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タオル 製造工程紹介
■後工程 織り上げたタオルはまた染色工場へ移され後工程へと移ります。 後から染色するタオルや糊抜き工程などがここで行われます。
糊抜き 糸を織りやすくするため、糸色が消えるのを防ぐために付けた糊を取り除く作業をします。 この作業をしないで糊ぬき工程がないタオルも市販に出ています、一度、洗濯しないと吸わないのはそのためですね。
◇【オーバーマイヤー】 タオルの生地の染色には加工ロット毎に染料助剤を溶かした液を用意する加工で作成する方法があります。 これをバッチ式(マイヤー)と呼んでします。 マイヤー染色機は荒巻ビームに巻かれた糸を加工したり、ソフト巻きされたチーズの糸を加工する染色機です。 専用のキャリアを取り付けてチーズの染晒しビームの染晒しに使用します。 ロットの少ないもの、バスマットなどの厚手の生地を加工するのに使用します。 ロットの融通はききますが、反物状態で機械に詰め込むため、シワが残りやすく、湯水と蒸気が多量に出るという欠点もあります。
◇【液流染色機】 染料と助剤を溶かした液をノズルから噴射する力、染色する生地と溶液を循環させて染めていく機械です。 浴比があまり大きくないので、節水型の染色機として知られています。 同じロットで同じものをリピートして頂くときの色の再現に優れており、密封タイプのものは水道水などに含まれる 塩素堅牢度の優れた、スレン染料指定の染色に使用されます。 ただ、加工されるロットが適正でないとシワがムラガ発生しやすく、生地の厚い薄いによってノズルやノズル圧を 使い分けないと、生地が目よれしたり、毛羽が立ちやすくなるので注意が必要です。
◇【スカッチャー】 生地を織り上がった反物の状態で加工することを連続加工といいます。 染め上がった生地は脱水機にかけて、スカッチャーと呼ばれる拡布機にかけ、拡げた状態で乾燥されます。
◇【ピース乾燥機】 生地を1枚切りにしたピースの状態で加工したものは、コインランドリーに設置されている乾燥機を大きくした 写真のような乾燥機で乾燥していきます。 生地がリラックスした状態で揉まれながら乾燥されるので風合いが良く、タテ・ヨコが均等に縮みます。 生地の出し入れ・たたみ・運搬に人手がかかることとヘムにシワが入りやすいといったことを承知の上で ロットの都合でなく手作り感覚で良いものをつくるために活用する事例が増えています。
◇【シリンダー・連続乾燥機】 生地を織り上がった反物の状態で加工したものは、生地をロープ状で乾燥させて生地をスカッチャーで拡布した状態で乾燥させ、そしてドラム缶をヨコにしやようなシリンダを通して乾燥させていきます。 生地をロープ状で乾燥する乾燥機の代表的なものは連続タンブラーです。 機械の構造上、生地のねじりながら運ぶため、生地の厚みと幅によっては乾きにムラが出ますので、乾燥機の 温度設定と水分率の管理に注意が必要です。
◇【テンター】 乾燥された生地はテンターと呼ばれる機械で、熱風をあてながら、生地幅と布目を矯正し、軽妙なシワを とっていきます。
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