シルバーアクセサリーのお手入れ方法 |
シルバーアクセサリー【銀製品】が黒ずみや変色を起こすのは、硫黄分に反応して起きる【硫化】
が原因となります。

硫黄というと、まず温泉を思い浮かべますが、どこの空気中にもわずかですが硫黄分が存在します。また人の皮脂に含まれるタンパク質の成分中にも硫黄分がございます。
なので、『使わずに置いておいたアクセサリーを久々に着けようと思ったら真っ黒に変色していた』という話や、『使用していたら肌に触れている部分が変色した』という話をよく聞かれると思います。特に春先から夏にかけての汗ばむ時期に多くなります。そこで、シルバーアクセサリーの使用後のお手入れ方法や、使わない時の保管方法などをご紹介致します。
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目次 |
1.使用後のお手入れ »
2.保管方法 »
3.黒ずみを取り除く方法 »
・シルバー磨きクロス »
・シルバークリーナー液 »
4.皮脂や汗などの汚れを取り除く方法 »
・重曹を使ったお手入れ方法 »
・歯磨き粉を使ったお手入れ方法 »
5.うまくいかなかった場合は »
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1.使用後のお手入れ |
使用後は柔らかい布で表面についた汚れを拭き取って下さい。なお、汚れが激しい時や汗などが付着した時は、水やぬるま湯で汚れや汗を洗い流し、その後柔らかい布を押し当てるようにして水分をよく拭き取って乾燥させて下さい。
【注意】
シルバー【銀】は水に漬けても全く問題ございませんが、水分に弱い別の素材(宝石、コーティング加工等)のついたシルバーアクセサリーは【から拭き】でお願いします。
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2.保管方法 |
空気になるべく触れないよう、小さなビニール袋やジップロックなどに入れて空気を抜いた状態にしておく。ラップで包んでおくのも良いです。
【注意】
硫黄分を含む物を近くに置かないようにして下さい。ゴム・合成ゴムやパーマ液、洗剤などにも硫黄分を含む物があります。アクセサリーは単体で袋へ入れておくのがベストです。
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3.黒ずみを取り除く方法 |
【方法その1.シルバー磨きクロス】
当店でお取り扱いしています。

シルバー磨きクロスはこちら »
ホームセンターやアクセサリーショップでも購入できます。
※ご使用方法は以下の以下の動画をご確認下さい。
研磨剤を含ませてある専用クロスは、特に平面部分を綺麗に磨き上げるのに便利です。
【注意】
綺麗になってからも拭き続けていると、硫化している部分だけではなく削らなくていい銀まで削り取ってしまいます。拭きすぎに要注意。
また、メッキ・コーティングの加工がされているアクセサリーにはご利用頂けません。
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【方法その2.シルバークリーナー液】
当店でお取り扱いしています。

シルバークリーナー液はこちら »
ホームセンターやアクセサリーショップでも購入できます。
※ご使用方法は以下の動画をご確認下さい。
シルバー磨きクロスでは磨ききれない凹凸部分や目の細かいチェーンなどに便利です。
【注意】
異素材のアクセサリーが付いたシルバーアクセサリーの場合は、液につけられない素材などもありますので、製品の使用上の注意をよくご確認下さい。
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4.皮脂や汗等の汚れを取り除く方法 |
【方法その1.重曹で磨く】
重曹は食品スーパーなどで数百円で購入できます。
※重曹を使用する方法は以下の動画をご確認下さい。
重曹がペースト状になるまで加えて水を加えて練り、アクセサリーに直接つけて指でこすります。重曹+水で発生する炭酸が汚れを浮かします。
【注意】
メッキ・コーティングの加工がされているアクセサリーにはご利用頂けません。
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【方法その2.歯磨き粉で磨く】
※歯磨き粉を使用する方法は以下の動画をご確認下さい。
練り歯磨き粉には、界面活性剤や研磨剤の類が含まれているうえに、既にペースト状になっているため、そのままシルバーのお手入れに使えます。
【注意】 スクラブ粒入りの歯磨き粉は使わないでください。また、メッキ・コーティングの加工がされているアクセサリーにはご利用頂けません。
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5.うまくいかなかった場合は |
専門的な用具を使いアクセサリーの黒ずみ部分を削り取らなければならないケースもございます。
当店でお買い上げ頂けました商品であれば、メンテナンスを承っております。
メンテナンスの依頼についてはこちら »
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最後に |
『うっかり温泉に入ってしまった』『パーマをかけたら変色した』『つけていたら黒ずんだ(春先から夏場に多いです)』などのご相談を頂きますが、シルバーアクセサリーは、ちゃんとお手入れをして頂ければ、長く輝き続ける貴金属であると共に一生の宝物になります。
諦めずに愛着をもってお手入れをしてあげて下さい。
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