列記してみてみますと、摂り過ぎているものは、脂肪分やカロリーの高いものばかりです。
不足しているものは、代謝を良くしたり、脂肪分を分解してくれるビタミンやミネラルが多いですね。

栄養バランスの良い食事を心がけ、食品は３０品目を目指す。と厚生労働省も公表していますが、ついつい手軽な食事になっていることが多いものです。

例えば、昼食代わりにファーストフードのランチセットやスナック菓子を食べるとします。
すると、ビタミン・ミネラル・植物繊維が全然足りてないので、満腹中枢の働きが遅くなり、「もっと食べよう。」と思います。

ファーストフードやスナック菓子は、少しくらいの量では食べても満腹感を感じません。
そして、ついつい食べ過ぎてしまい、カロリーや油分・糖分・塩分を摂りすぎてしまうのです。

ダイエットに必要なものは「カロリー」ではなく「栄養」なのです。

理想的な食事は、できるだけ肉よりも魚、魚よりも野菜です。
さらに、ご飯は食べ過ぎないことが大切です。
たんぱく質はできるだけ動物性のもの（肉）よりも植物性のもの（大豆）から摂ることです。
さらに、甘さ・辛さは味覚を弱めてしまうので、できるだけ控えめにすることも大切です。

今まで、自由に好きなもの（味の濃いもの）ばかりを食べてきた方には、難しい選択のように思えますが、ゆっくり噛んで食べてみて下さい。

野菜や、お魚にも甘みがあるのです。
ゆっくり噛んで食べれば、食事の味は、薄味でも美味しくなります。
試しに、食生活を変えずに、噛む回数を倍にしてみて下さい。
いつもの食事の濃い味が、嫌になります。　そして、満腹感を感じます。

まず、いつもの食事を、時間をかけて良く噛んでいつもの濃い味の食事を嫌になりましょう。
すると、量が必ず減ります。　食事も楽しくなくなります。
ファーストフードやスナック菓子の味が、塩辛く濃く感じます。

それを実感してから、野菜やお魚を、良く噛んで食べてみましょう。
すると「美味しいと感じる」ものです。

無理に、味の濃いもの、肉類、ファーストフード、お菓子を制限することはストレスとなります。
そのような不必要な食べ物を、欲しがらない体質にすることが「楽しいダイエットの近道」なのです。