作家紹介 - 平安 一水(へいあん いっすい)

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平安一水

大正14年創業 京都東山連峰の麓 永観堂町にて4代に渡り伝統技術を踏襲。数百にも及ぶ甲冑製作の工程を手作りの一貫生産にこだわっています。そのため同じものは一つとなく、唯一無二の特別感と高品質かつ豪華絢爛なデザインが人気の理由。長年百貨店や専門店の最高級品として位置づけられています。

四代に渡り受け継ぐ
美意識や職人技を凝らした
至極の作品たち

「流麗さ」を重んじる平安一水の五月人形。兜を印象付ける鍬形にはとくに顕著に表現されており、流れるような美しい曲線が魅力となっています。また素材や手作りへのこだわりから、毎年お飾りいただく程に味わいを深めていく様は、まさに至高の逸品。祭事の奉納品として最高級の餝甲冑を制作していた平安一水だからこその豪華絢爛さと、それを裏打ちする意味や願いの込められた本物志向は、きっとご家族の皆さまにご満足いただけることでしょう。

こだわり

本物にこだわった素材

お子さんが甲冑を見て親の想いを感じられるよう、物事が分かる頃に良い味が出る素材を使いたいと考えており、 昔から使用されてきた真鍮や本金箔、鹿革や馬毛といった伝統素材を使用しています。

昔と変わらぬ手づくりの良さ

手づくりだからこそ細部まで凝った加工ができ、機械ではできない“個性・あたたかみ・奥深い味わい”といった 熟練した作者の表現力を作品に与えることができます。

実物同様のつくり

実物の甲冑同様、全てのパーツを取り外すことができるため、数十年後も修繕が可能。永きに渡ってご愛重いただけます。

自然に見えること

一点一点手づくりのため、完全な左右対称にはなりませんが、バランスの取れたシルエットに仕上げる職人技を受け継いでいます。

名匠の証
京都洛冑会

京都1200年の歴史の中で培われた伝統技術を結集して制作された工芸品「京甲冑issui 京甲冑師の一人、平安一水の鎧兜には「京都洛冑会」のメダルがついています。 「京都洛冑会」とは、京都伝統産業功労者の中で、わずか4人に与えられた名匠の証です。また、由緒ある神社にて、お子様の健康や家内安泰の祈祷を授かった信頼の印でもあります。

伝統工芸への
責務と敬意

奈良の春日大社に奉納されている「竹虎雀飾」と「梅鶯飾」。この鎧の代表作とされるこの2領の国宝大鎧をモチーフに、平安一水ならではの流麗さを取り入れ、作品としています。昔から伝わる伝統や美意識を継承し、後世へとつないでいく。伝統工芸士としての責務を果たすべく、ひたむきなまでに甲冑づくりに取り組んでいます。

ご子息を大切になさる方々
すべての想いをつないでゆく

時とともに味わいを深める素材と
手づくりへのこだわり

一水の甲冑づくりには、長い年月をかけて熟成された技や感性が引き継がれています。それらを余すところなく発揮し組み上げることによって、すべての素材が調和し、それぞれの美しさが最大限に生かされます。初節句は新しい鎧兜で華やかに、立派にご成長されたときには他所にはない唯一無二の錺(かざり)甲冑として、お子様の健やかなご成長に寄り添っていくことができれば節句工芸に携わるものとしてこれ以上の喜びはございません。

平安 一水 (4代目) Issui Heian  本名:今村 達人(いまむら たつひと)

昭和43年
第3代 今村勝男の長男として生まれる
平成7年
第3代 平安住一水に師事。甲冑制作の技術習得に努める
平成19年
技術継承者として、餝甲冑師 第4代 平安住一水となる
平成22年
経済産業大臣認定 伝統工芸士の資格を得る

代々受け継がれた伝統の技術を生かし、幅広い作品の制作を手がける。新しい作品の制作にも積極的に取り組むなど、常に技術の向上に努め、より洗練された伝統美の表現を目指している。

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