商品の特徴

日本の伝統工芸と仏具

メモリアル心羽では、日本の伝統工芸を取り入れた仏具を多数取り扱っております。
富山県高岡市の「螺鈿」や静岡県静岡市の「駿河蒔絵」など特徴について紹介します。
ひとつひとつ手作業で作られた仏具は、たいせつな人の供養品として特別なものになることでしょう。

螺鈿(らでん)

高岡の伝統工芸 螺鈿漆器

螺鈿

夜光貝その他の貝類を彫刻して漆地や木地などにはめこむ技法です。
「螺」は螺旋状の殻を持つ貝類のことであり、「鈿」は金属や貝による飾りを意味しています。又貝の裏面に着色または金銀箔を裏付けして使用したものを、色底螺鈿とよんでいます。

螺鈿職人

螺鈿

プロフィール:
石川県立輪島漆芸技術研修所にて5年間漆工技術を学んだのち、明治43年創業の武蔵川工房の四代目として、国の伝統工芸品、高岡漆器の青貝塗の技を受け継ぐ。
平成28年、経済産業大臣指定伝統工芸士に認定される。
青貝塗とは高岡独自の技法で、一般的には螺鈿のこと。
アワビなどの貝を0.1ミリ程の薄さに削ったものをカットして漆を塗った面に貼り、模様を表現する。
建築、家具、金属などへの加飾のほか、最近ではデザイナーとのコラボによる新商品や、ガラスの器、iPhoneカバーなど、日常使いできるプロダクトにも青貝を施す。伝統技術「螺鈿」の可能性を色々な分野で発揮できるよう、創作に励んでいる。大切にしている言葉は「温故知新」。

駿河蒔絵

静岡県の伝統工芸 駿河蒔絵

駿河蒔絵師

蒔絵は漆の代表的な技法で、1200年程前から行われています。
蒔絵は漆の地色から金や銀の模様が浮かびあがる、とても華麗な技法で、螺鈿・平文・卵殻等と組み合わせて作られ、平蒔絵と言われる、粉蒔きした部分を漆で粉固めして磨く技法やこの他、高蒔絵という方法など、多用な技法を用途により様々に使い分けて作品を生み出しています。

駿河蒔絵師

駿河蒔絵師

プロフィール:
漆黒の艶の中に表現された緻密な美しさに惹かれ会社員を経て蒔絵を習う。
2000年より静岡市伝統工芸技術秀士の長谷川雅英氏に師事。 伝統的な技法を学びながら現代の生活に沿った蒔絵技術を習得。
2016年独立。
かんざしなどの和装小物を中心に、日常に彩りを添える作品作りを心がけています。