ただ単に薄手の素材だから涼しいとは限りません。

コットンかリネンかなど、素材の組成はもちろん大切ですが、生地は織り方によっても通気性は異なります。また同じ素材でも、糸の太さ、撚り方でサラっとした質感だったり、モワっと暑く感じたり・・・

素材に吸汗性があり、乾きが早くて通気性がよいことを前提に、 夏を涼やかに過ごせるボトムスを一緒に考えてみましょう。

パンツに比べるとスカートは、裾幅が広く空気の通る道が出来るので 涼しく過ごせます。腰回りにゆとりを持たせたギャザースカートやタックスカートでウエストのサイズ調整ができるタイプなら、ウエストにも汗がたまりにくくて涼しく過ごせます。

スカートは涼しいけれど、素足で穿いた時に汗ばむと内股の皮膚が擦れる感覚が苦手という方も多いのでは。そこでスカートとパンツのいいとこ取り出来るのが、フルレングスではない、やや短め丈の丸みシルエットのパンツです。裾を絞り過ぎないので裾からの通気があり、腰回りは丸みのあるシルエットでゆったり涼しく過ごせます。

夏、人の身体で熱がこもりがちなのは脇と股関節。脇はノースリーブを着ると涼しいことで実感できると思いますが、股関節も同じです。パンツの股部分がぐっと下がったロークロッチのサルエルパンツなら、股関節の熱が逃れやすくなるため、パンツスタイルでも涼しくすごせます。