トルコ石(ターコイズ)(turquoise) (土耳古石) 12月の誕生石
ネイティブアメリカンなどのあいだでは、「地球をつつむおおいなる空」を表す石として、儀式用等に使われてきた。また、旅の安全を祈願し危険を察知し、身代わりになるお守りとしても使われたそうです。また成功、幸運
の象徴ともされる。
色むらがないライトブルーの石が最高品質とされ、これらは「ペルシャン」と呼ばれる。つぎに高い評価を受けるのは、蜘蛛の巣のような模様のライトブルーの石でインディアンジュエリーに広く使われている。
取り扱いの注意点としては、化粧品や汗、酢などにより容易に変色し、乾燥すると亀裂が入ります。
ターコイズは いろいろな処理をされた石や合成石が多い石で種類・処理法が多く区別するのは難しいと言われます。トルコ石に合成樹脂、プラスチックなどの無色材を含浸処理させたものを、スタビライズドターコイズといい、そうすることで色、光沢、強度、薬品に対する耐性をよくさせる。
通常販売されているトルコ石はたいていがこのタイプで、天然との違いを明記されて取り引きされていません。何も処理されていない天然のトルコ石より安価で扱いやすいです。また練りターコイズといいターコイズの粉に着色剤を加えプレス加圧などで固めた物もある。
合成トルコ石(synthetic turquoise)もあります。天然トルコ石と基本的に同じ化学組成、結晶構造をもつ人造結晶でギルソン社製が有名です。
語源は、トルコ石という名前ですが、産地はトルコではありません。トルコ経由でヨーロッパに流通したために、その名前 がつけられた。
産出国はイランでとれるものが最上質とされ、アリゾナ州は最大の産地である。エジプト、メキシコ、中国、ブラジル、オーストリアなどでもとれる。
イラン産のトルコ石は一番青く、アメリカ産のトルコ石は緑がかった青、中国のトルコ石は、かなり緑色をしています。
「ホワイトターコイズ」として知られている「ホワイトバッファロー」はターコイズとは成分が少し違います。
ターコイズは銅とアルミニウムの含有量によってスカイブルーから緑色まで変化します。
銅を多く含むと青になり、アルミニウムを多く含むと緑色になります。
「ホワイトバッファロー」は、この銅とアルミニウムが含まれない白いもののことです。
これらの成分が含まれていなければターコイズと呼ぶことはできないようですが、一般的には「ホワイトターコイズ」として販売されています。
この石は見つけることがむずかしいため、インディアン達が「白いバッファローと同じくらい難しい」とされ名付けたといわれています。
安価なハウライトをホワイトターコイズとして販売しているところもあります。
硬度:5-6
比重:2.76
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