当店オススメ偏光レンズ Kodak PolarMax 6160にてご注文頂戴した
サングラスの一例です。
偏光レンズは釣り専用だと思っていませんか?
偏光レンズはレンズの間にはさんだ偏光フィルムがまぶしさの原因となる不快な反射光線をカットすることで、クリアな視界が広がります。サングラス機能における眩しさを取り除く作用のみならず、水面や路面、雪面、芝面など、自然界において発生する乱反射した光を除去します。釣りやスキーだけのレンズではありません。普段お使いのサングラスとしても優れた機能でクリアな視界を確保します
ブランドサングラスをオリジナルの偏光サングラスにカスタマイズ!!
もちろん度付きにも対応いたします。
製作例
SWANS SWF-700N SWF7-0001を基にカスタムメイドいたしました。
まず、工夫の第一として、レンズカーブを見直しました。
SWF-700 シリーズに使われているレンズ(上)は6カーブレンズ。
サングラスの機能をより活かすためには、レンズと顔の隙間をなるべく少なくして周辺からの光線の侵入を防ぐ事が有効です。
今回の度付き製作では、より湾曲の強い8カーブレンズでお作りしました。
上の画像からもレンズのサイドエッジがより顔に近づく形状になっているのが判ります。
ここで重要なポイントとしては誰にでもカーブの強いほうが良いというワケではないのです。
御顔立ちや度数によっては6カーブやそれ以下の湾曲の弱いレーンズカーブが適している場合も多々あります。
レンズのコーティングにもこだわりました。
上はSWF7-0001の純正レンズ。
残念ながら反射防止コートが標準仕様ではありません。
レンズ面に蛍光灯が写り込んでいますが、下に比べ明るくはっきりと反射しています。
サングラス装着時に顔面に太陽光が当たった場合、顔面がレンズ内面に写り込み、ゴーストが発生する場合があります。
これを防ぐために下の度付きレンズには反射防止マルチコートを施してあります。
蛍光灯の反射も弱くなっている事が見てとれます。
今回の例では、あえてレンズ内面にのみ反射防止マルチコートが施してあれます。
外面にも施した場合、反射が抑えられ過ぎて、装用者の眼までくっきりと見えてしまう事があります。
サングラスらしさって使っている人の眼が見えにくくなる点も有りますよね。
これが内面マルチコート(BCAR)です。
※もちろん、すっきりとした見え方が第一目的の場合には両面共に反射防止マルチコートが有効です。
近視の方の場合、遠くを見るのには度付きのメガネが必要ですが、近くを見る時にはメガネがないほうが見やすい場合が多々あります。
そんな方に適したメガネがコレ!
SWANS SWFU シリーズ
跳ね上げ式のフレーム構造で、顔に掛けたままパッとレンズ部分を跳ね上げる事が出来ます。
例えば、釣りで!
ウキやライン、ルアーの動きを見る時には、遠くを見ますので、近視のレンズが必要ですよね。
でも、ちょっと老眼が始ってしまっている場合、近くを見るのには、近視の度が邪魔になってしまいます。
バッと跳ね上げれば、手元の細かい作業が楽に行えるワケです。
釣りに使うのなら、レンズは当然、偏光レンズです。
偏光レンズは乱反射した光、特に水平面からの反射光を強力にカットします。
水の中の様子、ルアーや魚の動きが、裸眼に比べ格段に見てとれるようになります。
そんなご要望にお応えしたのがこちら。
度付きでSWANS SWFU と、KODAK の偏光レンズ、PolarMax6160 との組み合わせです。
上の画像の例では、度が強く、ハイカーブレンズでの製作が出来ませんでしたので、
通常カーブの偏光レンズを組み合わせました。
普段の外出時にも度付きのメガネをかけている方。
サングラスが欲しくなったら、どのように選べば良いのか?!
いつも使っているようなメガネフレームに濃い目のカラーのレンズを入れますか?
それでも効果は得られますが、より効果の高いものもあります。
まず一般的なメガネフレームと一般的な市販のサングラスにはフレームに違いがあります。
一般的なメガネフレームは、非球面レンズが主流となっていますので、左右のレンズ面が平面的なものが多くなっています。
これに対してサングラスでは、より光線の侵入を防ぐために、顔とレンズ面の隙間を少なくするために湾曲が強い物がつかわれており、スポーツカーブとかハイカーブレンズと呼ばれています。
このカーブは湾曲の強さにより数字で表され、一般的な近視用の度付きレンズは2カーブ前後、サングラス用の湾曲の強いタイプは6とか8カーブとなります。
湾曲の強いレンズのほうが効果は得られやすいのですが、注意も必要です。
メリットとしては光を遮る効果が高い上、視野が広くなります。
デメリットといたしましては、カーブがきついほど度付きにした場合のレンズの厚みが増してしまいます。
また、周辺部で見た場合に収差による歪みを感じる場合があります。
上記の点から当店では度付きのサングラスはご来店の上、見え方を確認して頂き、レンズの厚み等も具体的に提示した上で作製いたしておりますので、基本的にはインターネットでのご注文は受け付けておりません。
度が強くなるほどデメリットの部分が増大しますが、このデメリットが少なくなるようなフレーム選びが重要なポイントとなります。
※カーブ付き度付きレンズは度が一定以上強い場合、製作できず、一般的なカーブのレンズでの製作となる場合も有ります。
フレームのカーブが強い程、またサイズが大きいほどレンズは厚くなってしまいます。
SWANS STRATEGY
サイズはやや小ぶりで6カーブレンズ採用モデル。
6カーブレンズでは製作範囲の上限いっぱいの度数での製作です。
使用レンズはKODAK PolarMax6160度付き偏光レンズとの組み合わせでお作り致しました。
このレンズの優れている点は、湾曲したレンズ面により生じるプリズムを、レンズ面の傾きや度数に合わせ個々に合わせプリズム補正が出来る点です。
もちろん、検査の段階で両目で見た時の個人のもつプリズム(斜位)も把握しておく必要があります。
度が強いのにツボを押えたフレーム選びで、レンズの厚さもこの程度で収まりました。
この位でしたら厚みもほぼ気にならないレベルで済んでいます。
SWANS T-AIRLESS FLIGHT
ストレートテンプルに流行りのレンズシェイプデザイン。国産フレームでジャパンフィット。
チタンフレームで、軽く掛け心地も抜群です。
外から見られた時に目がすっきりと見えてしまわないように、レンズ外面はハードコートのみ。レンズ内面は映り込みを防ぐためにマルチコートを施してあります。
SWANS T-AIRLESS FLIGHT(残念ながら生産終了しました)は元々は8カーブのレンズが設定されていますが、度付きにした場合の見え方、またレンズの厚み、デザイン性を考慮し、相談の上、4カーブのレンズでお作り頂きました。
このサングラスはこうした度付きにした場合の自由度も高く、自信を持ってオススメいたします。
レンズカーブの設定等々につきましては、ご注文時、または事前にお気軽にご相談くださいませ。
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