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モダンブルーの羽田でございます。
今週のNais日曜版では【秋の特別編】として、イタリアクラシコを代表する5人の「伊達男」たちにフォーカス。
卓越したファッションセンスに遊び心あるエレガンス、そして何よりその佇まいと生き様自体が粋であり、艶やかな男の色気を醸し出す、彼らの魅力に迫ってまいりたいと思います。

タリアトーレ、ピーティートリノ、ラルディーニ、アスペジ、そしてシヴィリア。創業者あるいはブランド中興の祖として今なお現役で活躍を続ける彼らには、それぞれに誇り高き志と揺るがぬ矜持が満ち溢れ、それは各ブランドが展開する名作たちにおいてしっかりと顕出されています。
日曜午後のひととき、まさに「男が惚れる」彼らの歩みの一端に触れながら、イタリアクラシコの美しい作品群とその世界観とともに、ごゆっくりとお買い物をお愉しみいただければ幸いです。




伝統的イタリアンテーラーの矜持に、遊び心を忘れないイタリア男性の艶感をも包括する――1960年代に創業したレラリオ社の2代目であり、同社を母体に1998年からはイタリアンテーラーブランド「TAGLIATORE(タリアトーレ)」のオーナー兼デザイナーを務める、現代のイタリアクラシコを代表する第一人者、ピーノ・レラリオ。
靴のアッパー部分の「裁断士」であった敬愛する祖父の志を受け継ぎ、その誇り高き職業の名をブランドに冠した彼は、デザインはもちろんのこと、パターンや縫製、果ては店舗責任者まで担うという多才ぶりでも有名です。
そしてその卓越したファッションセンスは、世界中の伊達男たちにとってまさに憧れの存在そのもの。
そして彼が生み出す作品群には、力強いワイドラペルが特徴的でありまさにその名を掲げた「PINO LINE」シリーズをはじめ、彼の美学が隅々に至るまで確かに息づいております。


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2008年に創業した「PT TORINO(当日はPT01)」にて、2016年よりアートディレクターを務めるドメニコ・ジャンフラーテ。
1971年、イタリア南部のプーリア州にて生を受けたドメニコは、セリエA「USクレモネーゼ」にてプロサッカー選手としてのキャリアを積んだのち、22歳の若さで引退。
その後はサルトだった母の影響もあり、ファッション界へと転身。
自らの名を冠したショールームを開くと、気鋭のエージェントとして頭角を現していきます。
PT加入後は、新フィット「GENTLEMAN FIT」やヴィンテージのワークパンツを“再構築”する試み「REWORKED」、ゆったりとしたシルエットが新鮮な新デニムライン「THE REBEL」など、革新的な提案を次々と発表。
近年はPT TORINO DENIMの「ROCK」が彼の愛用モデルとして大ヒットするなどファッションアイコンとしても有名で、ピッティ・ウオモの常連としてそのスタイルにも注目が集まっています。


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伝統的なサルトリアの手法と最新の設備技術を巧みに使い分けるイタリアクラシコの名門「LARDINI(ラルディーニ)」。
創業者ルイジ・ラルディーニがその世界に足を踏み入れたのはなんと18歳のとき。
父の財政的支援、そして兄のアンドレア(コンピューター技術面を担当)と姉のロレーナ(経営・財務管理を担当)によるサポートを受け、1978年、イタリア中東部のアドリア海岸に面する港湾都市アンコナに仕立て工房を開業します。
その後、末妹のアンナリタ(品質管理を担当)も加わり家族の強い結束で事業を拡大していくと、1993年には満を持して初のメンズコレクションを発表。
現在は息子であるアレッシオがブランドマネージャーとして「2代目」を継承、そしてルイジはクリエイティブ・ディレクターとして今なお辣腕をふるっています。


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ジョルジオ・アルマーニが米TIME誌の表紙を飾り、イタリアのファッションがやがてモードの大国と成長していく、その前夜にあった1960年代。
そんな時代のうねりからはまだほど遠いミラノ郊外で、25歳の青年アルベルト・アスペジは、両親が営むシャツ工房を拠点に新しいシャツメーカー「ASPESI(アスペジ)」を創業しました。
多くのイタリア人がそうであるように父の背中を追いかけて育った彼は、良質なシャツづくりへと邁進。
当時から卓越した「目利き」の力を持っていたアルベルトは、その後1970年代にダークカラーのダウンジャケット、1980年代に「M-65」のモディファイと、革新的なアイテムでシーンに大きなムーブメントを幾度も巻き起こす、まさしくイタリアクラシコを代表するヒットメーカーとなります。
齢80を迎えんとする今なお、圧倒的な審美眼でブランドに絶大な影響力を持つ‟総帥”として君臨しています。


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1983年創業、イタリア・アンコーナの老舗パンツメーカー「ONE WAY」社にて、CEO兼メンズディレクターを務めるサウロ・ビアンケッティ。
同社では妻のグラツィエラはレディース&キッズラインを、長男のミケランジェロは生産管理を、次男のチェザーレはPRを担当しており、実にイタリアらしい家族経営の象徴でもあります。
同社を母体に2005年にサウロが立ち上げたのが、デニムブランド「SIVIGLIA(シヴィリア)」。
インコテックス擁するスローウェアグループのOEMも請け負っていた同社の豊富な実績を背景に、クラシックをベースにしながらも革新的な技術と斬新な素材使いで、瞬く間に人気を獲得していきました。
そして彼は2019年、新たなるパーソナルコレクションとして「YCHAI(イカイ)」を発表。
その全シリーズに共通してあしらわれたバックポケットの4つのドットは、ビアンケッティ一家4人を表現しているとされ、父・サウロを中心とする家族の結束の強さは今なお健在であることを証明しています。


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