あなたの花粉症、放置しても本当に大丈夫?

花粉の季節、いくら辛くても花粉が飛ばなくなれば、何事もなかったかのようにスッキリ過ごせるようになりますよね。

それに、周りのみんなも花粉症だったりで、今や、珍しくもない症状だということもあり、ついつい軽く考えてしまいがち。

忙しいし、対策をするにもお金も手間も掛かるわけで、我慢と根性で乗り切りたい、その気持ちは分かります。

でも、実は花粉症ってそんなに甘くない、恐ろしい側面があるということを、ここで少しでも知って頂けたらと思います。生きていく上で一番大切なのは健康。花粉症を放置することで、あなた様やご家族の大切な健康を損ない、人生が辛くならないよう、心から願ってます。

花粉症の簡単なおさらい

花粉症はアレルギー疾患の1つ。アレルギーとは、体の免疫が過剰に働きすぎて起きる症状で、本来は体に悪影響を及ぼさない物に対しても、誤って排除しようとして免疫が働いてしまうことです。

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どうして鼻が詰まるの?

花粉症の症状って、風邪とそっくり。鼻水や鼻づまり、咳が出る人も。

それらの症状は、どれも外敵(主にウイルス)を外に追い出そうとする免疫反応。

風邪の時起きる、熱や、鼻水、喉の腫れはみんな、炎症という熱で、ウイルスを殺そうとする働きです。例えば、鼻腔を腫れさせて、その熱で殺菌するというのもその1つ。さらに、鼻水はウイルスを外に追い出そうと、体が戦っている証拠でもあります。

ちなみに、鼻毛もウイルスを体内に入れないために重要な役割を果たしています。鼻毛の処理はくれぐれもやり過ぎないように。

鼻の中で炎症が起きると、鼻腔内は腫れて膨らみます。すると空気の通り道が塞がれて息がしずらく。重症な方は、喉まで腫れてしまうことも。

気管が弱い方や、重度の花粉症の場合、鼻水が喉に流れ込んでしまい、気管を刺激しつづけることで、炎症を起こし、肺炎を引き起こすこともあり、気をつける必要があります。(お子様の場合は特にお気を付け頂けたらと思います。)

花粉症で鼻が詰まるのは、体が花粉をウイルスのような危険な異物が侵入したと、誤解して起きている、外敵と戦う、体の反応だったんです。

花粉症は風邪と同じ

こうしてみてくると、やっぱり花粉症の免疫反応は、風邪と同じ。そして、体にとって、外敵を退治することは、生命を維持するための最優先事項。

だから、この危機に対して全力を尽くして退治します。だから、風邪を引くと、治った直後は、体力が低下していますので、無理は禁物。

花粉症は風邪より体力を奪います

花粉症の場合も、体は必死で戦い続けるので、体力が徐々に奪われていきます。

ところが、いくら頑張って戦っても、風邪と違って花粉は、飛んでいる限り、日々新しく体に侵入してきますから、ず~っと、戦い続けることに。体はかなりの疲労してしまうのです。

その結果、免疫力が低下

その結果、免疫が疲弊し本当の風邪や感染症にかかりやすくなったり、疲れて鬱っぽくなるなど、心身の健康に大きな影響を与えます。風邪ならお仕事お休みできますが、花粉症で休む事ってなかなか出来ませんよね。

また、疲労が続くと免疫機能も弱くなってしまいます。その隙を突いて、ガン細胞が増えてしまうなど、花粉症はただの季節の辛さをもたらすもの・・・なだけではないのです。

アレルギーマーチ

アレルギーマーチという言葉をご存じでしょうか?始めは、1つのアレルギーしかなかったのが、だんだんいろいろな物にアレルギー反応を示すようになってしまうことを言います。

花粉症は、激しい反応でありながら、一時で終わってしまうので放置しがちですが、放置している最中、体のアレルギー反応のレベルはどんどん上がっていきます。

花粉症を悪化させないためには、極力体内のアレルギーレベルが上がらないよう抑えるのが大切。体内のアレルギー反応レベルが高くなると、それを鎮めるのが非常に難しくなると同時に、次々と、新しいアレルギーを生み出してしまうのです。

最初はスギ花粉だけだったのが、年々、違う花粉にも反応するようになり、とうとう1年中花粉アレルギーに悩まされている人が、どんどん増えています。もちろんそれは、花粉に対してだけでなく、アトピーを発症したり、ぜんそくになったり、小麦がダメになったりなど多岐にわたります。

花粉症はもちろん、アレルギーの放置は、その人の生活の質をどんどん下げてしないかねない、現代人にとっての難題。なんとかして、対処して行く必要があるのです。

花粉症の対策

すでにしっかりやっていらっしゃる方も大勢いると思いますが、基本は、花粉を体に入れないこと、触れさせないこと。

マスク、空気清浄機、加湿器などの利用

マスクはもちろん、家の中でも花粉を除去できる空気清浄機を使ったり、加湿器を使い湿度を高め、花粉が家の中で舞わないようにすることも同時に行うとなお効果的です。

洗濯物にも気をつけて

できることなら、洗濯物も花粉が多く飛ぶ日は室内に干すことをオススメします。タオルにたっぷりついていて、それで顔を拭いた途端にくしゃみを連発するということになり、家の中にいてもアレルギーレベルが上がってしまいます。

薬などの飲み方

そして、花粉対策(薬を飲んだりサプリを始めたり)も、季節が来る前から始めることが大切です。症状がマックスの時に、始めて薬を試してみたが、効かなかったという経験はありませんか?

花粉の季節の真っ最中に何かしても、効果は限定的。まったく効かない方もいらっしゃいます。せめて、軽いうちに始めて頂けたらと思います。

薬での対処法

最近は、薬局でも強い効果のある花粉症の薬が販売されています。ですので、安心してしまい、花粉に対して無防備になってしまっては、本末転倒。

薬の効果を最大限に発揮させるには、体内の花粉にたいするアレルギー値を上げないでいること。つまり、花粉に触れないような対策と同時に行って頂けたらと思います。

薬はその上で飲むようにすることで、最小限の量で最大の効果を得ることができます。薬にはどうしても副作用が伴います。肝臓への負担もあり、過剰な利用は避けたいもの。

それでも、何もしないのではなく、花粉の季節には対策を講じた上で上手に使い、体を花粉の反応から守ることが得策です。

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自然の力を借りてみる

薬は効果的ですが、薬が体に合わない方や、自然の力を借りたいという方には、いくつかの方法があります。

ハーブの力で体の中にアプローチ

代表的なのがネトル。イラクサとも言いますが、ヨモギと同じヨモギ科の植物で、主成分のケルセチンが最大の特徴。また、ビタミンやミネラルが豊富で、体をキレイにする働きもあり、1年を通してお召し上がりになる事をオススメします。

他にもミカン科のジャバラなども、花粉の季節に役立つ事で知られていますね。

このようにハーブや植物の中には、花粉の季節に需要が高まるお役立ちハーブがいくつかあります。そうした物を上手に取り入れてみてください。

ちなみにネトルなどは、眠くなったり、喉が渇くような事はありません。むしろ、体に必要な栄養を摂ることもでき、一石二鳥でもあります。

腸内細菌を整える、腸壁を密にする

今や、免疫やアレルギーは、大腸に住む腸内細菌が関係していることは常識と言ってもいいほど知られるようになりましたね。

免疫に関わる成分の70%が大腸で作られているということですので、免疫過剰のこの状態を正常に導くのに、大腸のケアは欠かせない物となっています。

便秘は大敵で、一気に悪玉菌を増やしてしまいます。便秘に気をつけ、また、腸内細菌が好む食べ物を摂るなどして、大腸内を美しく健康的に保つようにしてください。

また、アレルギーのある方は、大腸の腸粘膜が汚れていて、乾燥し、腸壁自体もスカスカになっています。そのため、いろいろな成分が体内に流れ込んでしまい、アレルギー反応を引き起こしやすくしています。

まずは、便秘をしっかり解消し、水分をたっぷりと摂るなど、腸壁が密になるよう食生活を見直して見てください。

自律神経を整える

アレルギーと<自律神経、免疫、ホルモン>には大きな関わりがあります。<自律神経、免疫、ホルモン>、この3つもまたそれぞれ密接に影響し合っています。

自然のリズム通りの生活が難しい私たちは、それだけでも自律神経が乱れ、結果、免疫、ホルモンバランスを崩しやすい環境にいると言えます。

それ以外にも、複雑な人間関係やインターネットなどの情報過多によりストレスを感じることが増えていて、それによってさらに自律神経が乱れ、花粉症の悪化を招いてしまいます。

瞑想や、散歩、体を動かすなど、自分に合った方法で自律神経を整えることにも気をつけてみてください。

アロマの香りでスッキリ

ティートリーの成分が、マスコミでも一時期話題になりましたが、腫れた鼻腔内をスッキリさせる力を持つアロマが、自然界にはたくさんあります。

ティートリーの他に、ユーカリ、カユプテ、ペパーミント、ラベンダーなどがその代表的なもの。

鼻が詰まって香りを吸い込めない場合は、それらのエッセンシャルオイルがブレンドされたクリームやバームを鼻の周りに塗ってあげる方法もオススメ。

アロマの成分は分子サイズが小さく、経皮吸収されます。だから、アロマの香りを空気と一緒に吸い込めなくても、塗る方法で解決できるんです。

最後に。

花粉症の怖さ、対処法など、少しはお役に立てましたでしょうか?とにかく大切なのは、一時的なことだからと、放置しないこと!そして、普段からアレルギーにならないためにも、健康的な生活を心がけること・・・

是非、自然の力も借りて、生活の質を高めて春でも秋でも、楽しく元気に生活して頂けたらと思います。