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マーライ新着かわら版　７月２４日号　第三郵便物認可（うそ）
銀座のホコ天で雄叫びをば。
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久々に食べ物を食べて泣きました☆

おこんにちわぁ♪
アジアン＆カジュアル　マーライてんちょの
藤原　順太郎でございます(｡･_･｡)ﾉ

いやぁ〜、東京に楽天EXPOってので出張しましてねぇ。

ついでだから、お休みを頂戴して、歌舞伎座やら寄席やらを
見物するプチ旅をしてみたのですよ(｡･_･｡)ﾉ

田舎モンのおいらは、信号が消えてるのを見ると
故障としか思えないんですケド、
銀座で信号が消えてたのは歩行者天国ってやつなんですねぇ。

右と左を交互に見ながら・・・右ヒジと左ヒジじゃないよ？
車が来ないことを確認して、おそるおそる車道の中心へ。

うぉー！横断歩道じゃないとこに立ってるだけで
なんか悪いことしてる気分になるー（笑


　
２０１４年７月２４日号
発行者：オリエンタルショップ
　　　　　 マーライ楽天市場店
http://www.rakuten.ne.jp/gold/marai//

念願の銀座久兵衛さんへ！

おいら、かなーり食い意地がはってましてね？
出張でも旅行でも、まず最初に決めるのは、

『そこで何を食べようか？』

なんですね(｡･_･｡)ﾉ

今回の旅では、ひとつは学芸大前駅近くにある
キタナシュラン認定の中華料理屋さんでニララーメン、

そしてもうひとつは！！

ここですココ♪
言わずと知れた老舗、
銀座・久兵衛さんでーす♪

 銀座・久兵衛さんの本店入り口
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魯山人の絵が飾ってあった４階
クリックするとデカくなります☆		 魯山人って、どうして有名になったの？

入り口をくぐったときからテンションMAXなワケですが・・・

すぐに４階にある待合室とやらに通されました。

そこは、ミニ魯山人ギャラリーみたいになっていて、
北大路魯山人の書画や作陶が飾られているんですねぇ☆


そういえば、北大路魯山人って、なんでみんな知ってるんだろ？＿？
教科書に載ってるワケでもないのにね？＿？

おいらが心当たりがあるのは、漫画・美味しんぼの海原雄山からか、
何十年も前の「料理の鉄人」に審査員として出演していた
魯山人の最後の愛弟子・平野雅章さんの
どっちかで知ったと思うんですけど、
あなたはどこで魯山人を知りました？＿？
実際に食べるときは、魯山人のお弟子さんです。

展示された魯山人の器たちは、
どれも素敵な風合いですが、強い個性が感じられて
シンプルなお鮨やお造りだと、
お料理とマッチしないんじゃないかなー？＿？

なぁんて素人ながらに考えておりましたが、
魯山人の器でお料理を頂けるのは、
魯山人コースという最上位のメニューだったみたい☆

ふつうにおまかせコースでは、
魯山人のお弟子さんの作陶に盛られる模様です。

あとで聞いた話しでは、１階のカウンターは焼きものだけど、
２階のカウンターは御影石のような黒い石だとか？

このへんは要検証なのですが、
次回に確認することはできませぬ。

次回出張することがあったら、
今度はすきやばし次郎さんに行ってみたいんだもん（笑

 魯山人の器たち
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さっそく握りはじめです！
クリックするとデカくなります☆		 老舗って、こんなに柔軟で優しいのね。

さっそく座ってビールをお願いすると、
しっかりしたワカメの洗いと茶碗蒸しのお通しを前に、
職人さんが中トロを握り始めました。

ひょいっと出された中トロをつまんでパクっと。
もぐもぐもぐ・・・。

ジーーーーン。

一体感です。一体感。
もうねぇ、一言で言うなら一体感なんです。

シャリとネタの融合。境い目はないが、圧縮感はまったくない。


そして、分厚いえんがわを、まな板と並行に包丁を入れながら、
職人さんは、シャリの大きさは丁度いいか？
好きなネタはあるか？光り物は大丈夫か？
普段の味は濃いめが好きか薄味が好きかなどを聞いてくれるのです。

おいらの老舗のイメージって、
高慢で「いいから黙って食え。」的な感じだったので、
お客の好みを聞いてくれるなんてことは思ってもいなかったんですねぇ♪
鮨を食べると想い出すんですよ。

こうやってカウンターでお鮨を食べているとき、
おいらは、よく、あることを想い出して苦笑いしてしまうんですね。

そう、おいらが高校生のときのことなんですけどね。

うちは、おかんと二人暮らしで、おかんは食べ盛りでカネのかかるおいらを育てる為に、
仕事を三つも掛け持ちしてくれていたんですね。

おかんは、平日は保険の外交員、夜は皿洗いのアルバイト、週末はバスに２時間揺られて
層雲峡の温泉街に泊まり込みで、旅館の布団敷きのアルバイトをして、
それでも毎月のお米を買うお金にも困るほど、おいらは大メシ喰らいだったのです。


もっとも、そんなに生活がキビしかったっていうのは、
後になってから知った話で、当時のおいらは無頓着に暮らしていたんですけどね^^;
左手にネタ、右手にシャリを掴むところまでは見えたケド・・・
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ものすごく速くて、どうやってどうなったのかわからなかった！
クリックするとデカくなります☆		 あれは何の日だったのでしょう？＿？

なんの記念日だったのかは覚えていないんですが、そんなおかんが、
今日は特別に、お鮨を食べに連れてってあげようってんで、
旭川の繁華街ド真ん中にある、老舗のお鮨屋さんの暖簾をくぐったわけです。

ちょっと高校生のおいらには敷居の高いお店でねぇ、
いまもあの雰囲気は忘れないんですけどね。

蛯幸っていうお鮨屋さんでね。

お店に入るとき、なんだかものすごく緊張したのを覚えていますね。

で、最初はおまかせ握りセットみたいなのが出てきたんですけど、
いままで食べてた鮨とはまったくもって違う食べ物っていうぐらい、圧倒的感動的に美味い！！

もう、夢中になって食べましたね。

穴子、穴子がね、職人さんの後ろで炙られて、香ばしくなったところへ、
煮きりをひょいっとつけて出てくるのね。

この穴子の、外側香ばしく中ジュワっとにビリビリと感動して、
5回か6回ぐらいおかわりしたんですね。

2貫単位で出てきたから、穴子だけで12貫ぐらい食べたハズ（笑

まぁ〜今でも想い出したらお腹イッパイになるほど、他にもメチャメチャ食べましたね。
おかん？もう食べないの？＿？

一人前食べ終わって、おいらに好きなものおかわりしていいよって言ったきり、
おかんはお茶しか飲まなかったんです。

なんでだろ？

「はは？もう食べないの？」って聞いたんだけど、
おかんは首を横に振るばかり。

たいしてして気にもせず、しこたま食べて、
まぐろもホタテも赤貝もハマチもひととおりお変わりして、
もーおなかイッパイ！！

おかんがお会計をお願いしたら・・・。

お会計は2万9千円にもなっていました＠＠；


きっと、あの当時の一ヶ月の食費まるまるぐらい？＿？

さすがに高校生のおいらも、愕然として、
夢中になって食べたことを後悔したものです。

おかんになんて謝っていいやら・・・帰り道は無言。

・・・かと思いきや、ともかく穴子の感動をしゃべりたくてしゃべりたくて、
ひたすら穴子がウマすぎたって話しを興奮しながらしゃべってましたね。

大人になって、自分のお金でちゃんとしたお鮨を食べられるようになったとき、
ふと思い出して探してみたんですけど、もうそのお店はなかったんですね。


でもね、おいらの心の中には、あのときのまんま、
あの穴子の感動と一緒に、あのお店はいつまでもあるのです。


あ。長くなりましたけど、→の写真が最初に出てきた中トロ。

 まずは中トロからスタートでござんす♪
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職人さんの手元に興味津々♪
クリックするとデカくなります☆		 お客さんの目が職人さんの手元を♪

握りも巻きものも、職人さんの仕事はテンポよく小綺麗で、
見るほどに期待感が高まるうぅぅぅぅぅ〜〜！！んです♪

『写真撮ってもいいですか？』って
あっちコッチのお客さんが職人さんに聞いています。

ノーフラッシュなら全然構わないそうです☆

お隣はシンガポールからの家族連れなんですが、
全お鮨を写真に収めながら、幸せそうにお鮨をほおばっていましたよ♪


ここのお鮨は、お鮨という食べ物そのものだけじゃない。

空間の魅力であったり、自分のところへお鮨が出てくるまでの
プロセス自体がエンターテイメントであるのだなぁと感心した次第であります！！
涙が溢れてくるなんて。

まいりました。　本当にまいりました。

この穴子、一口でほおばったんですけど、
口に入れてほどなく、涙が溢れました。


顔が紅潮して、瞼にはなみなみと涙。
目の前は、セピア色のキャンバスを張ったかのように、
何も見えません、そのセピア色だけしか。

大げさじゃぁないんです。
隣りに座ってた友達も、おいらの変化にビックリして、ややウケてましたもん^^;


↑で話したみたいに、穴子に特別な思い入れがあるからだけかも知れません。
いぁ、しかしながら、この穴子はいままで食った穴子のなかでズバ抜けて一番にウマい！！

左は煮きり、右は塩で頂くのです。

ふっくら炊きあがって、清酒の香りがフワッと残る煮穴子の、
そのふくよかさを完璧に残したまま、表面は香ばしくカリっと焼き上がっていて、
そこに塗られた煮きりの甘じょっぱさ！塩の粒子感！！

感無量です！！　おかわりです！！・・・おかわりを２回で我慢しました。

ほんとは5回ぐらいおかわりしたかったんですけど、
それは今度、おかんにご馳走してもらうときにします（笑		 涙がこぼれ出た、穴子鮨。
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見得を切るって、結構深くまで腰を落とさないとヘッピリに見えるのね。
クリックするとデカくなります☆		 見得を切る！って案外難しいのね☆

銀座久兵衛さんのお鮨を堪能したあとは、

会社のみんなに銀座の佃煮屋さんでおみやげ買って、
すぐ近くの歌舞伎座で、いよいよ初体験です♪

途中で、ものものしい車列に遭遇しましてねぇ。

パトカーでもない黒塗りの高級車ばっかりなのに、
スピーカーがついてるらしく、
『歩行中のかた、路肩に寄ってください！』

みたいなことを命令口調で言われまして。。。

助手席の窓から上半身を乗り出したスーツ姿の屈強な紳士が、
無線で『左側確認済！どうぞ！』とか言うと、
一斉にその高級車の車列は左折して消えていきました。

あとでわかったんですけど、安倍総理とケネディ駐日大使が
歌舞伎座に来てたんですね。あの車列、間違いなくそうだったんだなぁ。


歌舞伎座、全部見ると２万円ぐらいかかるんですけど、
『一幕見席（ひとまくみせき）』っていう歌舞伎座だけのシステムがあって、
1000円ぐらいで一幕だけを見られるんですねぇ。


おいら、名前が『順太郎』なんですケド、見た演目は『悪太郎』でした。

悪たれガキが、悪いことしすぎて、叔父さんにダマされて出家させられちゃう物語で、
なんだか自分が出家するみたいでお尻の辺りがモゾモゾしましたよ(-_-;)

４階席で、自由席＋立ち見なので、先に並んで座ったもん勝ちでした（笑


帰りに地下で記念撮影パシャッ(｡･_･｡)ﾉ
見得を切るってのは、よっぽど腰を落として構えないとヘッピリに見えるんだねぇ^^;

あ〜ぁ♪よいお休みを頂戴致しました☆彡



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