いつもNaisをご覧いただきありがとうございます。 モダンブルーの羽田でございます。 季節外れの猛暑日を経て、やや落ち着きを見せているとはいえ、この夏は日本列島が記録的な暑さに見舞われるのではないかと予想されております。 そこで今週のNais日曜版では、夏に纏う中でもひと際軽やかでミニマルな存在と言える「無地Tシャツ」にフォーカスし、その魅力の深淵に迫ってまいりたいとおもいます。 清涼感と艶やかさをもたらす「素材」へのこだわり、プレーンだからこそ可能性に満ちた「シルエット」における遊び、あるいは、あえてハイブランドで「パックTシャツ」を選ぶことの意味。 いくつかのテーマごとに、モダンブルーが自信を持ってお薦めしたい厳選品をご用意させていただきました。 日曜午後のひととき、シンプルながらも奥深き世界をどうぞごゆっくりとお楽しみください。 |
いわゆるハイブランドが厳選するコットン素材には、いずれも産地や生産背景に並々ならぬこだわりとともに語るべき物語性が包括されています。 イタリアクラシコの世界においても、イージージャケットの旗手である「CIRCOLO 1901/チルコロ」やファクトリーをバックボーンに持つ「Cruciani/クルチアーニ」など、艶やかさとストレッチ性を兼ね備えた生地にこだわり、エレガントな逸品を生み出しています。 そんな先人の叡智に倣い、私たちモダンブルーでも「極上の着心地とシルエット」を追求してたどり着いたのが、この夏デビューの新オリジナルブランド「MODERN B./モダンブルー」のスビンギザコットン製クルーネックTシャツ。 最高品質のコットンを掛け合わせたハイブリッドコットン「SUVIN GIZA(スビンギザ)」をミリ単位でディテイルを調整してスマートな印象に仕上げた本作は、国内1位のニット生地総合産地で90年以上続く編立工場にてハイゲージで編立てし、群馬県で100年以上続く老舗の染色工場で仕上げた“The Made in Japan”の生地を採用しています。 超長綿同士の出会いが生んだ、カシミヤのようなとろりとした滑らかな肌触り、しなやかで、優美な光沢感といった特性が余すことなく味わえる、大人のためのプレミアムなTシャツをこの夏ぜひ、お愉しみください。 |
PICKUP ITEMS おすすめアイテム |
MODERN B. |
CIRCOLO 1901 |
Cruciani |
STUDIO NICHOLSON |
JIL SANDER |
BALR. |
もともと米国を中心に低価格な簡易包装による2~3枚入りパッケージで販売されていた「パックTシャツ」は、2010年代後半から日本でも急速に普及。 ミニマルでコンフォータブルなアイテムとしてファッショナブルな地位を確立し、近年では「PRADA/プラダ」や「JIL SANDER/ジルサンダー」、「Maison Margiela/メゾンマルジェラ」といったメゾンからも数多くのパッケージTシャツが展開されています。 モダンブルーでも多彩なラインナップからお選びいただけますが、一番のお薦めはやはりプラダ。 種類の豊富さはもちろん、均整のとれた佇まいの美しさ、汎用性の高さの中にも漂う気品など、メゾンの矜持を十二分に感じさせてくれる逸品です。 まさに真夏の伊達男にとっての「隠れた必携品」として相応しきスタンダードナンバーと言えるでしょう。 |
PICKUP ITEMS おすすめアイテム |
PRADA |
PRADA |
JIL SANDER |
Maison Margiela |
DIESEL |
POLO RALPH LAUREN |
「無地」という究極のシンプルを逆手にとり、胸元のアイコンやロゴをボディと同じトーナルカラーで表現したアレンジも、メゾンの名品においてはよく見受けられます。 遠目で見るとすぐには分からず、しかし近づき目を凝らせばぼんやりと浮かび上がるトーナルカラーロゴは、「足し算」よりも「引き算」的なアプローチが好まれるハイブランドでは非常に相性の良いものなのかもしれません。 こちらで紹介しているアイテムはほんの一例ですが、漆黒や純白、濃紺といった洗練された色調の中に仄かに浮かびあがるデザインの美を、夏の装いを通してぜひご堪能くださいませ。 |
PICKUP ITEMS おすすめアイテム |
BUREBRRY |
EMPORIO ARMANI |
Y-3 |
主にオートクチュール(高級仕立服)を取り扱うハイブランドを総称する「メゾン」。 彼らが生み出すプレタポルテ(既製服)はその歴史的背景ゆえ高価であり、同時にその絶対的な価値は原点かつ矜持である、シルエットの美しさにこそ見出すことができます。 現在、巷ではビッグシルエットがトレンドの最前線。 しかし大人の男女が着こなす場合、ともすれば子供っぽく、だらしなく見えてしまうため、服選びにも厳しい審美眼が求められるでしょう。 そのようなときも彼らであれば、培った伝統の仕立て技術をバックボーンに、纏うだけで流れるようなラインを創出する芸術的作品を、私たちのもとに確実に届けてくれます。 その美への安心感こそが彼らの存在意義であり、今の時代にこそその価値は求められていると言えるのではないでしょうか。 この夏「無地Tシャツ」という究極の洗練美を通してぜひその一端をお楽しみいただけますと幸いです。 |
PICKUP ITEMS おすすめアイテム |
BOTTEGA VENETA |
JIL SANDER |
STUDIO NICHOLSON |
Maison Margiela |
Y-3 |
Y-3 |