基本のKEY ほんのり甘くミルキーな風味のパヴェ(ミルクパン)
~折り込み成形でボリュームをコントロール~

パヴェとはフランス語で「石畳」という意味があり、小さく四角いパンを整列させれば石畳のようにも見えます。
そんな、均一で綺麗なパヴェを作るには、生地の折り込みが最も重要です。生地をしっかりと折り込むことでコシが生まれます。
折り込みが不十分だったりすると、垂直方向にうまく伸びずボリュームのないパンになります。
生地の折り込みをマスターして、生地のコシや焼き上げた時のボリュームをコントロールしましょう。
牛乳とコンデンスミルクが入っているのでほんのり甘く、3時のおやつに朝食にもぴったりなパヴェを作ってみてください。

【シェフのワンポイントアドバイス】
薄力粉をブレンドすることで、ソフトな食感を持ちながらも、サクッとした歯切れの良さが生まれます。
折り込みの技術と材料の特長を組み合わせて、より美味しいパン作りに挑戦しましょう。

材料 (9個分)

材料名 配合率 分量

強力粉(はるゆたかブレンド プレミアム7)

90%

180g

薄力粉(滋賀県産薄力粉)

10%

20g

上白糖

6%

12g

バターミルクパウダー

5%

10g

2%

4g

セミドライイースト 金

2%

4g

コンデンスミルク

10%

20g

牛乳

55%

110g

無塩バター

5%

10g

作り方

1.下準備

【シェフのワンポイントアドバイス】
気温や室温にあわせて仕込み水の温度を変えると、生地の捏ね上がり温度が一定になります。
気温が低ければぬるく、高ければ低くするなどして調整してください。

2.ミキシング

ボウルに混ぜ合わせておいた粉類、牛乳の順に入れ、捏ねていきます。
ある程度なめらかな状態になれば、柔らかくしておいたバターを加えて、さらに捏ねていきます。
弾力のある薄い膜が張れる状態になれば、軽く丸め油脂を塗ったボウルに入れます。

    ミキシング
■推奨捏ね上げ温度:27~28℃

3.フロアタイム(一次発酵)

温度30℃、湿度75%(発酵器)で、約50分発酵させます。

4.折り込み

生地を麺棒で縦約40cm、横約15cmに伸ばします。
3つ折りを1回して、形を整えます。
乾燥を防ぐためビニール等で包み、冷蔵庫で約20分休ませます。

    折り込み

5.成形

生地をもう一度3つ折りにして縦約14cm、横約14cmに形を整えます。
冷凍庫で約10分冷やします。
四辺を少し落として、9等分にカットします。

【シェフのワンポイントアドバイス】
カット前に冷凍庫で生地を冷やすことで、綺麗な形に切り出しやすくなります。

    成形
    成形


【折り込みから成形のポイントを動画で!】


6.ホイロ(最終発酵)

    ホイロ(最終発酵)

7.焼成

※オーブンの機種・小麦粉等の違いにより焼き上がり時間・焼き上がり方は異なります。 お持ちのオーブンに合わせて、温度や時間を調節してください。

【シェフのワンポイントアドバイス】
パサつく原因にもなるので、焼き過ぎには気を付けてください。

    焼成
    焼成

8.完成

    完成
    完成

9.アレンジ

    パヴェのアレンジレシピ

材料

材料名 配合率 分量

ホワイトチョコチップ

15% 30g

ドライストロベリー

15% 30g


※詳しくはコチラから

    パヴェのアレンジレシピ


備考
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