築地では、毎日何百本ものマグロが競り落とされていますがその大部分が【冷凍のまぐろ】です。
遠洋マグロ船で、捕ったマグロを即船内で超低温冷凍した超・新鮮なマグロたちです。で す が、この冷凍の状態でマグロの良し悪しを見分ける(品質の判断)のはベテランの競り人でも至難の技です。
そんな、高かったり安かったりなんていうのは困ります。他によい方法は無いのでしょうか?…。
作物なら生産地と収穫時期で大体のことが解るんですけど…。
それなら、いっそのこと一緒に船に乗って見れば良いんじゃない!? ってなに船?? |
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はい。 それは「 マグロ遠洋延縄(えんようはえなわ)船 」です。 そして私はその船に3年間乗り込み、世界中のマグロたちとお友だちになりましたっ!
船での仕事はいわゆる操縦士( 出航中は休日無し!上陸まで3名で8時間交代です )
一度の出港すると、18ヶ月間、世界中でマグロを追いつづける洋上生活者です。
必要なものは運搬船が持って来てくれるので「陸に上がる必要が無い」って言うのが…(苦笑)
石村の家業は漁師です。なので幼い頃から父より漁を母からはその他の作業を仕込まれました。
その甲斐あってか、漁業全般を取得しながら学校も水産に進み、大学で1級船舶免許取得。
大型船舶を操れる漁師として実家の小舟からあこがれの遠洋マグロ延縄船で世界の海へ旅立つ!
新人でしたが会社に直談判して、船で初?の 『 幹部兼作業員 』 として勤務することに。
通常は幹部として船を操舵(漁場の正確な位置がわかる)して漁場へ向かいます。 そして
漁場でマグロを捕る時には甲板へ降りて(直接マグロを扱う)作業員となって一生懸命働きました。
船内2重操業(笑)でしたが、おかげで「漁場」と「まぐろの品質」の関係を会得できました。
「マグロのみやこ」は、お客様のため今後も高い品質を維持しつづけるよう精進致します。 |