いつもNaisをご覧いただきありがとうございます。
モダンブルーの羽田でございます。
モダンブルーではいよいよ春夏新作が活性化してくる2月を迎えましたが、月初のNais日曜版となる本日は、この春注目のキーワードをもとに、「新・アウター考察」と題しましてテーマ別にご案内する特別企画をお届けさせていただければと思います。

先週ご紹介させていただきました艶感を全面に打ち出した「伊達男の定番」とはやや一線を画す、どちらかと言えば第2、第3のアウターとして、コーディネートをより幅広く、より豊かにしてくれる新鮮なスパイスとしてのラインナップとなっております。
新しい季節に向けいつものご自身とは少し違い着こなしをとのお考えの方も、あるいはアメカジやワークといったジャンルに懐かしさをお感じになる方も、皆さまぜひコーディネートのご参考の一端にしていただけますと幸いです。

今週も日曜午後のひとときを、ぜひ素敵なお買い物体験とともに、ごゆっくりお過ごしくださいませ。




昨秋よりファッション業界関係者の間では既に話題となっていた素材が「ボア」そして「コーデュロイ」。ともにあたたかみのある豊かな質感が伊達男たちの心も深く揺り動かしているようで、今季はTATRAS(タトラス)を筆頭に、HUGO(ヒューゴ)やSTUDIO NICHOLSON(スタジオニコルソン)など、様々なブランドのアウターに採用されております。ラテン語で「大蛇」を意味するとされる「ボア」は、動物のくるくるとした毛を模したボリューミィな生地で淑女のコートなどでも愛用されており、一方パイル織物の一種で細い縦畝が特徴的な「コーデュロイ」は近年イタリアクラシコのトラウザーズでも多く見かけられ馴染み深く感じられる方も少なくないことかと思います。レザー、デニム、ナイロンに続く、第4、第5の注目素材として、ぜひこれからの季節のコーディネートに取り入れられてみてはいかがでしょうか。


PICKUP ITEMS
おすすめアイテム

特集#1 アイテム1
TATRAS/ボアジャケット「BOMOS」

特集#1 アイテム1
TATARS/ボアジャケット「WEDAN」

特集#1 アイテム1
HUGO/ボアジャケット

特集#1 アイテム1
STUDIO NICHOLSON/コーデュロイジャケット





ラグジュアリーとスポーツの接近、俗に「ラグスポ」なる言葉も生まれるほど、両者の結びつきはもはや伊達男たちの定番の一翼を担うまでになっております。そのような時勢を反映して、いわゆる高級メゾンと言われるハイエンドな層にも、その傾向は顕著にみられます。その中でも特にこの春注目なのはスポーティな「トラックジャケット」、そしてプレップな薫りも感じさせるどこか懐かしい「スタジアムブルゾン(スタジャン)」あるいは「テディジャケット」。いずれもアメカジを想起させるアイテムではありますが、BURBERRY(バーバリー)やSAINT LAURENT(サンローラン)、GIORGIO ARMANI(ジョルジオアルマーニ)といった名立たるハイブランドがこぞって採用。懐かしくも新しい、この潮流は今後もますます活性化していきそうです。


PICKUP ITEMS
おすすめアイテム

特集#1 アイテム1
BURBERRY/スタジアムブルゾン

特集#1 アイテム1
SAINT LAURENT/テディジャケット

特集#1 アイテム1
GIAB'S ARCHIVIO/トラックジャケット

特集#1 アイテム1
BALR./トラックジャケット

特集#1 アイテム1
GIORGIO ARMANI/トラックジャケット

特集#1 アイテム1
MONCLER/トラックジャケット





昨年公開された映画『トップガン マーヴェリック』の影響もあり、伊達男たちの間でもミリタリーアウターの再評価、とくに主人公ピートを演じたトム・クルーズが着用していたフライトジャケットには、ノスタルジックな感情も交えて熱い視線が注がれておりました。そのようなトレンドもあり、ここ数年若年層から女性にまで幅広く浸透したボンバージャケットを筆頭に、フライトジャケットをベースにした新作アウターが各ブランドの間も賑わいを見せております。伊達男にとっては青春の1ページでもある1986年のオリジナル『トップガン』での憧憬も背景に、2023年の春によみがえった垂涎のラインナップたち。もちろんまだ映画をご覧になっていないというお客様も含め、ぜひこの春ワードローブのひとつとして、ご検討されてみてはいかがでしょうか。


PICKUP ITEMS
おすすめアイテム

特集#1 アイテム1
ASPESI/ボンバージャケット

特集#1 アイテム1
SAINT LAURENT/ボンバージャケット

特集#1 アイテム1
VERSACE JEANS COUTURE/ボンバージャケット

特集#1 アイテム1
ARMANI EXCHANGE/フライトジャケット

特集#1 アイテム1
JIL SANDER/フライトジャケット





本編最後にご案内させていただきますのは、艶感ある伊達男の定番アウターとはやや趣が異なる、ある意味アナザーサイドとも言える質実剛健なアウターたち。例えば古くはBURBERRY(バーバリー)の名作ハリントンジャケットが挙げられ、また最近ではトータルブランドとして生まれ変わったPT TORINO(ピーティートリノ)がリリースした新作カバーオール、あるいは高級メゾンからはBALENCIAGA(バレンシアガ)がラグジュアリーな佇まいのワークジャケットを発表するなど、いわゆる広義の「ワーク」スタイルを基軸としたアウターの再提案が活発化しております。質実剛健、とは言いながらも、そこはやはり、何よりもリュクスでエレガントであるという前提に立ち、再解釈が施された逸品揃い。伝統的でありながらも今の時代には新鮮に映る、この春注目のジャンルをぜひコーディネートの選択肢に採用いただければ幸いです。


PICKUP ITEMS
おすすめアイテム

特集#1 アイテム1
BURBERRY/ハリントンジャケット

特集#1 アイテム1
PT TORINO/カバーオール

特集#1 アイテム1
BALENCIAGA/ワークジャケット

特集#1 アイテム1
CIRCOLO/ジップアップブルゾン

特集#1 アイテム1
SIVIGLIA/カバーオール