今年は、過去にない早い時期からインフルエンザの感染が広がっています。
新型コロナウイルス感染症も今夏以上に拡大し、季節性インフルエンザと同時に流行する可能性も懸念されています。新型コロナウイルス・インフルエンザにかからないためには、日頃から感染対策をすることが重要です。
ここでは、ウイルスと戦うために空気清浄機を活用する方法をご紹介します。
「空気清浄機は新型コロナウイルスや、インフルエンザに対して効果があるのか?」という点ですが、空気清浄機は医療機器ではないため必ず効果があるとは言えません。
しかし、ダイキンの独自技術である、ストリーマが一部の「菌」や「ウイルス」に技術的効果があることは確認しています。
新型コロナウイルスの抑制効果を実証
ストリーマを1時間照射することにより、新型コロナウイルスは93.6%、マウスコロナウイルスは91.8%不活化されました。ストリーマを3時間照射することにより、新型コロナウイルスおよびマウスコロナウイルスが99.9%以上不活化されました。
インフルエンザウイルス(A型H1N1型)の抑制効果を実証
ストリーマを照射し1時間で99.9%インフルエンザウイルス(A型H1N1型)を分解・除去することが確認できました。
インフルエンザウイルス(H3N2型)の抑制効果を実証
ストリーマを照射し4時間で99.0%インフルエンザウイルス(H3N2型)を分解・除去することが確認できました。
RSウイルスの抑制効果を実証
ストリーマを照射し8時間で99.0%RSウイルスを分解・除去することが確認できました。
ウイルスの感染経路は主に3つです。
1つ目は、手などについたウイルスが口や鼻などの粘膜に付着することで感染する、接触感染。こまめに手洗いうがいをすることで予防をすることができます。
2つ目は、感染者の咳やくしゃみなどの飛沫を別の人が吸い込み感染する、飛沫感染。こちらを防ぐには、なるべく人込みを避け、マスクを着用することで防ぎましょう。
3つ目は、空気感染。感染者の咳やくしゃみの飛沫から水分が蒸発して空気中を浮遊し、それを吸い込むことで感染します。インフルエンザウイルス・新型コロナウイルスともに粒子が非常に小さいため、浮遊している時間が長く、広範囲に拡散してしまいます。
空気感染を予防するには、換気と加湿が効果的です。空気感染予防に、空気清浄機が活躍します。
エアコンや暖房器具を使用する夏場や冬場は、1日中閉め切っている、というご家庭もあるかもしれません。閉めきった部屋は、空気が部屋の外に出にくいため、汚染物質がずっと部屋の中に存在したり、増えたりしたままの状態になってしまいます。そしてその空気が、人間に対して悪い影響を与えてしまいます。
これらの汚染物質を部屋の外に出したり、薄めたりするためには換気がとても大切です。
HEPAフィルター搭載、風量5.0㎥/分以上推奨
厚生労働省は、商業施設等で空気清浄機を併用した換気方法として「HEPAフィルター搭載で、風量が5.0㎥/分程度以上のもの」を推奨しています。
ダイキンの空気清浄機は一部の製品を除き、これらの機能を満たしています。さらにダイキン独自のストリーマ技術は、集塵するだけでなくフィルター上に捕集したウイルスにも作用します。
商業施設等での換気対策や、ご家庭での換気対策としても安心してご使用いただけます。
A.「24時間換気システム」「窓開け換気」2つの方法で換気しましょう
24時間換気システムを正しく使いましょう
あなたの住んでいる家やマンションが2003年7月より後の建物であれば、もともと換気をする仕組み(換気口・24時間換気システム)がついています。しかし、正しく使われていないことが本当に多いのです。
部屋の壁や天井には「換気口」がついています。生活をしていて、お風呂やトイレ、洗面所などの換気扇を使うと、換気口から部屋の中の汚れた空気が建物の外に出され、同時に建物の外から新しい空気を取り込むよう設計されています。家やマンションの換気ではこの換気システムが最も一般的で、2時間で室内の空気をまるまる一回入れ替えることができます。換気口は開けた状態で、24時間換気システムはいつもオンにするようにしてください。
対角線上の窓を2ヵ所開けましょう
窓開けで換気をする時は、1か所の窓だけでなく、2カ所の窓を開けることで空気の通り道ができて効率的な換気ができます。2つの窓は対角線上にあるとさらに効率的です。近い2つの窓をあけた場合、部屋全体の空気が流れないため、対角線よりも換気の効率は悪くなるので注意してください。
また、1時間に10分の換気を1回するよりも、1時間に5分の換気を2回する方が換気の効果は高くなります。できるだけ、回数を多く換気をすると効果的です。
台所の換気扇を活用しましょう
住宅の換気扇の中でも排気量が特に大きい台所の換気扇を運転することで効果的に換気することができます。
その場合は、台所からできるだけ離れた窓を開けるようにしましょう。窓を2ヵ所開けている場合でも、台所の換気扇を運転することで、換気をアシストすることができるので、窓開けと換気扇の併用もおすすめです。
A.空気が入ってくる側の窓は小さく開けて、外に空気が出る側の窓を大きく開けましょう
一般的に、間取りの対角線上に位置する2ヵ所の窓を開けると、空気の通り道ができて効率的に換気ができますが、場所によっては風が入りにくいことがあります。そんな時は、空気が流れこんでくる入口の窓を小さく開け、空気が排出される出口の窓を大きく開けると、空気が通りやすくなります。
窓が1つしかない場合は、部屋のドアを開けて、扇風機などを窓の外に向けて設置すると効果的です。扇風機を部屋の方へむけて、窓の外の空気を部屋に入れるやり方では、外の空気は部屋に入ってきますが、汚れた部屋の中の空気が外に出ずに部屋の中にとどまることがあるからです。
A.部屋を暖かくしてから換気をしましょう
起床時・帰宅時はタイマーを活用
冬場の朝や、外から帰ってきた場合には、まずエアコンの暖房を入れ、部屋が暖かくなってからエアコンは運転したままで窓を開けて換気をしましょう。冷えた壁、床、天井を暖めておくことで、窓開け換気をしても部屋の温度が下がりにくくなり、快適に過ごせます。
部屋の温度が上がる前に窓を開けてしまうと、室温とエアコンの設定温度の差が広がり、エアコンにかかる負荷が大きくなって電気代が上がってしまう原因になります。
起床時間や帰宅時間が分かっている場合には、エアコンのタイマー機能を使ってあらかじめ暖房運転で部屋を暖めておくことが有効です。
寒さが気になる時は、短めの窓開け換気を1時間に2回
冬場に窓を開け換気をする場合、外の空気が入り部屋の温度が下がりやすくなります。一般的に言われている夏場の窓開け換気の時間と回数の目安は、1時間に5分の換気を2回です。冬場の換気の際に少し寒いなと感じたら、5分より少し短めの換気を2回することを目安にしましょう。
冬場は夏場と比べて室内と室外の温度差が大きく、暖かい空気は冷たいところに逃げようとするため、窓を開けると空気が自然に流れやすくなります。また、冬は風も強いので、夏場より少し短い時間でも必要量の換気ができます。
エアコンから離れた窓を開ける
多くのエアコンが窓の近くに設置されています。エアコンをつけたままで換気をする場合は、できるだけエアコンから離れた窓を開けるようにしましょう。
エアコンの暖かい空気がそばにある窓から出てしまうと、効率的に暖めることができず、エアコンに負荷がかかり続けて電気代が上がる原因となります。
湿度を40~60%に保つと、空気中のウイルスを低減することができると言われています。
インフルエンザが冬に流行するのは、気温と湿度が低いとウイルスが活性しやすく、一方で口の中が乾きがちになり人の免疫力が落ちるため、と言われています。そのため、部屋を加湿することは感染対策につながります。
加湿付き空気清浄機を活用する
エアコンで暖房すると湿度が下がってしまうので、別途、加湿することが大切です。しかし、加湿器と空気清浄機を同時に部屋に置くことはスペース的に難しい場合もあるでしょう。
そのため、加湿付き空気清浄機が1台2役になるのでおすすめです。
空気清浄機のフィルター性能
空気清浄機は、搭載しているフィルターで有害物質を除去して空気を綺麗にします。フィルターの網目が細かければ細かいほど、小さな物質でも除去できる効果が期待できます。
したがって、空気清浄機を選ぶ際には、フィルターの性能を重視することが大切です。
ダイキンは0.3μmの微小な粒子を99.97%除去する、TAFU(タフ)フィルターを採用しています。(一部商品では静電HEPAフィルターを採用)
汚れが広がりにくく静電力が落ちにくいため、10年間交換不要で集塵能力が持続します。
有害化学物質を分解する機能
ダイキン独自技術のストリーマが、有害物質を分解します。その分解力は、約100,000℃※ の熱エネルギーに匹敵します。集塵フィルターや、通風経路も除菌するので、本体内部も清潔を保ちます。さらに水トレーや、加湿フィルターも除菌するので、加湿も清潔で安心です。
※実際に高温になるわけではありません。
加湿しても空気清浄能力が低下しない
ダイキンの空気清浄機は、加湿時も空気清浄能力が低下しません※。また、吹き出し口の温度低下が少ないダブルパスミキシング方式を採用しているため、冬でも加湿時に寒くならないのも特長です。たっぷり加湿と、パワフルな風量で、お部屋の空気を常に清潔に保ちます。
※一部商品を除く。
ウイルスをなるべく早く除去するには?
空気清浄機には、必ず適用畳数が設定されています。カタログなどに書いてあり、日本電気工業規格(JEM1467)で規定されており、「最大畳数」=「30分で空気を綺麗にできる限度の広さ」となっています。
ですので、広い場所や、人が多く行き交う場所には複数台設置するなどの工夫が必要です。一方で、適用畳数よりも、狭い場所で使用した場合は、より早く空気を綺麗にすることができます。
6畳の部屋で使用する場合は、適用畳数40畳のものであれば6分で部屋を綺麗にできます。18畳のものであれば12分かかります。清浄にかかる時間も踏まえた上で、予算と相談しながら適切な空気清浄機を選ぶようにしましょう。
空気清浄機の置き場所
空気清浄機は、人が多く集まる場所、長く滞在する場所に置くことが望ましいです。そのため、リビングや寝室に置いている方は多いのではないでしょうか。
さらに玄関に空気清浄機を置き、家に入る前に衣服に付着したウイルスや花粉を払い、室内に持ち込まないようにすることも大切です。ダイキンは、脱臭能力にも長けているので、玄関にこもった靴などの匂いも取れるので一石二鳥です。
空気清浄機は「空気の通り道」に置くことが望ましいです。ただし、季節によって空気の流れが異なるので、空気清浄機のポジションも変えるようにしましょう。たとえば、冬場はエアコンから下に向かって暖気を吹き出し、上から吸い込むため、エアコンと対面する場所に置くと効率よく空気を清浄することができます。
エアコン使用時は、風が直接あたる場所を避けて設置してください。お部屋の湿度が正しく表示できなくなります。
ダイキンは側面・前面から吸引するため、壁際に置きやすいのも特長です。
背面から吸引するタイプの空気清浄機は壁から離して配置する必要がありますが、ダイキンは背面と壁とのすき間が僅かでも問題ありません。壁の汚れを避けるため、図の配置方法を参考に設置してください。
空気清浄機は常時ON
人がいない間や家をしばらく空ける時は、電源を切っている方もいらっしゃるかと思います。しかし、部屋がいつ汚れていて、いつ綺麗なのか、私たちの目では確認しづらいので、常時ONで使用することが望ましいです。
ダイキンの空気清浄機は、部屋の汚れを検知するセンサーを搭載しており、必要な時だけ風量を上げて稼働します。平均すると、電気代は標準運転(適用畳数の目安:~31畳)でおよそ1時間0.5円以下です。
フィルターを掃除する
フィルターは、ホコリやウイルスなどの有害物質を除去する役割を担っています。しかし、使用していると汚れが蓄積していき、ホコリなどで目詰まりを起こしてしまい、性能を維持することができません。そうならないために、フィルターはこまめなお手入れが必要です。目に見えるホコリを払うだけでも効果は大きく変わります。
ダイキン空気清浄機のフィルター掃除は、外から掃除機で吸い込むだけ※ なので、手軽にお手入れができます。汚れが気になる場合は水洗いをおこなってください。
※MCZ70シリーズなどの一部機種は、パネルを開けてから掃除機で吸います。
お部屋別おすすめ空気清浄機
リビングは、部屋も広く人が多く集まるため大風量のMCK70シリーズや、MCZ70シリーズがおすすめです。
リビングにおすすめの機種
MCK70シリーズ
MCK70シリーズは、7.0㎥/分のパワフル性能かつ、「上から給水」やスマホアプリ操作対応など、便利な機能も多数搭載しています。高級感のあるマット調のデザインで、壁紙にも馴染みます。操作部や表示も天面にすっきり収まっていて、どの角度から見てもインテリアにフィットするシンプルで美しいデザインです。
MCZ70シリーズ
リビングで部屋干しもされる方には、除湿機能もついた最高級モデル、MCZ70シリーズがおすすめです。
大風量+除湿で洗濯物をすばやく乾かしながら、お部屋の空気もキレイにします。さらにダイキンは菌やニオイにも強いので、生乾き臭やカビ対策もバッチリです。室温にあわせた一番快適な湿度になるように、除湿と加湿を自動で切り替えてコントロールし、冬は結露対策としても活躍します。
寝室や子供部屋の場合は、中風量のMCK55シリーズや、MCK50シリーズがおすすめです。
寝室におすすめの機種
MCK55シリーズ
MCK55シリーズは、風量5.5㎥/分で、25畳までのお部屋に対応しています。サイズはMCK70シリーズよりひと回り小さく、家具の隙間などにもスッキリおさまるスリム感です。
フィルター掃除は、外から掃除機で吸い込めるラクラク仕様。給水タンクは長さが短めで浅めのシンクでも簡単に給水できます。人が感じる運転音を低減し、しずかで効率的な吸引ができるよう設計されているので、就寝時や、勉強やお仕事をされる際のご使用にもおすすめです。
MCK50シリーズ
MCK50シリーズは、サイズはMCK55シリーズと同じ。MCK55シリーズより風量や加湿量がやや控えめで、その分リーズナブルにお買い求めいただけるモデルです。22畳までのお部屋なら充分にお部屋全体の空気を清浄する性能を備えていて、もちろん加湿機能もあります。
メンテナンスのしやすさや、しずかさもMCK55シリーズと同等で、充分な性能と機能を備えています。22畳以下のお部屋に設置予定の方は、こちらのモデルがお買い得です。