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レシピ&お菓子フォト


白粒餡の炊き方 レベル★★★

update:2017.06

和菓子の基本であり、材料もシンプルですが、想像以上に難しいのが粒餡作りです。
でも、ちょっとしたコツをつかめば美味しい自家製餡が作れます。
今回使用する白小豆は他の豆に比べると少しお高くなりますが、手亡豆のように皮がごわつかず、大きさ的にも粒餡に向いています。

白粒餡の炊き方 レベル★★★
白粒餡の炊き方 レベル★★★
使用する商品
銅 手ボーズ鍋 21cm

底が丸いので熱流がよく、焦げに くいので練りものに最適。変形しにくく丈夫です。

使用する商品
【しゃもじ】みやじま 24cm

カスタードや餡子を練る時に。

材料

仕上がり量約440g

  • 乾燥白小豆:150g
  • 砂糖:茹で小豆の5割
  • 水:茹で小豆の1.5割
  • (塩):お好みで
  • (水あめ):お好みで

* 香りが豊かな北海道産白小豆を使用しています。

* 今回はあっさりとした甘さが特徴の白双糖を使用しました。

* 糖分量は一般的に使いやすい甘さにしています。あとはお好みで調整して下さい。

* 水分量は仕上げ時に使用する量です。作業途中で使用する水はその都度掲載しています。

白粒餡の炊き方 レベル★★★
白粒餡の炊き方 レベル★★★
【コツ・ポイント】
唯一で最重要ポイントは火加減です。
豆の形を崩さないよう丁寧に炊き上げれば、「かのこ」(餡玉のまわりに甘く煮た豆などを貼り付けて仕上げる和菓子)にも使えます。
準備

1. 虫食いや変色している豆、かけている豆を取り除いて分量準備する。

2. 白小豆をボウルに入れ水洗いする。

3. 厚手の鍋に白小豆を入れ、豆の上1.5cmを目安に水を加えて火にかけ、強火で沸騰させる。

4. 豆が浮いて皮にシワがよってきたら300ccの冷水で差し水をして湯の温度を下げる。
かわりに茹で汁を同量取り出して捨てる。

*湯量は常に一定量を保つようにしてください。
湯の量が多過ぎると豆が踊って割れる原因になります。
逆に湯量が少な過ぎて豆が顔を出してしまうと均一に火が通りません。

5. 4. の作業を数回繰り返す。(目安3〜4回)

6. 豆の皮のシワがのび、大きさが2倍に膨らんだら火からおろす。

*火が通り過ぎると豆が割れる原因になります。

7. 水をはったボウルにザルをセットして豆をあける。
一度水を取り替え、ザルを優しくゆすって表面についた渋を洗い流す。

8. 豆を鍋に戻し、ヒタヒタの量の湯を加える。
少しずらしてフタをし、ごくごく弱火で炊く。

*弱火は豆が踊らない程度のごく弱火の事です。
火が強すぎても湯が多過ぎても皮が破れる原因になります。
面倒でも湯量はこまめにチェックするようにしてください。

9. 簡単に指でつぶれるくらい皮まで柔らかくなったら火を止めてフタをし、30分程蒸らす。

10. 茹で上がった小豆を水をはったボウルにあける。
豆をつぶさないように手で底から軽く混ぜ、しばらく置いて沈殿したら静かに上水を捨てる。

* この作業を上水が半透明になるまで繰り返す。
晒し過ぎると豆の風味や旨味が抜けてしまうので注意。(目安2〜3回)

11. 晒し布巾を広げたザルにあけ、軽く絞って水気を切る。
茹で豆の完成です。

                                             
作り方

1. 茹で小豆の重さを量って銅鍋に移し、分量の砂糖、水を加えてそのまま3時間以上放置する。

 

2. 砂糖が浸透し、水が上がってきたら木杓子で全体を軽く混ぜながら火にかけ、沸騰させる。

3. 鍋の中心に集まってくるアクは丁寧に取り除きながら強火で煮詰める。

* 豆をつぶさないように注意。

* 木杓子を入れる(混ぜる)回数はできるだけ少なく、底からすくうように混ぜるとよい。

4. 好みのかたさになる1歩手前で火からおろす。

* 水あめや塩を加える時は上がり際に加える。

* 水あめを加えるとツヤのある仕上がりになる。

5. 火を止めたら素早くバットに小分けに取り出し、かたく絞った布巾をかけて冷ます。

* 鍋に放置すると余熱でドンドン固くなってしまうので注意。

銅 手ボーズ鍋 21cm の感想

餡炊きでは高温の餡がフツフツとはねるので火を弱めたくなるのですが、このお鍋は深さがあり、柄も長いので安心して強火の作業ができます。また、鍋底が丸く自然と餡が集まってくるため、ヘラを入れる回数が少なくて済むので特に粒餡作りには欠かせません。

銅 手ボーズ鍋 21cm >>
【しゃもじ】 みやじま 24cm の感想

餡炊き時にしなりのあるヘラを使うと必要以上に練れてしまい、炊き上がった餡に粘りが出て舌触りが悪くなる気がします。しなりのない木杓子は餡炊きには必要不可欠です。24cmという長さも扱いやすいのでおススメです。

【しゃもじ】 みやじま 24cm >>