。
手についた汚れをクレンジングで落とすことはありません。
石鹸で洗うのが普通ですよね。
でも汚れによっては石鹸で落ちないこともあります。
タールや合成のりなどがついた時は石鹸では落ちませんよね。
メイクも同じです。

石鹸で落ちるメイクがあります

まずファンデーションや口紅のカラー

これは天然色素、無機顔料、有機合成色素の3種類があります。
天然色素・・・ベニバナ、アントシアニンなど → 石鹸オフ△
無機顔料・・・マイカや酸化鉄など → 石鹸オフ◎
有機合成色素・・・赤色202号など → 石鹸オフ×

これらのうち、有機合成色素は石鹸では非常に落ちにくいもので
長期間肌に付着すると、色素沈着の原因になります。
また天然色素や顔料も、シリコンに練り込まれて配合されると落ちにくくなります。

口紅などの元になるワックス

天然ワックス・・・ミツロウ、カルナバロウなど → 石鹸オフ◎
合成ワックス・・・パラフィン、セレシンなど → 石鹸オフ×
天然ワックスは石鹸で落ちますが、
合成ワックスは水になじまないので石鹸では落ちません。

また肌にツヤ感を出すポリマー

天然ポリマー・・・コラーゲン、ヒアルロン酸など → 石鹸オフ◎
合成ポリマー・・・ポリウレタン-11、カルボマーなど → 石鹸オフ×
これも天然のポリマーは石鹸で落ちますが、合成ポリマーは落ちません。

さらにシリコン

シリコン・・・ジメチコン、シクロメチコンなど → 石鹸オフ×
シリコンは肌や髪にサラサラな感触をもたらしたり
毛穴を目立ちにくくする目的で配合されますが
水にも油にもなじみにくいため
シリコンを練り込むことで、くずれにくい化粧品になります。
でも水にも油にもなじみにくいということは
非常に落としにくいということでもあります。

しっかりメイクを落とす界面活性剤

もしクレンジングなしでメイクを落としたいと思えば
これらの合成成分が含まれていないコスメを選ぶことをお勧めします。
でももしこれらが含まれるメイクをしているなら
やはりクレンジングは必要です。
でもその時には、多少のリスクは覚悟しなければなりません。

クレンジングに配合されている、界面活性剤は
「油」を「水」になじませるものです。
肌に密着している油性のメイクを浮かせて落とすことができますが
同時に肌の角層にある「細胞間脂質」も落としてしまいます。石鹸オフ
細胞間脂質は、セラミド、脂肪酸、コレステロールなどで構成されており
肌のキメやうるおい、バリア機能を担う大切なものです。

どうしてもクレンジングが必要。
それならば・・・

マンデイムーンではクレンジングは推奨していませんが
メイクによっては肌に刺激の少ないクレンジングをおすすめしています。
まずオイルクレンジングしてみてください。
これで落ちればOKです。
クレンジングには
・米油
・スイートアーモンドオイル
・アボカドオイル
などが乳化しやすく、コスパも良いのでお勧めです。

もしオイルで落ちなければ、マンデイムーン厳選の
とても肌にやさしいクレンジングベースや
マンデイムーンオリジナルのクレンジングをお試しください。
・植物性クレンジングベース
・クレンジング・リラックスシャワー

クレンジング・リラックスシャワーは
エッセンシャルオイルのチカラも借りて、落ちにくい汚れをすっきり落としながら
香りで癒されるアイテムです。

石鹸でオフできるコスメ
実は意外とカンタンに作れます

でもできればクレンジングしないほうが
肌に負担もかけず、手間もかからなくていいですよね。
そのためには、できればカラーコスメも手作りしてほしいなと思うのです。

グロスやパウダーファンデ、パウダーチークは
とても簡単に手づくりできます。
作り方はこちら

基本の口紅

クリーミーに伸びる、リップ&チーク

基本のパウダーチーク

毛穴レス肌、ミネラルファンデーション

アイブロウもひと手間かかりますが手作りできます。

アイライン、マスカラは手作りはちょっとハードルが高いアイテム。
全成分を表示してくれているメーカーのものを

厳選して使いましょう。

メイクも立派なスキンケアのひとつ。
ダメージを少なくしてメイクを楽しみましょう!

コラムで紹介した商品