今話題!アロマ香るマスククリップを手づくりしよう
アロマ
2023.2.28

今話題!アロマ香るマスククリップを手づくりしよう

こんにちは。おおうちです。

少しずつ暖かくなり、春の気配を感じられる季節になりました。
今年はマスクの規制にも変化がありそうですので、
より開放感を感じられる春になりそうですが
今年はスギをはじめとする花粉の飛散も多く、長引きそうとのこと。
花粉でお悩みの方にはもうしばらくマスクが手放せない生活が続きそうですね。

さて、花粉対策のアロマケアとしては、マスクスプレーやノーズバームなども
ありますが、今回は、お手持ちのマスクに手軽につけ外しできる、アロマ香る
マスククリップをご紹介したいと思います。

材料と道具さえ揃えば、基本のレシピのものは5分ほどでできてしまいます。
ぜひこの機会に試してみてくださいね。

 材料があれば5分で完成!アロマ香るマスククリップ 

「マスククリップ」とは、パールやストーン、チャームなどのアイテムをマスクにつけ外しできるアクセサリー。マスクの紐を調節するために使うアイテムをマスククリップと呼ぶこともありますが、今回は、気軽にマスクにつけられるアクセサリーとしての「マスククリップ」をアロマで楽しめるようにアレンジしたクラフトをご紹介します。

< 材料 >
・マスク用クリップパーツ または イヤリングパーツ 
 ※手芸店やネットショップで販売されています。
 上記写真の右側がマスク用クリップパーツ、左側がイヤリングパーツです。
・リボン(1.2mm幅 15cm程度) ※今回はグログランリボンを使用しています。
お好みのエッセンシャルオイル

< 道具 >
・グルーガン(またはクラフト用の接着剤)
・ピンセット
・はさみ

< 作り方 >
■飾りにするリボンを作ります。
 リボン結びで、飾りにするリボンを作っていきます。
 慣れているリボン結びでも結構ですが、付けたときに邪魔にならないように
 できるだけフラットになる結び方をご紹介します。

1.リボンの短い方を持ち、輪をつくります。

2.長いほうを1で作った輪の下から上にかけます。

3.2.で作った輪の中に、長いほうのリボンを通して、形を整えます。

4.輪の部分の長さを整えてリボンの形に仕上げます。

5.不要な部分をカットして出来上がりです。今回はコンパクトにするため
短めにカットしましたが、ボリュームを持たせたいときは少し長めにするなど
アレンジしていただいても大丈夫ですよ。

飾りをパーツに付けます。
つくったリボンの飾りをパーツに接着します。

1.パーツの接着面にグルーガンでグルーをのせます。
(※火傷をしないように気をつけて作業してください。)

2.グルーが固まらないうちに、先につくったリボンを接着します。

参考)マスククリップ用のパーツには、リボンを通す場所があるものもあります。
その場合はリボンを通して、通常のリボン結びをするだけでも作ることができます。

<使い方>

1.マスククリップのリボンの部分にエッセンシャルオイルを滴下します。
(1滴が目安です。手に直接エッセンシャルオイルが付着しないように注意してください。)

2.マスクのお好みの場所にクリップで留めて使います。


3.布マスクだけでなく、不織布のマスクにも使えます。左のマスクは
使い終わったマスクのゴムをリボン結びにしてマスククリップにしたもの。
今人気のバイカラーのマスクも、マスククリップでアクセントをつけることで、
より新鮮な印象に。

おすすめのエッセンシャルオイル 

マスククリップに使うエッセンシャルオイルは、刺激の少ないものをおすすめいたしますが、基本はみなさんのお好みのもので構いません。ただ、色の濃いエッセンシャルオイルだと、エッセンシャルオイルの色がマスククリップについてしまうので、リボンが淡い色の場合は、あまり色が目立たないエッセンシャルオイルのほうが良いかもしれません。

ここでは、花粉の季節におすすめのエッセンシャルオイルを5つご紹介いたします。

ペパーミント
爽快感のある香りと粘膜の炎症をクールダウンしてくれるペパーミントは、
花粉の季節に大活躍。少し刺激が強めのエッセンシャルオイルですので、
マスククリップに使う際は、目の近くを避け、マスクの横側につけるように
しましょう。

ユーカリグロブルス
シャープな刺激で鼻水の排出を促進してくれるユーカリグロブルス。
頭がぼんやりするときのリフレッシュにも。

ラベンダー40/42
花粉のイライラはストレスケアに最適なラベンダーを。リナロールと酢酸リナリルが
理想的な配分で含まれるラベンダー40/42がリラックス効果を促してくれます。

カユプテ
ホワイトティーツリーとも言われるカユプテ。ティートリーよりも優しい香りで
使いやすいですが、しっかりと免疫系にアプローチしてくれる頼もしい
エッセンシャルオイル。ティートリーを愛用されている方は、ぜひカユプテも
試してみていただきたいです。

カモミールローマン
ストレスによる免疫系の過剰な活動で引き起こされることもある花粉症には、
ストレス緩和効果のあるカモミールローマンがおすすめ。

飾りパーツをアレンジしてみよう

マスククリップを使いたいけれど、リボンはちょっと可愛すぎるかな、と思われる方に
おすすめのくるみボタンを使ったアレンジをご紹介します。

1.くるみボタンの材料を準備します。くるみボタンの材料は、ハギレ(お好みの布)とくるみボタンのキットがあれば大丈夫です。くるみボタンのキットは手芸店や100円ショップなどで入手できます。今回は直径12mmのものを使用しています。

2.凹型の打ち具台の上に丸くカットした布をのせ、その上にくるみボタンの表側パーツをのせます。そのままパーツを押し込み、布を入れこんで裏側のパーツをのせます。

3.凸型の打ち具で奥までしっかりと押し込みます。

4.打ち具を外して、ボタンをとりだしたら、くるみボタンの完成です。
(くるみボタンのキットにより、作り方や道具が若干異なる場合もありますので
詳しくはお手元のくるみボタンのキットの説明を参考にしてください。)

5.くるみボタンの糸通しが飛び出しているようでしたら、ペンチなどで押しこみ背面をフラットにしておきます。火傷をしないようにピンセットなどで支えて、グルーガンを流し込みます。

6.グルーガンが固まらないうちに、マスククリップまたはイヤリングパーツを接着します。

7.固まったらできあがりです。くるみボタンは1〜2個作るとコツが掴めて来ると思いますので、楽しみながらいくつか作ってみられると良いかと思います。同じ布地でも柄の出方によってボタンの表情が違ってきますし、無地の布地でも、ガーゼと麻では、全く異なる質感を楽しめます。

使い方はリボンのマスククリップ同様、エッセンシャルオイルを布地の部分に滴下してください。こちらも1滴が目安です。

くるみボタンの作り方に慣れてきた方には、少し上級編もご紹介しますね。

ボタンを作るときに布地とパーツの間に少しだけ羊毛か綿(コットンの中身でもOKです)を載せてパーツをのせてくるみボタンをつくります。この場合、布地のサイズを通常より少しだけ(直径1~2mm程度)大きくするのがコツです。
通常のくるみボタンより、少しふっくらしたくるみボタンができ、
綿の分、エッセンシャルオイルを多めに含ませることができるので
より長くアロマの香りを楽しんでいただくことができます。

 パーツを組み合わせて香りのブレンドを楽しんでも

先ほどは、1つのマスククリップに1種類のエッセンシャルオイルにて
ご紹介しましたが、小さなマスククリップは、ひとつのマスクに複数
重ねづけすることもできます。

ユーカリのシャープな香りにラベンダーのクリップを組み合わせて、少し香りに柔らかさをプラスしてみたり、ペパーミントの爽快感のある香りにティートリーを組み合わせて、免疫力をアップさせてみるなど、クリップの重ねづけでアロマブレンドを楽しむこともできますよ。

いかがでしたでしょうか。

取り外しや付け替えが簡単で気軽にマスクにつけられるマスククリップ。
リボンやくるみボタンを使うことで、アロマの香りで癒されながら
さりげなくおしゃれも楽しめるアイテムになります。
コツさえつかめば手軽にできますので、ご自分用だけでなく
ご家族やお友達にプレゼントするのもおすすめです。
ぜひお試しくださいね。


 


ライター:おおうちなみ
アロマテラピーインストラクター。ハーブ&ライフコーディネーター。「香りのある暮らしをもっと楽しく」をテーマに、暮らしに取り入れやすいアロマクラフトやコスメ作りなど、様々なアイデアを提案しています。

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