
キャンプやアウトドアに興味はあったけど、現役の時はゆっくり時間が取れなかったあなたへ。定年退職後はゆっくりと、自然の空気を感じながら気ままにキャンプやアウトドアを楽しんでみるのはいががですか。
夫婦の共通の趣味として始めてみるのも楽しいですし、誰にも気を遣うことなく自分のペースで楽しめるソロキャンプもおすすめです。
テントを張って、焚火を囲み、日常から解き放たれるひと時を楽しみましょう。
初心者でも使いやすく、身体に負担がかかりにくいアイテムの選び方や、おすすめの商品をご紹介します。

チェア
いきなり本格的なアウトドアはハードルが高いと感じる方もいるかもしれません。そこで、まずは手軽に始められる「チェア」から揃えてみませんか?
お気に入りのチェアがあれば、お庭やベランダでのんびりとアウトドア気分を楽しめます。公園や河原で気軽にピクニックをするのにもぴったり。キャンプの第一歩として、まずは座り心地の良いチェアを見つけてみましょう!
ここでは、腰に負担がかかりにくく、長時間座っても疲れにくいチェアの選び方のポイントをご紹介します。
チェア選びのポイント
座面の高さ43~48cm程度がおすすめ

チェアの高さは、一般的にミドルスタイルとロースタイルの2パターンがあります。
座面の高さ43~48cmは、日本のダイニングセットの標準サイズです。膝を直角に曲げることができ、長時間座っても疲れにくいので、メインのチェアにおすすめです。
ロースタイルは地面から座面が近いので、焚火をする時などにおすすめですが、猫背や、足を放り出すような座り方になり、腰に負担がかかりやすくなってしまいます。立ち上がるときも腰を深く折る姿勢になり、ふとした瞬間に腰を痛めてしまう可能性もあるので、長時間の使用はおすすめできません。
座面がピンと張っているものがおすすめ

座面がたゆんでいて、座ったときに腰が沈む形状のチェアは猫背になりやすく、長時間座ると腰に負担がかかってしまう恐れがあります。メインのチェアには、ディレクターチェアのような、座面の布がピンと張っていて腰が沈みにくいものがおすすめです。
おすすめチェアピックアップ
テーブル
チェアを用意したら、次にそろえたいのが「テーブル」。飲み物を置いたり、調理や食事を楽しんだりと、キャンプの快適さを大きく左右するアイテムです。選ぶポイントは、チェアの高さに合ったものを選ぶこと。そして、素材も大切です。
ここでは、シーンごとのテーブル選びのポイントをご紹介します。
テーブル選びのポイント
チェアにあわせた高さ

キャンプ用テーブルには、さまざまな高さのものがあります。メインのテーブルは、メインで使うチェアの高さに合わせて選ぶのがポイントです。例えば、先ほどご紹介したミドルスタイルのチェアと合わせるなら、高さ66~70cm程度のテーブルが快適です。他にも、立って料理をするなら高めのテーブル、焚火用や荷物置き用のサブテーブルには低めのテーブル、といったように、用途に合わせて選びましょう。
また、高さ調節ができるテーブルなら、食事・調理・焚火など、シーンに応じて柔軟に使い分けができて便利です。
天板の素材に注意

天板の素材選びも重要です。素材によって重量や耐熱性、耐荷重が異なります。
メインテーブルには、木や竹、樹脂製の天板が多く使われます。木や竹は温かみのる風合いが人気で強度も優れていますが、重量があるため持ち運ぶ距離が長い場合には注意が必要です。樹脂製は比較的軽く、汚れが拭き取りやすいのが特長です。
サブテーブルには、アルミニウムやステンレス製が人気で、どちらも耐熱性に優れています。アルミニウムは軽量で持ち運びがしやすく、バーナーを使用する際などに便利ですが、強度が低いため重いもの置くのには適していません。一方、ステンレスは耐久性・耐熱性が高く、高温のダッチオーブンを置けるものもあり、焚火まわりで活躍します。
他にも様々な素材があるので、用途に合わせて耐熱温度や耐荷重を確認し、安全に使えるものを選びましょう。
おすすめテーブルピックアップ
ミドルテーブル
ローテーブル
高さ調整が可能なテーブル
テント
日帰りキャンプに慣れてきたら、宿泊にも挑戦してみたい!そんなときに必要なのがテントです。ただ寝るだけでなく、くつろぎの空間としても大切な役割を果たします。テントにはさまざまな種類があり、設営のしやすさや居住性など、それぞれ特徴が異なります。
ここでは、初心者でも設営がしやすく、過ごしやすいテントの選び方のポイントをご紹介します。
テント選びのポイント
天井が高く、ちょうどよい広さ

立ち上がった時に窮屈でないように、テントの高さは必ずチェックしましょう。天井が自分の身長より低いと、腰が曲がってテント内で過ごしづらくなります。
広さの目安としては、使う人数+1~2名分が定員のテントが快適に過ごせます。1・2人で使用されるのであれば、定員3~4人のテントをお選びください。
2ルームテントがおすすめ

おすすめは、2ルームテント(ツールームテント)です。テントとタープが一体型になっているので、タープを張らなくても、屋根のあるスペースを作ることができます。
■設営・撤収の手間が省ける
タープなしでキャンプができるので、設営・撤収がひとつで済み、気軽にキャンプが楽しめます。テントの設営方法だけを覚えればいいのも、初心者にはうれしいポイント。
■天候の変化にも強い
突然の雨でも、寝室とリビングスペースを濡れることなく移動でき、靴の脱ぎ履きもストレスフリー。
フルクローズすれば、風の日や雨の日も安心して食事ができ、寒い日も暖かく過ごすことができます。暑い日は、フルメッシュにできるものもあり、虫の侵入を防ぎます。オールシーズン活用できるものが多いのも特長です。
おすすめテントピックアップ
寝具
キャンプを思いきり楽しむためには、しっかり休める環境づくりが欠かせません。寝起きに身体が痛くなってしまっては、せっかくの楽しいキャンプも台無しです。 さらに秋冬はもちろん、春夏でも夜は想像以上に冷え込むため、防寒対策も重要になります。眠れる環境を整えて、翌朝も元気にキャンプを楽しみましょう!
寝具選びのポイント
必要なものは、シュラフ・マット・コット!

キャンプで快適に眠るためには、シュラフ(寝袋)だけでなく、マットやコット(簡易ベッド)も欠かせません。
おすすめは、マットとコットの併用です。冷気は地面から来るため、コットで地面との間に空間を作ることで冷気を遮断できます。さらに、断熱性に優れたマットを敷けば、より効果的に冷えを防ぐことができます。また、マットとコットを組み合わせることでクッション性が増し、寝心地が向上。体への負担も軽減され、ぐっすり眠れる環境を作ることができます。
シュラフの選び方

■封筒型orマミー型
シュラフ選びのポイントは大きく3つあります。
1つ目は形状選び。シュラフには「封筒型」と「マミー型」の2種類があります。
封筒型は中で自由に動き回れる広さがあり、布団のような感覚で寝られるので、初心者でも安心です。窮屈さが苦手な方には封筒型がおすすめです。しかし、足元のスペースが冷えやすいデメリットもあります。
マミー型は体にフィットするような形で、保温力が高いため、寒い季節のキャンプに適しています。暖かさを重視する方にはマミー型がおすすめです。

■化繊orダウン
2つ目は素材選び。シュラフの中綿には主に「化繊」と「ダウン」があります。
化繊は耐水性が高く、お手入れも簡単で、保管に特別な注意を払う必要がないので、初めてのシュラフにおすすめです。ダウンに比べて価格が手頃なものが多いので、コストを抑えつつ安心して使える点も魅力です。
一方、ダウンは保温性に優れており、軽量・コンパクトに持ち運びができる点が魅力です。ただし、保管時には注意が必要です。ダウンが偏ったり、潰れてしまわないように、正しいメンテナンスが必要です。
■「快適使用温度」を確認、暖かめのものを!
最も重要なのが、3つ目「快適使用温度」です。
快適使用温度はどの形状・素材のシュラフにも、必ず記載されています。その名の通り快適に眠れる気温を指しています。
キャンプ場では急な悪天候など、想像以上に冷え込むこともありますので、予想最低気温よりも暖かめのシュラフがおすすめです。基本的には暖かいシュラフに越したことはないですが、オーバースペックになりすぎると寝苦しく感じてしまうので、春~秋のレジャーキャンプなら、「3シーズン用」と書かれているものを選べば幅広く使用できます。
コットの選び方

シュラフとあわせて、ぜひ用意しておきたいのがコットです。
地面にマットだけを敷いて寝ると、背中や腰に負担がかかりやすくなりますが、コットは適度な張りがあるので、まるでベッドのような快適な寝心地を得られます。
コットには、大きく分けてハイコットとローコットの2種類があります。ハイコットは高さがある分、乗り降りがしやすく、ベンチとしても活用できるのでおすすめです。さらに、下のスペースを収納として使えるため、荷物をすっきりまとめられます。
一方、ローコットは脚が短いため、比較的コンパクトで軽量ですが、寝るときに腰をかがめる必要があるため、体への負担が大きくなりやすいため注意が必要です。
マットの選び方

マットは、冷気を遮断するのにより効果的で、クッション性もあるので、コットとの併用がおすすめです。
マットには大きく分けて3種類あり、中でもおすすめなのがインフレーターマットです。バルブを開けるだけで自動的に空気が入り、設営が簡単です。膨らみが足りない場合は、空気を追加して好みの硬さに調整できます。ウレタンなどの芯材が入っているため安定感があり、体が沈みにくく、腰や背中の負担を軽減できるのが魅力です。
エアーマットは芯材がなく、空気のみで膨らませます。手動や電動ポンプを使って空気を入れますが、パンクのリスクがあるため、使用環境に注意が必要です。
クローズドセルマットは、空気を入れる必要がない折りたたみ式のマットで、開くだけで使用できる手軽さが魅力です。軽量で持ち運びやすい反面、他のタイプに比べるとクッション性がやや劣ります。
コットと併用する場合は、マットがズレにくいように、コットと同じ大きさか小さめのものを選ぶのがおすすめです。
おすすめ寝具ピックアップ
化繊シュラフ/3シーズン用
ハイコット
インフレーターマット
焚火台
揺れる炎を眺めながら過ごす時間は、特別な癒しを与えてくれます。焚火を囲んでのんびり過ごしたり料理をしたりと、キャンプならではの時間を満喫しましょう。
焚火台選びのポイント
大きめサイズがおすすめ

焚火台を選ぶ際は、薪のサイズに合った適度な大きさに注目しましょう。
市販の薪は30~40cm程度の長さが一般的ですが、小さすぎる焚火台ではそのまま使えず、カットする必要が出てきます。特にソロ用のコンパクトな焚火台は初心者には扱いにくいこともあります。そのため、薪をそのまま入れられる大きめのサイズの焚火台がおすすめです。
料理もするなら、耐荷重もチェック

炭火料理を楽しみたい場合は、焼網が付属しているものや、オプションで追加できるものを選ぶと便利です。
また、ダッチオーブンや鉄製のスキレットなど、重量のある調理器具を使用する場合は、しっかりとした耐荷重のある焚火台を選びましょう。耐荷重が低いと、調理中に焚火台が歪んだり、不安定になる可能性があります。用途に応じて、安心して料理を楽しめる焚火台を選びましょう。
正しく安全に後始末!
焚き火の後は、しっかりと後始末をしましょう。
最も大切なのは、火を完全に消すことです。燃え尽きるまで待つのが理想ですが、1~2時間かかるため、時間がない場合は火消し壺や火消し袋を活用すると便利です。火消し壺は、熱々に燃えている炭でも投入が可能です。一方、火消し袋はコンパクトに収納できるため持ち運びに便利ですが、高温の炭には使用できませんので注意が必要です。
消火後の炭や灰は、キャンプ場のルールに従って処理しましょう。専用の捨て場がない場合は、自宅に持ち帰り燃えるゴミとして処分しましょう。地面に捨てたり、埋めたりするのは絶対にNGです。
おすすめ焚火台ピックアップ
ライト・ランタン

初めてのキャンプで最も準備不足になりがちなのが「照明」です。
普段の生活では、夜道でも外灯や家からの明かりもあり、照明の重要さはあまり感じないものです。自然に囲まれているキャンプ場の夜は、想像以上に真っ暗になります。必要なところに、必要なだけ明かりを用意しましょう。
ライト・ランタン選びのポイント

1.サイト全体を照らすいちばん明るい光
テントやタープから離れたところに置く事で、虫を集める役目ももたせます。コンパクトなサイトなら700ルーメン程度~の明るいランタンがおすすめです。光量が大きいガソリンランタンや、ガスランタンが主流ですが、最近では安全で経済的なLEDランタンを選ぶキャンパーも増えてきています。

2.キッチンやメインテーブルの手元を照らす光
キッチンと、メインのテーブルが離れている場合は、それぞれにひとつずつ用意するのがベスト。明るいランタンを1つ配置したり、小さな明るさのランタンを複数配置するなど、レイアウトに合わせてランタンを置きましょう。サイト全体を照らすメインのランタンより明るいと、虫を寄せ付ける原因となるのでご注意ください。

3.テントの中を照らす光
テントの中の明かりは、明るすぎるとテントに影がはっきり浮かび上がって、外にシルエットが丸見えになることも考えられます。100ルーメン程度か、それ以下の優しい光がおすすめです。安全のため、LEDランタンをお選びください。テント内に吊るして使う場合は、真下を照らすモデルを選びましょう。

4.持ち歩き用のライト・ランタン
夜間トイレや散歩に行くときなどに使用する、明かりも用意しましょう。懐中電灯のように使える、2WAY、3WAYのLEDランタンなどもありますので、荷物を減らしたい方は、卓上用のランタンなどと兼用もOK。
ヘッドランプは両手が自由に使えるので、あると色々と活用でき便利です。首から下げて使う事もできます。
おすすめライト・ランタンピックアップ
コーヒーアイテム
いきなり凝った料理を作るのは、ハードルが高いと感じるかもしれません。まずは、美味しいコーヒーを淹れてみるのはいかがでしょう。大自然の空気を感じながら、温かいコーヒーをすするひとときは格別です。
コーヒーミル

コーヒーをもっとも美味しく飲む方法は、直前に豆を挽くこと。手軽に持ち運べるコーヒーミルで、挽きたてのコーヒーを味わいましょう。
ドリッパー

ドリッパーもお忘れなく。アウトドア用のドリッパーは、コンパクトに折りたためるものも多く、持ち運びも楽々です。
シングルバーナー

湯沸かしはシングルバーナーで!ガス燃料で手軽にアウトドア気分を味わえます。
おすすめコーヒーアイテムピックアップ