枕のキタムラの前身は、初代北村貞吉が大正12年(1923年)に、名古屋市中区長者町にて綿布商「北村商店」として創業。貞吉は経営の理念を「信用第一」として、常にお客様の立場に立った商売を考え、営業いたしておりました。また創業からの生地の販売に加え、高度経済成長期において国内需要の拡大に対応するため、2代目北村卓彌は寝具類の製造・販売を昭和48年(1973年)より開始いたしました。さらに数年後の快眠ブームの流れを受け、3代目北村貞明によって快眠枕という新たな分野の開拓に尽力しました。
以来、多くのお客さんの睡眠に携わってきました枕の専門メーカーです。
実はここ数年、私たちは創業の理念を忘れかけていました。
そして、会社としてどうあるべきか、どちらの方向に進めばいいのか、そのベクトルがなく、バラバラになりかけていました。いつしか目の前の「業務を、ただひたすらこなすだけ」になり、一体、何のために働いているのか、なぜ「枕」や「カバー」を作っているのかが分からなくなっていたのです。しかし、私たちが一日の半分近く費やしている仕事という時間を、できる限り充実したものにしたかった。
お金のために働く。それは悪いことではありません。誰だって、いい生活が送りたくて、そう思います。ほしいモノはほしい。では、誰からそのお金をいただくのか。
それはお客さんからです。
お客さんが私たちの作った商品に対して、価値を見い出し、お金を払っていただかなくては、(それも気持ちよく!)それは絶対に適わないと思いました。
では、そのために、何をするのか?
いい加減な商品では、お客様は買ってくれません。逆の立場で考えれば当然です。モノには心が伝わると言いますが、まず私たちの想いを商品へ込めることが大切ではないでしょうか。私たちの仕事の一つ一つが、社会に対して存在意義として示すことができたら、驚くほど満足感が得られると感じています。
私たちの取り扱う商品・ サービスは、「睡眠に付随するモノ・コト」と決めました。
ヒトの3大欲求でもある睡眠という分野を扱う業界に身を置き、目指すところは、私たちの商品によってお客さんが快適な睡眠が得られ、翌朝、元気よく「おはよう!」が言えることです。それをご提供したいのです。快眠は、その日一日のすべてを決めると言っても過言ではありません。気持ちよく目が覚めた朝は、誰だって、「よし、やるぞ!」と元気がみなぎってきます。実は、それこそが低迷をする日本を元気にさせる、唯一の方法ではないかと感じています。そこには私たちの力が必ず必要になるはずです。
今まで仕事させていただいたことは本当に「お陰様」です。このご恩を少しでも返していけるように、私たちは一致団結をして100年続くモノづくり企業を目指し、時代の荒波に立ち向かっていきます。
大正12年(1923年) |
北村貞吉が綿布商北村商店として創業。 |
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昭和40年(1965年) |
名古屋市中区錦にキタムラ本社ビル建設。 |
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昭和46年(1971年) |
愛知県西春日井郡西春町(現・北名古屋市)に流通センターを建設。 |
平成18年(2006年)6月 |
ジムナスト誕生。 |
平19年(2007年)3月 |
全業務を流通センターへ移管。 |
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平成19年(2007年)4月 |
コドモジムナスト誕生。 |
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平成20年(2008年)10月 |
ジムナストチャコ誕生。 |
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平成21年(2009年)3月 |
株式会社Kitamura Japan設立。 |
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平成22年(2010年)12月 |
ジムナストプラス誕生。 |
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平成23年 (2011年) |
ジムナストミニ誕生。 |
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ジムナストプラス グッドデザイン賞受賞 |
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平成24年 (2012年) |
ジムナストミニ グッドデザイン賞受賞 |
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平成26年 (2014年) |
ジムナストキッズ誕生(コドモジムナストよりリモデル) | |
2代目ジムナストチャコ誕生 |