まず『GFX 50R』を使用して感じたのは、こんなにも簡単に中判画質の写真が撮れてしまうのかということ。操作は現行のXシリーズとほとんど同じように使用することができ、シャッターを切るまでの一連の動作を迷わず行うことができます。カメラを構えた感じは、見た目の通り“大きなX-E3”を使用しているような感覚。グリップは浅めですが背面に右手親指が掛かる凹凸があり、大柄なGFレンズを装着しても指がするりと抜ける感じはありません。1kgを超えるような大型・重量級レンズを使うのならばグリップを深く握れる『GFX 50S』の方が向いていると思いますが、『GF45mm F2.8 R WR』や『GF63mm F2.8 R WR』、開発発表された『GF50mm F3.5 R LM WR』ならば、『GFX 50R』の機動力を活かして軽快に撮影することができるはずです。