先進的なアイデアと、独創的な発想で進化を続けるGOKISO。 GOKISOは超精密工作機械メーカーであり、超精密金属切削加工、航空機ジェットエンジン用軸受の生産を手掛ける株式会社近藤機械製作所から生まれた自転車製品ブランドです。 自社の設計ノウハウ、加工技術を活かし、独自の哲学を持ったものづくりから「本当に良いもの」を世に提案し、サイクリスト達に革命が起こせないか、そんな思いから2010年1月に立ち上がりました。GOKISOの名は、愛知県名古屋市の御器所町にある御器所八幡宮に由来し、また御器所町は当社の社長、専務の出生の地でもあります。一般市場向け製品を世に送り出す、この機を当社の新たな再出発の意を込めて、『GOKISO』としました。 GOKISO (ゴキソ) GD2 ディスクロード用 クリンチャー ホイールセット ・フライホイール効果を応用し、GOKISO独自の理論で転がり性能をさらに高めた精密ホイールが「GOKISO GD2(ジ ーディースクエア)」と新たな名を冠して新登場。 ・GOKISO独自設計の24mm、38mm、50mmをラインナップ。 ■GD2ラインナップ ■GD2の特徴 ・カーボン繊維を増量してリムの剛性を上げた上で、リムのビードのクリンチ部分に、当社の航空機ベアリング加工用の大型精密旋盤で切削仕上げ加工を行うことで、理想的なリム形状を追求しました。結果、当社従来比で7~8%、他社チューブラーリム比で30%以上の転がり性能を向上させました。 ・リムとタイヤの密着性が向上し、コーナリング安定性はチューブラーを凌駕しています。さらにチューブの噛み込みによるパンクリスクを大幅に低減しています。 ・クリンチャーの弱点であるリム打ち、パンクが少なくなりました。耐圧も145psiまで向上させ、ブレーキング時の温度上昇によるリムの開きをカーボンの積層を増やすことで大幅に 抑えました。リムの内側、タイヤのビードを落とし込む溝を深くすることで、女性でも簡単にタイヤの付け外しが出来るようになりました。 ■従来品との比較 リムの内側の形状をGOKISOオリジナルの形状にし、コーナリング中のタイヤの「よれ」を克服しました。 ■GOKISO GD2の利点その2 タイヤの内側にできてしまう隙間を限りなく少なくすることにより、タイヤに加重が加わった時の空気の逃げ場を無くし、タイヤの沈み込みによるトルクロスが減少します。 また、自動車のタイヤと同じくビード端面をリムに密着させるため、タイヤ交換時にタイヤの同芯が出やすくなり、円滑な転がりとチューブの噛み込みによるパンクリスクの低減を図っています。 |
■ワイドクリンチャー特徴 | ||
コーナリング中のタイヤのよじれを解消 ワイドリムは、細いリムよりも幅広くタイヤを保持することが出来るのでタイヤのよじれに対して強く、コーナリング中などタイヤに横方向の力が加わる場合でも、タイヤはよじれることなく、またタイヤの脱落も防ぐことができます。 | ||
転がり抵抗・駆動抵抗を最小化する接地面積 ワイドタイヤでもナロータイヤでも、タイヤの空気圧が同じであれば路面への接地面積の値は変わりませんが、接地面形状は大きく異なります。ナロータイヤは前後に長く、横に細い形状に、ワイドタイヤは前後に短く、横に広くなります。 | ||
回転中心には航空機用ジェットエンジンの軸受け構造から着想を得た衝撃吸収構造を持つGOKISOハブ ワイド転がり効率を求めたことにより剛性を高められたリムは、反対に振動減衰性能が低くなります。しかし、GOKISOホイールは、ハブの内部に弾性体衝撃吸収構造を持つため、路面からのダイレクトな振動を打ち消し、ライダーへの負担を軽減しています。 | ||
スポーク、フランジ、穴形状の最適化 GOKISOホイールにはSAPIM #14 CX-RAYスポークを標準として使用しています。我々は、GOKISOの品質と性能を満たすのに必要充分な剛性、唯一無二の転がり性能、さらには充分な耐久性を持つスポークを、多くのスポークの中から評価・選定しました。 GOKISOハブのフランジとスポーク穴は、このスポークに合わせて設計、加工されており、穴の両端はスポークがぴったり寄り添うようにR形状が付けられています。 もしフランジまたはスポークに角が立っていれば、スポークとフランジは点接触となり、そこに応力が集中します。 |
するとハブボディ側のアルミ合金が局所的に座屈変形し、素材にシワが入る、もしくは耐腐食効果のあるアルマイト層の割れを招き、結果として疲労破壊へと繋がる危険性があります。 GOKISOハブは全てのスポーク穴にR面取りがされているので、スポークは面で支えられることになり、飛躍的な耐久性向上に繋がると同時に、ホイール組替え時においてもスポーク穴の変形が最小限に抑えられるので、長くご使用頂くことが出来ます。※ スポークはSAPIM CX-RAYブラック(MTB用ホイールはSAPIM LASERブラック)となります。 |
熱き魂を持った技術者による、ひらめきと技術がここに集結。 GOKISOが誇るGOKISOハブの特長をご紹介いたします。 ■ディスクブレーキ対応 ロード用ハブ特徴 ※現在最新の仕様と写真の仕様とは異なります。 GOKISOの回転性能はそのままに、ディスクブレーキ仕様のGOKISOハブです。MTB、シクロクロス、ディスクブレーキロードバイク、全てに対応します。内部の弾性体衝撃吸収構造が路面からの衝撃を吸収するし、ベアリングを常に滑らかに回転させる機構は、ラフな路面こそ性能を発揮します。 GOKISO専用ツールでフリーボディの入れ替えが可能 |
衝撃吸収・弾性体サスペンション <特許出願中> GOKISOハブは軸受のまわりに弾性体サスペンション構造を設けることで、路面からの衝撃荷重を吸収する構造を有しています。ピストハブにもこの構造は採用されており、平たんなトラックを走る場合においてもその効果は現れます。弾性体構造は、ベアリングを構造的にボディシェルから0.5mm浮かせる構造を取っているので、ベアリングは直接ボディに接触していません。 | ||
その利点は、乗車荷重や強い衝撃を受けた時、また強い脚力による高トルクなど、強い外部応力を受けた時に、ボディシェルはその応力に従い僅かに変形します。ベアリングがボディに直接接していれば、ボディの変形に倣ってベアリングも変形、回転抵抗となりますが、しかしGOKISOハブはベアリングがボディから0.5mm浮いているので、ボディシェルの歪みはベアリングへは伝わらず、回転抵抗が発生することはありません。つまり、路面はフラット、高トルクの掛かるトラック競技であっても、GOKISOの真価は発揮されます。 | ||
ホイール取付時の不可や歪みの影響を受けない球面形状ナット・ワッシャー。 <特許出願中> ホイールをクイックレバーでフレームに 組み付ける際の圧力により、 ハブシャフトに歪みが生じます。 こうした問題を解決するため、 球面ナット・ワッシャーを開発。 フレームの歪みとは無関係にハブシャフトを 真直に保つことができ、軸受にストレスを 与えないことで摩耗や損傷を低減、 回転をよりスムーズにしています。 | ||
ダブルベアリング構造・ベアリングレイアウトの最適化。 一般的には、ハブの両端左右一対に軸受が配置されます。GOKISOハブの場合、片側だけで二つの軸受を配置する『ダブルベアリング構造』を採用しました。 片輪で合計4個もの超精密深溝ベアリング(NTN製 P5等級)を配置。これにより耐荷重性を向上させ、回転時にベアリングから発生する上下方向の微振動を最小限に抑えます。 ■カラーバリエーション ※写真はイメージ画像です。実際の色合いとは多少異なる場合があります。 |