めだかの求愛行動について
春になって水温が上がってくると、めだかは繁殖行動を開始します。めだかは求愛行動としてどんな行動をとるのかご存知でしょうか?
めだかを飼育している方、求愛行動を実際に見てみたいという方はぜひこちらをご一読ください。
求愛行動の時間帯
めだかは太陽が昇ると同時に求愛行動を起こすといわれています。夜明け頃から大体午前8時までの間に交尾が行われるため、ごく稀にしか目撃することができません。気がつくとメスのお腹が大きく膨らんでいたり、卵塊をぶら下げて泳いでいたり、稚魚が増えていたりというような変化はよく見られますが、実際に求愛行動をこの目で確かめたいという方は、次の方法を試してみてください。
まず、自分が寝る前に布などで水槽を覆い、真っ暗な状態にしておきましょう。そして朝起きた時点で覆ったものをとります。そうするとめだかは夜明けだと思い込み、求愛行動を始める可能性があります。
どんな求愛行動をとるのか
オスはメスを見つけると、その後を追っかけるような感じで後方より接近します。メスの真下に近づき、水平に円を描くように泳いだり、斜めに円を描くように宙返りをしたりして自分の存在をアピールします。これがオスの求愛行動、いわゆる求愛ダンスです。オスが求愛ダンスを行った後、メスはプロポーズの答えを出します。
すんなりとプロポーズを受け入れてくれれば良いのですが、メスにも好みがあるようで、頭を少し斜め上に上げてオスからの求愛を拒む姿勢をとることもあります。答えがOKの場合、メスは動きを止めてプロポーズを受け入れます。そしてオスはひれでメスの下半身を包み込むようにしっかりと抱きかかえ、小刻みに体を震わせて産卵を促します。メスが卵を体外に出し、そこにオスが放精を行って受精します。着床に成功した卵が受精卵となります。
|