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レシピ&お菓子フォト


春のお祝いごとに桜の意匠のねりきり『春爛漫』

update:2017.02

卒業そして入学、入社とお祝い事が重なるこの時期。ねりきりで桜の花を作ってみませんか。
難しそうに見える意匠も三角押棒と生抜を使えば和菓子屋さんで買ってきたような仕上がりになりますよ。
菓銘『春爛漫』:土台の部分で満開の桜の木全体を、上面では一輪の桜の花をクローズアップしています。
遠くから眺めていた桜の美しさに思わず近づいて行って見入ってしまう。
そんな情景を思い浮かべて頂けるようなデザインにしました。

春のお祝いごとに桜の意匠のねりきり『春爛漫』
使用する商品
【馬嶋屋製】木型 三角押棒 桜・梅

馬嶋屋木型製作所。この道60年以上の当店の木型職人が手彫りします。深い筋がつき、先の部分では 花のしべの模様をつける事が出来ます。

使用する商品
使用する商品
【和菓子 抜き型】生抜 サクラ D (直径25mm)

ひとまわり小さな桜の形の生抜です。

材料

ねりきり餡約185g(『さくら』8個分)

【ねりきり餡】
  • 白餡:200g(水分を取って計量)
  • 寒梅粉:5g
  • 水あめ:3g

【注】ご使用の餡の水分量によって出来上がり量に違いが出ます

『さくら』1個分
  • ねりきり餡:薄ピンク(桜色)16g
  • 少し濃い目のピンク:5g
  • 黄:少々
  • 中餡(お好きな餡):15g(ここでは小豆餡使用)

【注】中餡の水分が多い時は餡玉に丸められるくらいの固さに電子レンジで水分を飛ばしておく

 
春のお祝いごとに桜の意匠のねりきり『春爛漫』
春のお祝いごとに桜の意匠のねりきり『春爛漫』
準備

・白餡の水分が多い時は予め晒し布巾の間に挟んで水分を除いておくと作業性が良くなります。
 目安は餡玉にした時表面にツノがたたないくらい。

作り方
【ねりきり】

1. 耐熱皿に白餡を広げ、寒梅粉を加えて

2. 粉気がなくなるまでゴムベラでよく混ぜる。

3. 電子レンジ(600w)に1分30秒かけたら一度取り出してゴムベラでよく混ぜる。
この作業をあと2回繰り返す。

*火取りの状態は餡の水分量やご使用の電子レンジによって違います。
ベタッとしていた餡がモチッとしてくるまで乾燥させます。
柔らかい時は様子を見ながら少しずつ時間を足して下さい。

*「火取り」とは、水分を飛ばす作業のこと。
今回の餡のレシピは電子レンジを使用していますが、本来は直火にかけて水分を飛ばして仕上げていきます。
その作業の事を「火取り」と言います。

4. 水あめを加えてよく混ぜ、30秒レンジにかける。

5. ゴムベラで小さく切り、

6. かたく絞った晒し布巾を被せて粗熱を取る。

7. 粗熱が取れたら布巾の中で揉み混ぜる。

*手で触れるくらいに熱が取れたら素早く揉み混ぜることでなめらかな生地に仕上がります。

8. 6. 7. を繰り返し、今度は冷めたらよく揉んでひとまとめにする。
ねりきり餡の完成です。

*乾燥すると口当たりが悪くなるのでラップに包んで保存すること。

【成形】

1. ねりきり餡『桜』1個分の材料を用意する。

2. ねりきり餡を円形に伸して中餡を置き、包んだら上から軽く押さえて腰を落とす。

3. 三角棒の角を使って中心に印をつけ、側面から中心に向かって8本の2本線を入れる。

*この時対角線上に入れていくと均等に線を入れることが出来ます。

4. 濃ピンクを2mm厚に伸して大小の桜の抜型で1枚ずつ抜き、上面に貼り付ける。

5. 中心に三角棒で花芯を入れる。

6. 茶こしで漉した黄ねりきりを植えつける。

【馬嶋屋製】木型 三角押棒 桜・梅 の感想

お正月の『梅』を作った三角押棒を今回は『さくら』に使いました。キリリとしまった線が描けるのはもとより、何と言ってもしべの繊細さが魅力的です。初心者でも“本物の”和菓子が作れますよ。

【馬嶋屋製】木型 三角押棒 桜・梅 >> 
【和菓子 抜き型】生抜 サクラ の感想

花びらのデザインが細かい分、逆に先端部分が綺麗に抜けるかが最大のポイントでした。でも、シャープなつくりで抜きやすく先端も型通りに美しく仕上がって大満足。かたさもあり、普通に使っている分には変形の心配も感じられません。大きさも色々あるので複数併せるとか工夫次第でデザインの幅も広がると思います。

【和菓子 抜き型】生抜 サクラ F (直径33mm) >>
【和菓子 抜き型】生抜 サクラ D (直径25mm) >>