無垢板テーブル購入のお客様へ

無垢材は「天然木」です。無垢材から作られる無垢板のテーブルも勿論天然素材ですから、節の大きさや木目に必ず個体差が出てきます。2 つとして同じものがないことが天然素材製品の特徴であり、面白味でもあります。

製品製造工程において仕様素材の選別を行いますが、選別基準が厳しすぎると原材料の無駄が増え、その分は製品価格の上昇につながります。私共としましては、製品の仕様とバランスを吟味し、選別基準を満たす原材料を製品化しております。

尚、弊社における生産時点での無垢材含水率は 13%以下になるように管理しております。(製材~人工乾燥 10%以下に乾燥した材を使用→自然環境により 13%程度まで戻り含水)

何故反りや割れが無垢材に発生するのか

それは無垢材特有の吸湿発湿機能によるものです。私たちは「木材の呼吸」と呼んでいます。季節で言いますと、冬はとにかく乾燥しています。湿度が 20%位の日もあります。屋外でそのような湿度の場合、室内は暖房が効いておりますので湿度 10%位まで乾燥する場合も有り得ます。人の肌もカサカサになります。

空間が乾燥していると、無垢の木は自らの中にある水分を空気中に出してくれます。これは、言ってみれば天然の加湿器です。

無垢の木は室内の湿度を若干ではありますがコントロールしてくれるのです。また、梅雨時期など、湿度が高くジメジメしている季節は、湿気を吸ってくれる除湿機の役目もあります。このように人間が快適に感じるように、無垢材は湿度を調節してくれるのです。しかし、木は水分を放出すると体積が小さくなり、水分を取り込むと体積が大きくなります。乾燥した室内の場合、木が自らの水分をどんどん外に出しますので、体積が小さくなる「木の収縮」により、割れや反りが発生します。

割れや反りを無くすためには一定の室温(25 度前後)と湿度(55%~65%)で管理された室内に常時置くのが理想なのですが、私たちの日常生活では困難ですね。

しかし、このような反りや割れは時間の経過や環境によって元に戻る場合もございます。構造的に問題はございませんので、半年程度ゆっくり時間をかけて様子を見て下さい。

無垢修正材天板テーブルの保証について

【無垢材不良扱い基準項目】

  1. 取り付け部品(金物、木ネジ等)の不具合及び天板の剥ぎ合わせ接着部分の剥がれ(天然素材独特の経年変化による反り割れ等は保証対象となりません)
  2. 開梱時既に幅 0.1cm 以上あり長さ 2cm を超える割れが発生している。
  3. 開梱時既に節の凹凸が 0.2cm 以上あり天板上にコップ等を置いた時に安定しない。(古材等を使用している、設計上割れや節を含む製品は除く)

【交換返品条件】

商品の取り扱いには細心の注意を払っておりますが、運送時に不可抗力で小傷(擦り傷)などが付く場合がございます。その場合は初期不良扱いになりませんので、あらかじめご了承ください。尚、小傷と見なせないと該当するか否かの判断(傷の大きさ/深さ等)は、不良部の状況写真にて確認させて頂きます。

これらの小さな割れ等は強度的に全く問題がないので不良扱いにはなりません。

樹脂補修済
樹脂補修済

小さな穴は樹脂の気泡です。
強度に問題はありません。

円形小節
円形小節

強度に問題はありません。

流れ小節
流れ小節

強度に問題はありません。

小節の小割
小節の小割

強度に問題はありません。

若干大きな節-樹脂補修済
若干大きな節-樹脂補修済

強度に問題はありません。

節色による濃茶部
節色による濃茶部

不良品ではありません。

これらの割れは無垢特有の「自然な割れ」です。不良扱いにはなりません。

ご使用期間 約5ヶ月

無垢材特有の割れ(内部割れ)です。

強度的に支障はありません。

ご使用期間 約1年

現状では強度的に問題がないため、半年程度様子をみてください。

ご使用期間 約1ヶ月

強度的に支障はありません。

空気の乾燥により割れの幅が大きくなっているようです。

梅雨時期になれば元に戻る可能性が高いので様子を見てください。

ご使用期間 約4ヶ月

節の影響による割れです。

強度的に支障がなく、季節によっても割れの大きさは変化します。

半年程様子を見てください。