座椅子と腰痛が出会った『奇跡の日』
~腰神座椅子の誕生秘話~

こんちには! 私たちは座椅子専門メーカー『明光ホームテック株式会社』です。
楽天やAmazonでは『座椅子生活』というショップ(ブランド)名でさまざまなタイプの座椅子をご紹介しています。

新型コロナ発生以来、在宅で仕事をするテレワーク人口が急増すると共に、
肩こりや腰痛などの不調を訴える方が増えているようです。

出典:オムロン ヘルスケア株式会社「テレワークになった働き世代1,000人への緊急アンケート」

『テレワーク中の姿勢』を調査した結果では、『机、椅子を使用している』方が約7割、残りの約3割は『床に座っている』と回答されています。

床にそのまま座って仕事をする場合、身体を支えてくれるものがないと、それが長時間であればなおさら、だんだんと横座りになったり体勢がくずれ、猫背やストレートネック(スマホ首)になりやすく、それが肩こりや腰痛につながると考えられます。

確かに、自宅の限られたスペースでは、オフィスと同じような仕事環境を整えることはなかなか難しいですよね…。ですが、そんな時こそ! ぜひ思い出してほしいのが『座椅子』なのです。

『床に座る』という日本特有の生活様式にピッタリなのが座椅子!

通常のオフィスでは、ほとんどがチェアに座ってデスクワークをされていることと思います。
ですがお家では、専用の仕事部屋を確保するのは難しい場合が多いでしょうし、そうなると居間のローテーブルやちゃぶ台を前にパソコン作業をせざるを得ない、そんなケースもよくあるのでは。

そこで『座椅子』の出番です!

そもそも『床に座る』という日本特有の生活様式の中で重宝されてきたのが座椅子。しかもその機能は、より快適な使い心地を目指し日々進化し続けています。
そんな最先端の座椅子から、今回は『腰のお悩み解決』を追求したこだわりの逸品をおすすめします。

その名もズバリ、『腰の神様がくれた座椅子』、略して『腰神(こしかみ)座椅子』。

『腰の神様がくれた座椅子とは大きく出たな』 …そうお思いかもしれませんね(笑)。
はい、私たちがそんなネーミングにしてしまった理由、それをこのあとご紹介していきたいと思います。

腰神降臨ストーリー~『腰の神様がくれた座椅子』が生まれるまで~

が、その前に。

今をさかのぼること約10年前、当社は、『これまで座椅子専門メーカーとして培ってきたノウハウを生かして、みなさまの健康的な課題の解決に役立つ製品は作れないだろうか?』そんなテーマに取り組んでいました。

ある日のこと、社内の開発会議で、当時の商品企画担当者・加藤(現・品質管理担当)に次のようなオーダーが告げられました。

「何か提案してくれ」

……まるで空のように広く、雲のように掴みどころのない、禅問答のような依頼…。
しかし加藤は決してそこで立ち止まりません。なぜなら当社のモットーは、『スピード重視』。

加藤
「長時間椅子に座っていると、どうしても腰への負担が気になってきます。当時の市場にも、既に腰部分に何らかの工夫がしてある椅子製品は出ていました。例えば、腰部分のクッション材を局部的に厚くして、いわゆる『腰当て』にしたもの。あるいは、腰当てクッションが上下に動くタイプとか。いずれも悪くはないのですが、どうしても人間が座ったときに生じる、腰と椅子の『隙間』を埋められないんですよね。腰が椅子の背面に接してないと心地よくない」

それならば、いまだかつてこの世に存在しない、究極の『腰にやさしい座椅子』を創ろう。加藤は、燃えた。(思わずプロジェクト〇風)

加藤
「“隙間”を解消したいのであれば『上下』じゃない、『前後』だ、とひらめいたんです。クッションが前後に動くことで、椅子と腰との隙間を埋めることができる。一方で、人の身体って身長など皆それぞれ違いますよね。なので当然、腰の位置もそれぞれ違う。しかしそこから生じる隙間の個人差も、クッションを前後に動かすことでいとも簡単に解決できるんです。まさに、各ユーザーにぴったりパーソナライズできる製品になる、そう確信しました」

しかしここからが、加藤の本当の闘いの始まりだった。

加藤
「約1週間で企画から試作まで進めました。スピード重視なんで(笑)。スケッチや設計図を書いたり、椅子の構造部材のスチールを溶接したり、全部自分の手で。がむしゃらでした。クッションパーツは腰にしっかり当たらないと意味がないので、ある程度万人に通用する背の位置に組み込まないといけません。その最適な位置を見つけるために、短期間に何度も試作をして、ついに今のベストポジションを見つけたんです」

その時、歴史が動いた。(違う番組になってますね)だが、加藤のこだわりは、位置だけにとどまらなかった。

加藤
「通常、椅子の背面には柔らかめのウレタン(クッション材)を使用します。ですが腰に当たるクッションパーツは、座面に使うのと同密度の硬めのチップウレタンを芯材として使用します。その芯材の上に、通常より若干密度の高いバージンウレタンを包ませてある。それによって、硬すぎず、柔らかすぎない絶妙のクッション感を実現すると同時に、継続的に圧力をかけても傷みにくく、ヘタリにくくなっています」

そうして、神は加藤に微笑んだ。



あなたの腰を救う『神の手機能』、3つの大きなポイント

…と、まぁだいたいそんな感じで誕生した『腰神座椅子』の『神の手機能』。その大きなポイントを3つご紹介しましょう。

1つ目は『心地よさに適したウレタン3層構造』。
これは加藤のコメントの中にもありますが、芯材に『硬めのチップウレタン(45mm)』+『少し硬めの再生ウレタン(20mm)』+『柔らか吸収のバージンウレタン(10mm)』を重ねて使用することで、硬すぎず柔らかすぎない、ちょうど良い具合の腰あたりになっています。

2つ目は『14段階可動ギア』によって、腰にぐぐっとテンションをかけたい時、ソフトな押圧で刺激が欲しい時など、状況に合わせて調節できること。
座椅子自体の背面をフラットにして神の手を腰にピッタリ当てれば、ストレッチ気分で背中を伸ばすことができます。

3つ目は『腰の隙間を埋める体に沿ったフィット感』。
従来の座椅子は、腰と背もたれの間に隙間ができることが腰への負担となっていたため、間にクッションを当ててみたりという工夫が必要でした。『神の手機能』は、その隙間をぴったり埋めて、腰と背中の疲れを軽減してくれます。

『神の手』だけじゃない、細部に宿る『腰神』6つのスペック

『腰神座椅子』のこだわりは、それだけではありません。
「神は細部に宿る」の言葉通り、さらに快適さを追求した、6つのスペックをご紹介します。

1つ目は、最適ポジションが必ず見つかるマルチリクライニング機能。
背面、頭部、脚部、そして『神の手機能』パーツ、それぞれがすべて14段階ずつ可動。全部でなんと38,416通りものリクライニングパターンを作り出すことができ、あなただけの最適ポジションが必ず見つかります。

2つ目、ベストが決まる14段ギア。
細かく角度が調整できるので、例えば『ヘッド(頭部)』は首に負担をかけることなく向きたい方向に目線を定められます。また『フットレスト機能(脚部)』が手前に落ちてくるお尻をしっかり受け止めて、負担のかからない快適な体勢を保ってくれます。

3つ目、低反発ウレタンの採用。
一番重力がかかる座面の部分にのみ、体圧を吸収・分散して支える低反発ウレタンを使用することで、疲れが溜まりにくく、長時間座っていてもリラックス状態を保つことができます。

4つ目は、蒸れずに快適サラサラ感が続く、エアスルーメッシュ仕様。
通気性に優れたメッシュ素材と空気層によって熱が内部にこもらず、夏場の汗ばむ季節、冬場の暖房によるムレを防ぎ、オールシーズン快適に使っていただけます。

5つ目は、立体フォルムデザイン。
縫製にひと手間加えることで生まれる立体フォルムによって、クッション材が潰れたり脇に逃げることなく、身体をしっかりとホールドする役目を果たします。

そして6つ目、ヘッド裏に適切な縫製のあそびをつくることで、何回も可動し続けると発生しうる生地の破れなどを未然に防ぎます。

終わりに

あなたの腰の救世主『腰神座椅子』は、2017年に第1弾を発売開始以来、その後も進化を続け、背もたれの角度に連動するアームレストを備えた第2弾『連動肘タイプ』、および回転盤がついてさらに便利な『連動肘タイプ+回転式』、続いてアームレストのほか全長1.5m超のロングシートを備えた第3弾『全身寛げるロングタイプ』のラインナップを取り揃え、おかげさまで性別年齢を問わず幅広い方々にご支持いただいています。

今回は少し長くなりましたので、またいずれ、第1弾~第3弾それぞれの特徴と、徹底比較などもご紹介できればと思っています。今後とも当ブログとのお付き合いをどうぞよろしくお願いいたします!