おこんにちわぁヽ(`○´)/


てんちょ、モン族アイテムの仕入れちう

アジアン&カジュアル マーライ楽天市場店長の
藤原 順太郎でございます(。・_・。)ノ

初めてのかたには『はじめましてぇ♪』
以前からの読者さまには、

『そりゃ60秒以内だったけどさぁ、
ポテトがバラバラなっちょるよ@@;』


さてさて、夫婦って面白いんですねぇ(´д`)

フェルメールって画家をご存じでしょう?_?

絵の左側に窓があって、
右側に女の人が座ってて、
左の窓から太陽の光が女の人に注がれる・・・
フェルメール:牛乳を注ぐ女(1658-60)
[牛乳を注ぐ女(1658-60)] クリックするとデカくなります☆


みたいな、左からの光と影のコントラストが
印象的な絵を多く残した17世紀オランダの画家。


フェルメールブルー"と呼ばれているほどに印象的な、
ラピスラズリから作った
ウルトラマリンの鮮やかな紺碧で描かれた、
フェルメール:真珠の耳飾りの少女[1665-66]
真珠の耳飾りの少女[1665-66] クリックするとデカくなります☆


『真珠の耳飾りの少女』のターバンなども素敵ですよね~(^O^)


その、フェルメールの全作品37点が!! 
制作年代順に!!

・・・と、特に意味なく大声っぽくなってしまいましたケド、
ズラズラズラーっと
年代順に並んでる展示場に行って来ました♪


エッ!?そんなハズはないって?_?
盗まれてるのもあるって!?


そうなんですと。

盗まれたのもあるし、
個人所有のもあるし、
世界各地の美術館でバラバラに展示されてるものもあって、
オイラが行った展示会のは
全部本物じゃないんですって(/_・)/


でも、偽モノってワケでもないんですとよ?

じゃぁなんなんだっていうと、
re-create(リ・クリエイト)」って言って、
古い絵画が、描かれてから数百年経って、
色が褪せてきたり、
細部が失われちゃったりする部分を
最新のデジタル画像技術で
描かれた当時のままに 再現するっていうものらしいんですわ(。・_・。)ノ


詳しくは『フェルメール・センター』で調べてみて☆彡

たしかに、青も黄色も爛々としていて
フェルメール:取り持ち女(1656)
[取り持ち女(1656)] クリックするとデカくなります☆



古い作品を見てるという感覚はなかったですもんね☆


で。


あ、『そのフェルメールと「夫婦って面白い」って話になんの関係あるのさ?』って
イライラってなってきてるアナタ♪
小エビでも食べながらもうちょっと辛抱してくださいね☆彡



オイラが見にいったのは、美術館とか広いトコじゃなかったんです。
オイラの地元、北海道は旭川にある西武百貨店の特設会場。
通路も人が一人ずつすれ違うのがやっとなくらいです。


そんで、フェルメール展の入り口でお金を払って、
ポッケの小銭入れにお金をしまいながら歩いていたら、
ドスンっ!て前のおじさんにぶつかってしまいました^^;

『あぁすみません!!』って謝ったんですが無視です;;


入り口を入ってすぐのところで、
通路の真ん中に立ち止まって、
60歳くらいの夫婦らしきカップルが『はじめに』と書かれた
パネルの説明書きを声に出して読んでいます。


オッサンのほうは、丸メガネに薄い髪の毛をなんとか右から左に
七三分け風に持って来て、カラシ色のジャンバーにチノパン。
甲高い声で、ちょっと加藤茶っぽいw

オッサン:『んとぉ~? フェルメールわぁ~、
     17世紀オランダ絵画黄金期のぉ~
  ・・・ほぉほぉナチスドイツに行ったのは贋作なのかぁフムフム。』


ちょっと声がデカいんですよ美術館的なところにしては^^;


オバさんのほうは、腰までのロングヘアに黒いカシミアのコート。
COACHのショルダーバッグを提げて、
厚手のサーモンピンクのミドルスカートに黒ストッキング。
場末のスナックのママみたいな、酒焼けしたようなガラガラ声(笑

オバさん:『も~説明なんていいから行こうよもう。
      いちいち声に出して読みあげなくていいからもう。
      買い物だってしたいのに閉店なっちゃうじゃないのもう。』

こちらもまた美術館的なところにしては、ちょっと声がデカいんですよ@@;
どっちにしても夫婦そろって、ちょっと声がデカいんですよ@@;



通路をふさいで説明書きを最初から全部声に出して読んでるうえに、
二人とも結構大きめな声なもんだから、
正直、普段は超温厚なオイラではありますけど、
ダラダラ読んでるオッサンにも、文句言ってるオバさんにもどっちにも

『うるせー!!はよどけろ!!(怒)』とか思っちゃったワケですよ^^;


ふぅ。やっと前の二人が一枚目の絵を見に行ってくれたので、ホッとして、
オイラも『はじめに』という説明書きのパネルを読みはじめたんです。


そしたらまたオッサンの大きな声で
『マ~リ~ア~とぉ~、マ~ル~タ~のぉ~、家のぉ~キリスト~?』

とか聞こえるワケですよ;;
どうやら作品のタイトルを声に出して読んでるらしい。

フェルメール:マリアとマルタの家のキリスト(1654-55)
[マリアとマルタの家のキリスト(1654-55)] クリックするとデカくなります☆


声がデカすぎるんだってばもー@@;


ほいでそのオッサン、全部の絵をひとつひとつ解説すんの奥さんに。

オッサン:『ほらね、この光と影のコントラストがフェルメールっぽいんだよねぇ~。』

でも、そのオッサンもその絵を見るのは初めてっぽいの(笑

オッサン:『そいでね、この三人の視線なんかがリアルですごいんだねぇ。
     このカゴに入ってるのはパンでね、ほら、キリストさんだから。』


そして、オバさんのほうは、そんな亭主の説明に、露骨なウンザリ顔で対抗してるんです。

オバさん:『うん、はいはい。わかったから次いこうよ。』


なんだかなー;; オバさんのほうもそんなに不機嫌な顔しなくてもいーだろーに。

とか思いながらも、そのオッサンは今どきの若者でいうところの
『ウゼー(´д`)』って感じであることも否めないワケでして。。。


そのあとも、もうねぇ・・・ぜぇ~んぶの絵の前で、
オッサンの講釈が始まっちゃうんですねT_T
フェルメール:デルフトの眺望(1660-61)
[デルフトの眺望(1660-61)] クリックするとデカくなります☆



そのたんびに、オイラも通路が狭くてつっかえちゃうから、
オッサンの講釈を遠巻きに聴きながら我慢してるんです^^;


・・・そんなこんなで、イライラしながらも少しずつ進んでいきまして、
ようやく20枚目の絵・・・このあまりにも有名な絵の前で、
ついにオバさんが我慢の限界を超えてしまった模様です=3=3=3
フェルメール:真珠の耳飾りの少女[1665-66]
真珠の耳飾りの少女[1665-66] クリックするとデカくなります☆



オッサン:『そうだったんだよなぁ~。この青がなかなかどーして、フツーにやっても出ないんだよねぇ。
      こぉ~の、青の青さってーのを出すのに随分苦労したんだよなぁ~。うんうん。』


っと、オッサンがしたり顔で語っているトコにカブり気味でオバさんがキレました=3

オバさん:『もーうるさいわねー!!あんたが色つくったわけじゃないでしょ!?
     あんた電器屋じゃないの!!だいたい絵なんて描いたことないでしょ!!
     もういちいち説明とかいらないから、黙って見てちょうだいよ!!ほんとに!!』


ひぃぃぃぃぃ;; すんげぇヒドいぃぃぃぃ;;

・・・ケド、よく言ってくれたーーー(笑

しかし気まずそうだー@@;

そこから、次の絵も、次の次の絵も、次の次の次の絵も、次の次の次の(次n)の絵も・・・

ずーっと気まずい沈黙のままトボトボ・・・トボトボ・・・進んでいく二人。。。
ほら、こんなに精緻な赤い糸の描写にも、感嘆の声すらあげることなく・・・。
フェルメール:レースを編む女[1669-70]
レースを編む女[1669-70] クリックするとデカくなります☆




あ"~~!!も"~~!! こっちもなんだか気まずいぜぃ@@;
息が詰まる-;; 腹が減った!!(ぉぃ

気がついたら、途中からフェルメールの絵を見ないで、
前を歩いてる夫婦ばっかりを見ていたような気がしますT_T


ようやく最後の絵を見終えて、会場から外に出ると、
エレベーターホールで、その夫婦ふたりとオイラの3人っきりの沈黙の時間><

デパートの古いエレベーターは、
最上階から1階まで、暗くなった外の景色をスライドさせながら、
気が遠くなるほどの時間をかけて降りていきます。

それとも、そう感じてしまったのでしょうか。
もう気まずくってしょうがない。


長く息苦しい沈黙を破ったのは、オッサンのほうでした!!


オッサン:『なに食べいこうか?』

オバさん:『う~ん。雰囲気いいとこかな♪』

オッサン:『俺は天ぷらかすき焼きだなぁ~。』

オバさん:『雰囲気いいとこって言ってるのに~もぅ♪

オッサン:『でも洋食って気分でもないだろぉ?』

オバさん:『う~ん。あなたにまかせるかな。』

オッサン:『う~ん、じゃぁ天ぷらっ♪』

オバさん:『いいわよぉ♪たちの天ぷらあるかしらね?』


って腕組んでどっかに消えていきました(´д`)

・・・結局仲いいんかいな@@;

気まずかったのはオイラだけかYO♪


っていうお話でしたとさ(。・_・。)ノ








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