節句人形と日本のお土産 久宝堂

大橋弌峰

大橋 弌峰

Ohashi Ippou

(おおはし いっぽう)

雛人形の最高級ブランド、京人形。
長きにわたり都だった京都では、西陣織や京友禅など伝統産業が盛んであり、京人形もその一つです。
大橋弌峰は、磨かれた伝統の技を「京人形」として世に送り出し、雛業界を牽引し続ける存在です。

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久宝堂が「大橋 弌峰」をお勧めする理由

大橋弌峰が京人形の第一人者として位置づけられる理由は多岐にわたります。
全国有名百貨店では、長年にわたり雛人形ラインナップの最上位の地位を譲りません。
そして代表作「朱雀大路大極殿束帯雛」は京都御所内「京都迎賓館」にも展示され、国賓の接遇や宴席に彩りを添えています。
しかし何より大橋弌峰の人形制作にかける想いはアツく、今なお本物を追い求める探求心がお勧めする理由です。

大橋弌峰の職人技

①着付け

有職故実と呼ばれる貴族の伝統知識に基づいた装束を着付けています。
男雛衣装は、強装束(こわしょうぞく)と呼ばれる束帯(そくたい)姿を忠実に再現しています。

②蛤袖(はまぐりそで)

男雛の袖口は、口を閉じた貝のようなふくらみが強調されたゆったりとしたフォルムが特徴です。
強装束ならではの鋭い直線美との相性がよく、力強さと気品ある姿が表現されています。

③女雛

徹底された下仕事を行い、幾たびも鏝(こて)をあて、型崩れしない直線美が魅力の美しい衣装に仕上げます。

京雛の最高峰 
朱雀大路大極殿束帯雛

長年の有職雛制作の研鑽の末編み出した朱雀大路大極殿束帯雛。文化庁、有識者の方々から審査の上、雛人形では類を見ない著作権認定がなされました。束帯雛の仕立てにさらに立体感をだし、気品と威厳の中に曲線美を表現しました。
その技術力の高さが認められ、京都御所内「京都迎賓館」にも展示されています。

大橋弌峰を支える職人達

ベテラン職人のチームワーク
裁断から完成まで、雛人形の制作工程を全員が熟知し、その上で分業することから最高レベルの雛人形が作り出されます。

大橋 弌峰 (2代目)・(3代目)

大橋 弌峰 (2代目)・(3代目)

 Ohashi Ippou

大橋 祥男(おおはし よしお)1940年、京都生まれ。
古典京雛の名匠、初代大橋弌峰を父にもつ二代目。

1989年 経済産業大臣指定伝統工芸品 伝統工芸士認定
2005年 京都府伝統産業優秀技術者(京の名工)表彰
2010年 瑞宝単光賞受賞
2018年 日本伝統工芸士会功労賞表彰

日本人形著作権協会より「朱雀大路大極殿束帯雛」が甲類著作権登録される。


大橋 義之(おおはし よしゆき)1972年、京都生まれ。
京人形界の代表的職人、二代目大橋弌峰を父にもつ三代目。
人形製作だけでなく小学生、地方の中高生に京人形の歴史や製作体験などの講義も行っています。

1997年 二代目大橋弌峰に師事
2008年 京都府 京の若手職人「京もの認定工芸士」認定
2010年 経済産業大臣指定伝統工芸品 伝統工芸士認定
2019年 京都市伝統産業「未来の名匠」認定