日本の伝統色


当店の色表記は「日本の色辞典」(詳細がこのページの下にあります)に拠っています。
当初は、日頃なじみのない色名を使うことに抵抗がありましたが、徐々に日本の伝統色について知るにつけ、逆にこの世界をみなさんにご紹介したいと思う様になりました。
ここでご紹介する130色は、当店が表記の上でよく使用するものを中心に選んでおります。
色や名前を楽しんでいただくと同時に、色の確認などにご利用いただけましたら幸いです。



<<赤系20色>>

朱 色
(しゅいろ)
珊瑚色
(さんごいろ)
茜 色
(あかねいろ)
深 緋
(こきあけ)
紅葉色
(もみじいろ)
曙 色
(あけぼのいろ)

(くれない)
紅絹色
(もみいろ)
艶 紅
(つやべに)
深 紅
(ふかきくれない)

今様色
(いまよういろ)
石竹色
(せきちくいろ)
桜 色
(さくらいろ)
桜 鼠
(さくらねずみ)
橙 色
(だいだいいろ)
朱鷺色
(ときいろ)
小豆色
(あずきいろ)
羊羹色
(ようかんいろ)
柿 色
(かきいろ)
萩 色
(はぎいろ)


<<紫系10色>>

深 紫
(こきむらさき)

帝王紫
(ていおうむらさき)
古代紫
(こだいむらさき)
江戸紫
(えどむらさき)
浅 紫
(あさむらさき)
紫 鈍
(むらさきにび)
藤 色
(ふじいろ)
葡萄色
(ぶどういろ)
藤袴色
(ふじばかまいろ)
桔梗色
(ききょういろ)


<<青系20色>>


(あい)

(こん)
縹 色
(はなだいろ)
浅 縹
(あさはなだ)
深 縹
(こきはなだ)
青 黛
(せいたい)
浅葱色
(あさぎいろ)
水浅葱
(みずあさぎ)
水 色
(みずいろ)
瓶 覗
(かめのぞき)

鉄紺色
(てつこんいろ)
納戸色
(なんどいろ)
藍 鼠
(あいねず)
青 鈍
(あおにび)
空 色
(そらいろ)
新橋色
(しんばしいろ)
千草色
(ちぐさいろ)
ナイルブルー 桝花色
(ますはないろ)
勿忘草色
(わすれなぐさいろ)


<<緑系20色>>

柳 色
(やなぎいろ)
裏葉色
(うらはいろ)
木賊色
(とくさいろ)
蓬 色
(よもぎいろ)
緑 色
(みどりいろ)
若竹色
(わかたけいろ)
青竹色
(あおたけいろ)
萌葱色
(もえぎいろ)
鶯 色
(うぐいすいろ)
鶸 色
(ひわいろ)

千歳緑
(ちとせみどり)
常磐色
(ときわいろ)
若菜色
(わかないろ)
若苗色
(わかなえいろ)
若草色
(わかくさいろ)
苗 色
(なえいろ)
苔 色
(こけいろ)
海松色
(みるいろ)
青磁色
(せいじいろ)
老竹色
(おいたけいろ)


<<黄系10色>>

刈安色
(かりやすいろ)
黄檗色
(きはだいろ)
鬱金色
(うこんいろ)
山吹色
(やまぶきいろ)
朽葉色
(くちばいろ)
黄 橡
(きつるばみ)
菜の花色
(なのはないろ)
楊梅色
(やまももいろ)
芥子色
(からしいろ)
クリーム


<<茶系30色>>

唐 茶
(からちゃ)
樺 茶
(かばちゃ)
団栗色
(どんぐりいろ)
胡桃色
(くるみいろ)
柿渋色
(かきしぶいろ)
栗 色
(くりいろ)
白 茶
(しらちゃ)
一位色
(いちいいろ)
錆 色
(さびいろ)
亜麻色
(あまいろ)

生成色
(きなりいろ)
江戸茶
(えどちゃ)
梅幸茶
(ばいこうちゃ)
土器茶
(かわらけちゃ)
媚 茶
(こびちゃ)
焦 茶
(こげちゃ)
褐 色
(かっしょく)
金 茶
(きんちゃ)
鳶 色
(とびいろ)
杉 色
(すぎいろ)

雀 茶
(すずめちゃ)
煤竹色
(すすたけいろ)
遠州茶
(えんしゅうちゃ)
狐 色
(きつねいろ)
伽羅色
(きゃらいろ)
栗梅色
(くりうめいろ)
木枯茶
(こがらしちゃ)
煎茶色
(せんちゃいろ)
海松茶
(みるちゃ)
利休茶
(りきゅうちゃ)



<<黒・白・金・銀など20色>>

鈍 色
(にびいろ)
紅下黒
(べにしたぐろ)
藍下黒
(あいしたぐろ)
鼠 色
(ねずみいろ)
灰 色
(はいいろ)
銀 鼠
(ぎんねず)
利休鼠
(りきゅうねずみ)
深川鼠
(ふかがわねずみ)
藤 鼠
(ふじねずみ)
鳩羽鼠
(はとばねずみ)

灰汁色
(あくいろ)
薄墨色
(うすずみいろ)
梅 鼠
(うめねず)
消炭色
(けしずみいろ)
白 鼠
(しろねずみ)
鉛 色
(なまりいろ)
納戸鼠
(なんどねず)
柳 鼠
(やなぎねずみ)
金 色
(きんいろ)
銀 色
(ぎんいろ)




 ●「日本の色辞典」/吉岡幸雄 (紫紅社 2800円)

  • 著者の吉岡氏は「染司よしおか」の5代目。
  • 植物染めによる日本の伝統色の再現に努める。



「日本の色辞典」は379色について解説を施していますが、うち209色については日本の色の原点ともいえる「延喜式」に染色材料・処方を拠って、絹布あるいは和紙に天然染料・顔料を染めて実際に色を再現、さらに印刷も実際の色見本から直接製版し、補色を用いながらできる限り実際の色に近付けるなど多くの労力を費やした、まさに日本の伝統を重んじた色辞典となっています。

このページのカラーサンプルは「日本の色辞典」を片手に肉眼で再現したものです。なるべく忠実に再現したつもりですが、微妙な色合いの違いは否定し切れません。またモニターの違いによる色の変化なども生じているかも知れません。ご了承下さい。