マーライ新着かわら版 10月7日号 第三郵便物認可(うそ)
第十八共徳丸、気仙沼に鎮座しています。
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JR駅の前に横たわる漁船

はじめから読むときは過去ログ集へ☆
気仙沼の市街地から県道34号線を1kmほど北上すると、
レンタカーのカーナビが、『JR大船渡線 鹿折唐桑駅』を示しました。

まぁ、ナビの駅の位置を車から見るとこうなります^^;

ありゃりゃ@@; どういうことだコレは・・・。

ココ、海岸線からはかなり内陸部です。
『気仙沼 船 画像』などで検索してもらったら
すぐに見られますが、被災直後のココ一帯は、
押し流された瓦礫と船でグチャグチャでした。


2012年10月7日号
発行者:オリエンタルショップ
       マーライ楽天市場店
http://www.rakuten.ne.jp/gold/marai//
献花して黙祷して・・・

駅へ向かう道路を塞いだまま鎮座している、
この第18共徳丸という大型底引き網漁船は、
写真でうまく伝えられなかったケド、かなりデカい^^;

全長54m・全幅9.2m・総重量500トン
・・・てんちょ6024人分の重量です。

船が流されるためには、少なくとも喫水線以上に
水がないと船が浮かないワケですから、
地上から5mくらいは水で満たされていないと
動けなかったということです。 そして、ここは海抜2.2m。

20トン以上の大型船が48隻も、
こんな風に漂流してたんだそうです。

そして、地図で見るとここは住宅地なのに、
まわりにはなにも残っていませんでした。
気仙沼市の看板とともに第十八共徳丸を写す。
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クリスタルビレッジヨシダにかかる感謝の懸垂幕に頭が下がる思い。
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感謝の垂れ幕に頭が下がる

気仙沼港周辺の市街地に入ると、ほとんど建物がないか、
鉄筋コンクリートの頑強な建物がボロボロに破壊された跡が残っているだけでした。

この複合施設にかかっている懸垂幕には、オーナーからでしょうか、

『大勢のお客様をはじめ、皆様方にはクリスタルビレッジヨシダを二十五年間の長きにわたり、
ご愛顧お引き立て愛されて、誠にありがとうございます。
心から感謝の気持ちでいっぱいです。長い間本当にありがとうございました。』

という、最後の1行に大きな感謝とともに、続けることができなくなった、
強い悲しみを感じられるメッセージが掲げられていました。

津波の傷跡が色濃く残るこの建物に、この建物のオーナーさんは、
どんな気持ちで人々へあのメッセージを伝えようとしてくれたのでしょうか。
俯瞰して見ると荒れ地だらけ;;

気仙沼のホテル観洋の屋上から見た景色です。
右奥に↑の写真の建物が写っているのが見えますかね?_?

まわりになにも残ってないでしょう?_?
残ってないから、あの建物の被害のヒドさを見てしまいますケド、
本当にヒドいのは、まわりに建物がなにも残っていない、ということのほうなんですよね。

跡形もなく押し流されてしまった建物はどれくらいあったのか想像もつきません;;

ちなみに、ホテル観洋さんって、気仙沼と南三陸の2つがあるので予約とるときは要注意です!!
てんちょ、間違えて予約しちゃいましたから^^

それがかえって良くて、新しい出会いを生んだんですけど、
それは南三陸編でお話しますね♪

さて、こうしてみると、港から相当な内陸部にまで水が押し寄せていたことがわかります。
ん!?あのオレンジ色の建物はなんじゃろ?_?
向こう側が見えるような気がするが@@;

わかりますか?_? さっきの↑の写真の建物の左側にあるオレンジの建物。
ともかくそこを目指して車に乗り込みました=3
ホテル観洋の屋上から見た気仙沼
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気仙沼市街地にあるパチンコ屋さん。
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一際目立つ色の建物も・・・。

どうやらパチンコ屋さんだったようです。
しかし、建物の中にはなにもありません。

きっと、ここも震災直後は瓦礫だらけだったのでしょう。
ありとあらゆるものが、引きちぎられるようにして奪い去られたのが見てとれます。

手前にあるコンクリートの低い境目みたいなところにも、
なにか建物か塀があったのでしょう。 鉄芯が林立したまま朽ち錆びています。

こうなると、本当に不謹慎ですが、
いっそ全部なくなってしまったほうがマシなんじゃないか?と思ったりもしてしまいます^^;

破壊されて残された建物、それを解体している人々と、
旋回を繰り返す重機。 それにすら一抹の悲しみを覚えてしまうからです。

しかしそれは間違っていました。 っていう、
『奇跡の包丁』のお話は、気仙沼編の続編でお話しますね☆
実際の避難場所で体験談を☆

ここは、気仙沼南町の紫会館という、町内の集会所。
当初140人もの方々が避難生活をしていた場所です。

約40坪の小さな会合部屋がひとつ、トイレは男女共用が1つしかありません。

玄関の土間部分にだって、靴箱のなかにだって、
140人分の靴をしまうだけでもキツキツな状態です。

てんちょたちは、青年塾生90名くらいでこの会館に入りましたが、
それでも1つの靴箱に4人の靴を無理矢理押し込んで、
カバンを膝に抱えるようにして座ることになったんです。

ココに140人?、しかも寝れるのか!?

とりあえず被災地の避難所研修をするということで、みんなは出発前に言われていた、
「もし、突然災害に見舞われたとき、最低限暮らしに必要と思われるものを
バッグに入れたものを持って来てください。研修で使います。」
という指示どおり、体温を守るアルミ布とか懐中電灯やラジオを持って、建物の中に入ります。

てんちょはというと・・・正直、そういうのを持って飛行機に乗るのが面倒だったので、
そのバッグを持ってきませんでした^^;

紙に、『もし災害時に持ち出すとしたらのリスト・・・
ライター5本、ナイフ、紐、新聞紙etc』って書いて持って来だけなのでした(汗
気仙沼南町の紫会館という避難所
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体温がこんなにも暑いとは。
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体温がこんなにも暑いとは。

てんちょたちが被災地体験に来たときは8月の終わり、
夜になってもうだるような暑さのなかに、

隣の人の体温が感じるくらいの距離感で、
てんちょのオデコから流れるトンコツスープは止まることがありませんでした;;

しかし、被災当時はみぞれが降るほどに寒く、ストーブを焚きながらも、
そのストーブの灯油がいつ切れるかという不安も重なって、
眠れない日々が続いたんだそうです。 90人でこんな感じの会館に、
140人が3ヵ月以上も寝起きをしたこの避難所。

どうやって暮らしてたんだろ?寝れるワケなくね?

なんてコトを考えていたとき、この講座担当の青年塾同期生がアナウンスをしました。

「みなさん!事前にお伝えしていた、被災したときに
自分なら何を持ち出すかっていうバッグは持ってきていますね?
それでは発表しまます!!今日はホテルに宿泊というのは嘘で、
このまま全員でここに泊まります。 それぞれ、Myバッグのなかから
必要なものを取り出して、一晩暮らしてください!」

本当はこのあと、先ほどの高いところからの眺めの写真を撮った、
ホテル観洋で宿泊と聞いていたんですが・・・。

げげげ!!オイラMyバッグ持ってきてない!!
コンタクトレンズの替えもホテル。
携帯の充電切れそうだけど充電器はホテル。
着替えなんて持ち歩かない、当然ホテル。

突然被災するということは、こういうことですよね。
必要なものがなにもないなかで生活が始まる。
争いがないのは日頃の付き合い☆

それから、実際にこの避難所で暮らし、運営していた方々から体験談を聴かせて頂きました。
人数が多すぎるので、前半分にいる人は、
避難所の指揮をとっていた南自治会長の千葉さんから、
後ろ半分にいる人は、復興商店街副理事の坂本さんから、被災時のお話を聴きました。

そして、あとでレポートを書くために双方で聴いた話しをまとめてビックリです。。。
お二人とも体験談は違えど、同じ事を感じておられたんです。

『この場所で約140人が数ヶ月暮らしていましたが、
大きな争いが起きることはありませんでした。
それは、お互いに話はしたことが無い人同士でも、
日頃から顔を合わせると挨拶をしていたので、
みんな顔見知りのような感じがしたからです。
あのような危機の時に大事だったことは、
日頃の"コミュニケーション"と、"あいさつ"なのです。』
気仙沼紫会館で、南町自治会長の千葉さんにお話を聴く☆
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空き缶と牛乳パックでお米を炊くサバイバル缶
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牛乳パックで米を炊く!!

てんちょたちが、まずみんなで話し合いをしたことは、トイレです。
90名の男女に対してトイレは1つ。
なので毎時00分〜15分、30分〜45分は男子便所の立て札を、
15分〜30分、45分〜00分は女子便所の立て札を立てようなど、
活のルールを決めなければならないのです。

避難所で暮らした方々も、新しい問題が発生するたびに、
その都度新しいルールをつくって行ったのです。

そして、寝る場所をブロック分けしたり、朝ご飯を食べる順番などを話し合って、
ようやく晩ご飯を食べることに・・・。 あぅ。ご飯がないのか@@;

米はあります。炊けてませんT_T お米と水を入れた空き缶。
そして、その下に穴を開けた空き缶を置いて、
細切りにした牛乳パックに火を着けてご飯を炊きはじめました。
牛乳パック1本分で米1合☆

5〜6人ずつのグループに分かれて、
かわるがわるに牛乳パックを細く切ったのを入れていきます。

みんな炊飯ジャー以外でお米を炊いたことがないらしく戸惑いの状態。
あんまり入れすぎると焦げちゃううし、足すのが遅いと火が消えちゃうので、
なんだかみんな無言で火を見つめること20分。

実はてんちょはボーイスカウトだったので、
小学生のときからフツーに薪と鍋さえあればお米を炊けてました(。・_・。)ノ

菜箸を鍋ぶたと耳たぶの内側にくっつけると、なかの水がなくなったかどうかがわかります。
なのぉ〜で、口を出すと興ざめになるから、知らないフリをして、ジーっと見ていました(笑

そして、湯気が出なくなってからも、しばらく火を絶やさなかったので、
たぶん底が焦げ焦げになっているだろうなと思って、
今日は晩ご飯が少ししか食べられない覚悟をしたのでアリマスT_T
牛乳パック1本分で米1合炊く分の燃料になる☆
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缶だと音が聞こえないから、仲のお湯がなくなったかどうかの見極めが難しいね。
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空き缶で炊いた米と梅干し。

とりあえず助かったのは、自分達で炊いた米以外にも炊き出しの飯があるらしいという風の噂♪
だって、てんちょたちの班が炊いた米は、底ガチガチに焦げて、
真ん中くらいまでも黄色くなってましたから(涙

香ばしいを通り越してニガいわけですよ@@;

これ、通称『サバ缶』って言うらしくて、
てんちょは完全にサバの缶詰でご飯を炊くって勘違いしてたんですケド、
『サバイバル缶』の略らしいです^^;

緊急的に食べるときにはいいかもだけど、
鍋見つけたら絶対に鍋で炊いたほうがウマいのは間違いないです(汗

被災当時は、まだ救援物資も届かず、食べ物が少ないことよりも、
食べ物や燃料がなくなるんじゃないか?
などの精神的不安のほうが大きかったそうです。
メシを座って食うことすらできん狭さ!

米を炊くのはちょっと失敗しちゃったケド、まぁワカメご飯が配給されまして、
ひとり梅干し2個と真空パックのサバの煮付けが1キレもらえました><

ひもじい〜〜!! ホテル代先払いしたから、
てっきりご馳走とビールが出てくると思ってただけに(笑

発泡スチロールの箱に詰め込まれたワカメご飯を山盛りついで、
ふりかけメッチャかけて丸飲みしてやったぜ〜い!!

しかしひもじい@@;っていうか口さみしいT_T
それよりなにより、90人ですらこんなかで座ってご飯を食べることなんてできにゃい(゜Д゜)

ココに140人が暮らした避難所生活って、かなり過酷だったと思いますね。

1日ですらキツいのに、3ヵ月以上ですよ;;

ホント、イライラして争いごとが起きなかったというのは、
日頃からの挨拶とかもあるけど、統率していた方々の気配りがスゴかったんでしょうなぁ。感服です。
紫会館でメシを喰らう!これは140人で食べるのは大変だな@@;
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紫会館で青年塾生就寝す。
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蹴ったり殴られたりの就寝時間!

40坪に90人は無理だってぇぇぇぇ!!
これでもまだ全員就寝してないんですから@@;

実際に被災したときのように寝てみようということになりまして、
横になったのはいいけど、90人でもかなりキツいです。

右奥のほうでは、狭すぎて壁に足をよっかけて寝てる人もいるし、
てんちょたちは右手前で寝たんですケド、
壁際に並べてある会議テーブルの間に足を突っ込んで寝る状態。

イビキかいてる人もいれば、足をばったんばったんしながら寝てる人もいるし・・・。
しかしあまりにも疲れているから、何にも気にしないで寝てしまいました。

腕組みをしていないと、隣の人に手があたるくらいの近さで寝てたので、
途中何回か寝返りを打とうとして、隣の人をヒジで殴ってしまったようです(汗

この日は就寝午前1時半で、起床3時半・・・、2時間しか寝れない!!という研修内容T_T

少しでも寝ておかないと明日がヤバいと思って、すぐに寝るモードですZzz・・・。
一滴もお酒を飲まないで寝たのは何ヶ月ぶりだったでしょうか(笑

この生活が1日で終わったケド、たとえこれが3日でも1週間でも、
キツいけど耐えようと思えば耐えられたと思います。
それはきっと、『いつまで』っていうことがわかっているからです。

いつ、この暮らしが終わるかわからないままに避難所生活をせざるを得なかった皆様に、
本当にお疲れ様でしたと言いたいところです(・o・)

そして気仙沼の日の出からは次回以降のメルマガでネ=3

高解像度の写真と、載せきれなかった多くの写真は Facebookページに後ほどアルバム掲載します。


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