メダカを飼育する難しさ
メダカたちが優雅に泳ぐ姿を眺めていると、自然と癒やされるものです。ずっと元気でいてほしい、なんて願いもありますが、当然寿命があります。メダカの寿命は、一般的に1〜2年、長いものでは3〜5年程度といわれています。
他の魚と比べると、そう簡単には死なない非常に強い魚ではありますが、急激な環境の変化には耐えることができません。飼育環境が悪いと死魚率はグンと高くなります。では、適正でない飼育環境とは一体どういったものでしょうか?
まず一つ目に挙げられるのが、狭い空間で多くのメダカを飼うことです。メダカは繁殖力旺盛な魚なので、知らないうちに稚魚が増えていたりします。数が増えるほど水槽内は混雑し、それぞれのテリトリーが狭くなることで大きなストレスを感じてしまいます。
縄張り争いと見られるような行動をとることもありますので、複数のメダカを飼う際は、飼育密度が高くならないよう、メダカ1匹に対して最低1リットルの水を確保するようにしてください。
二つ目の注意点は、水流の強さです。実はメダカはあまり泳ぐのが得意ではありません。そのため、水流が強すぎると泳ぎ疲れて死んでしまうことがあります。
エアレーション装置(空気を水中に送り込むためのもの)を使用することに関しては賛否両論ありますが、設置することによって水流が発生してしまうため、メダカの体力を考えるとあまりおすすめできません。
水槽内に強い水流が起きないよう、様々な工夫をしてあげましょう。水流の勢いを弱めるには、水草や流木を増やすのも効果的です。
上記の点に注意を払いながら飼育のノウハウを向上させ、可愛い魚たちが喜ぶ環境を作ってあげてください。飼い方に関して何か不明点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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