革のお手入れ特集

革の種類によって、お手入れ方法が異なることをご存知でしょうか?
お気に入りのアイテムを長くお使いいただくためには、毎日のお手入れがとても重要になります。
今回は種類別の正しいお手入れの方法と、雨に濡れたときの正しい対処法をご紹介します!

牛革のお手入れ方法

牛革の特徴

牛革は、皮革素材としてもっともポピュラーな素材です。
上質な光沢感と丈夫さが特徴で、ファッション、家具、野球ボールなどさまざまな革製品に使用されています。
使い込むほどにやや色褪せ、柔らかく変化し、味わい深くなる点が魅力。しっかりお手入れしていれば10年以上使うことも可能です。

お手入れ方法

  • 乾拭き&ブラッシング

    革は乾燥してしまうとシワやヒビ割れを起こしてしまうので、乾燥の原因であるホコリ等を除去してあげましょう。 毎日、もしくは使用後に、柔らかい布で乾拭きし、馬毛のブラシで優しくブラッシングをして下さい。

    目安毎日、使用後
  • クリーナーで汚れ落とし

    革専用のクリーナーをコットンなどに取り、全体に塗ります。頻度は汚れが気になるときに使う程度にしましょう。また、アルカリ性が強いクリーナーを使用すると革にダメージを与えてしまうので要注意です。

    目安汚れが気になる際、油分補給の前
  • クリームで油分補給

    革専用のデリケートクリームをコットンなどに取り、全体に素早く塗ります。少量ずつ塗りこむのがおすすめです。塗ったばかりは革の色が変化する場合もありますが、時間を置けば元通りになります。全体を乾拭きし、自然乾燥させます。(※直射日光、ドライヤーはダメージの元ですので、絶対に避けましょう!)

    目安2〜3ヶ月に1回

牛革の弱点は、水に弱い点です。水拭きなどは絶対にしないようにしましょう!
水による材質の変化を防ぐために、使用前は防水スプレーなどで防水加工を施すのがおすすめです。

バッグから30㎝ほど離して防水スプレーを全体にふりかけます。
かけ過ぎないようにしながら、全体にムラなくまんべんなくふりかけましょう。
自然乾燥させた後、柔らかい布などでやさしく拭き取ります。

※2週間〜ひと月に1回程度が目安です。

牛革を使った商品はこちら!

コードバン(馬革)のお手入れ方法

コードバン(馬革)の特徴

牛革によく似ていますが、馬革は牛革より薄い点が特徴です。
コードバンは馬のお尻部分だけを使った、馬革の中でも硬質な革になります。1頭から採れるコードバンの量はごくわずかであり、
その希少さと質の高さから『革のダイヤモンド』とも呼ばれています。硬くてハリがあるので、革小物などに多く使われています。

  • 乾拭き&ブラッシング

    使いはじめのうちは、柔らかい布などで乾拭きするだけでOK。素材は化学繊維のものではなく、コットンなど天然素材のものがおすすめです。乾拭き後、毛が柔らかい馬毛のブラシを使い、やさしくブラッシングしてあげましょう。

    目安毎日、使用後
  • クリームで油分補給

    使い始めて半年から1年程度使用し、革が乾燥してきたら革専用のクリームで革の栄養分を補給します。コットンなどにクリームを取り少量ずつ全体に塗っていきます。その後、乾いた布で優しく拭き取り、磨き上げましょう。

    目安(使用後1年経過後)2ヶ月に1度
  • 仕上げのブラッシング

    クリームで油分補給をした後、軽くブラッシングしてあげることで、さらに光沢感が増します。その後、自然乾燥をさせて完了です。 (※直射日光、ドライヤーはダメージの元ですので、絶対に避けましょう!)

    目安油分補給後

コードバンの弱点は、水濡れ&キズに弱い点です。
きめ細かくスムースな表情だからこそ、キズがつきやすい性質なので要注意。
水に濡れたら早めに対処し、少しのキズはエイジングとして楽しむことが大切です♪

バッグから30㎝ほど離して防水スプレーを全体にふりかけます。 かけ過ぎないようにしながら、全体にムラなくまんべんなくふりかけましょう。 自然乾燥させた後、柔らかい布などでやさしく拭き取ります。

※3カ月に1回程度が目安です。

コードバン(馬革)を使った商品はこちら!

もしも…のときの対処法!水に濡れてしまったら?

突然の雨などで、革製品を濡らしてしまったことはありませんか?
実は、革製品は水濡れが原因で、シミや型崩れなどのトラブルが起きてしまうんです!
正しい対処法で、お気に入りのアイテムをもっと長持ちさせましょう♪

  • case.1

    表面が少し濡れてしまった場合は…

    表面が少し濡れた場合は、すぐに柔らかい布でやさしく拭きましょう。帰宅後、風通しの良い場所で自然乾燥させます。

  • case.2

    中まで水濡れしてしまった場合は…

    中まで水濡れしてしまった場合、新聞紙などを詰め形を整えた後、日陰で充分に乾かします。
    乾燥後、革専用のクリームなどででメンテナンスをします。

防水テクニック

革製品は水濡れに弱いため、雨の日は使用しないことが一番ベストです。
防水スプレーを活用するのも手ですが、経年変化はしにくくなるため、
革独自の風合いの変化を楽しみたい方は使わないのほうがいいでしょう。
水に強い、雨の日用のバッグを1つ持っておくのもいいかもしれません。

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