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- おしゃれ
外出先で細かい文字が見えなくて「困った...!」となったことはありませんか?
- スーパーで商品を選ぶ際に裏の成分表が見えない
- 出先で地図が見えなくて迷子に
- 舞台のプログラムが見えない
- レストランのメニューが見えない
色々大事なシーンで細かい文字は登場します。確認しなくちゃいけない!いけないんだけど...
いちいち老眼鏡を取り出すのは面倒だし、老眼鏡をいつもかけてるとクラクラするし、なんか良いモノないの!?
そんな「とっさ」の時に便利なのは、ポケットに忍ばせておけるミニサイズでスマートなルーペたちです。
さてどんな種類があるのでしょうか?一緒に好みの子(ルーペ)を探し出しましょう!
外出時の携帯用ルーペを選ぶポイント
さて今回のお題は、ちょっとした老眼の方が「外出先で」気軽に使えるルーペ。条件を考えてみましょう。
ある程度、形状から適したジャンルは決まってきますね。では、適正倍率はどのくらいでしょうか?
- 疑問適正倍率は?
- 基本的に軽度の老眼の方に向けた道具
- 適正倍率1.8倍(広い範囲が見える)~4倍(細かい成分表を見る)程度
倍率としては、3倍以下くらいでないと「パッとかざして拡大」ができず、また両目で見ることがでません。(倍率が高くなると片目で見ないとピントが合いません)
※5倍以上は弱視の方、10倍は検品用というイメージです。
文章などの広い範囲を見る必要がある時は1.8~2倍程度、成分表などピンポイントで細かい文字を読む機会が多い場合は3~4倍程度の倍率があった方が見やすいです。
他には、暗い所でも使えるように「ライト付き」が良いな、とか外出先で使うから見た目にもこだわりたいな~とか...だいたい、チェックすべきはそこら辺でしょうか。
では、ニーズに合わせたおすすめ商品を紹介していきましょう!
おすすめの携帯用ルーペ
これまでによく耳にしたお客様からのお声を元に、「安さ」「丈夫さ」「便利さ」「おしゃれ」などのポイント別におすすめ製品を選んでみました。代表製品だけの紹介ですが、参考にしていただけましたら嬉しいです。
安価だと無くしても気楽よね
とりあえず安いの教えてよ。扱い慣れてないから、すぐ無くしそうでさ~。安物だったら雑に扱えるし気楽だろ。
「そんな高いものは要らないんだけど」って前置きがあるお客さまが、割と...いやかなり...いらっしゃいます。(大阪に本社があるから余計に金銭感覚のシビアさを感じるのかもしれませんが。「安いのちょうだい」という直球すぎるお客様にも遭遇したことがあります。)
初めてルーペを選ぼうとされている方ほど「初めてだから相場が分からないし不安」というお気持ちが強いのかもしれませんね。
そんな方にまず試していただきたい、コスパが高い「カードみたいなレンズ」を最初にご紹介いたします。キャッチコピーは「数百円だけどシーンによっては必要十分!」てとこでしょうか。
安価でとにかく手軽と言えば、シートレンズ(フレネルレンズ)が真っ先に思い浮かびます。
ペラペラ軽くて、どこにでも挟める下敷きみたいな形状=「カードタイプの虫めがね」です。財布や手帳の間に挟んで持ち歩き、必要な時だけサッとかざしてまた仕舞うという使い方ができます。
倍率は1.5倍(サイズが大きいもの)~3.5倍(サイズが小さいもの)程度。大きさのバリエーションは豊富で しおりサイズ~A4サイズ以上まで色々あります。 が、持ち運びするなら手帳サイズ止まりでしょうか。
size | code | 商品ページ | 製品size | 倍率 |
---|---|---|---|---|
しおり型 | 130 | 38×140mm | 3.5倍 | |
カード型 | 018-an | 55×85mm | 3.5倍 | |
手帳サイズ | 019 | 78×150×0.4mm | 2倍 | |
A5サイズ | 022 | 165×230mm | 1.8倍 | |
A4サイズ | 020 | 215×280mm | 2倍 | |
A3サイズ | d-140 | 295×360×1mm | 1.5倍 | |
最大サイズ | tf-lens | 298×249×2.3mm | 1.8倍 |
他にも種類はありますが、ノーマルなものでサイズ別の一覧表にするなら↑こんな感じ。
「携帯するためのルーペ」としてなら、見え味のシャープさとサイズ感から「カード型(018-an)」がおすすめです。名刺サイズだから、財布にも手帳型スマホケースにも入って便利!重さは「3g」ですので、ポイントカードが一枚増えた程度の感覚です。
注意点は、レンズの面積を大きくとるために フレネルレンズ という特殊なレンズ仕様となっていること。この「フレネルレンズ」は構造上、角度によってはクリアに見えずらい・レンズの端の方だと歪んで見えるという特徴があります。カードサイズなどの小型だと意識に上りにくいですが、サイズが大きくなるにつれ感じやすくなるデメリットです。要するに、見え味は通常の「一枚モノのプラレンズ」に劣ってしまいます。
でも、気負わなくていいので扱いやすいという点では一番ですね。安価で割れる心配もなく安全。正に、必要にして十分。長年愛されているベストセラーです。
100均のシートレンズでがっかりされた経験のある方、ウチのは大丈夫です!ウチのシートレンズは(値段もちょっと違いますがex.「カード型(018-an)」で250円くらい)質が全然違います。ぜひ一度お試し下さいね。
カバー付きの小さいルーペが欲しい
普通の虫めがねが「持ち歩き」専用になった感じのはあるかな?しっかりした厚みのあるレンズでないと頼りなく感じて...。傷を付けたくないからカバーが付いていると嬉しいね。
もちろん、ありますとも!携帯用ルーペといえば実はこっちがメインです。ポケットに入れられるルーペ、「ポケットルーペ」と呼ばれる製品群ですね。
見え味という点で言えば、やっぱりフレネルレンズよりも普通の球面レンズの方に軍配が上がります。普通の一枚モノのレンズの虫めがねを持ち運びしやすいように小型化+繰り出し型のケースに収めた形状のものが主に「ポケットルーペ」と呼ばれています。
レンズ径、レンズ材質、ケース、デザイン、色味まですさまじい種類がありますが、ここではレンズ径が大きめ=視界に不便を感じにくいのもので、クリアな視界のものをご紹介いたしますね。
まずは、カバーにエナメル加工を施した「ポケットルーペ3146」。
ツヤツヤ+キラキラしていますが、ブラウンやブルーなどは男性にも持っていただけるシックさがあります。女性にはピンクが大人気です。
一枚物のレンズなので、見え方にクセもなく「ああ虫メガネだなあ」とご安心いただけるのではないでしょうか。ケースからの繰り出し式なので、ケースをなくすという心配もありません。
レンズ径は63mm(6.3cm)とかなり大き目なので、視野が広くてとっても見やすい!アクリルレンズのため、レンズが大きくても軽くて使いやすいです。
倍率は、そこそこ小さい文字を見る時にも重宝し、そこまで距離感に困ることもなく扱いやすい「3倍」。ポケットルーペにピッタリの倍率です。
もう一つご紹介したいのが、牛革+金メッキで高級感がある「革製ゴールドポケットルーペ3145」。
しっかりとした造りで、プレゼントにも喜ばれています。同じケースでレンズがホワイトガラス(3.5倍/50mm)のものに「革製ゴールドポケットルーペ3135」というのもあります。(63mmだと、ホワイトガラスレンズは重すぎるのでアクリル+ハードコート仕様になっています。)
ってな感じで、同じレンズでもケースのデザインやカラーは豊富に用意されていますので、幅広くお選びいただけます。きっとお好みのレンズサイズ+デザインのルーペがあるはず...!
...なんですが、暗い所で使う場合も考えるなら、実は下記のライト付きの方がおすすめです。
暗い所で使いたい!
劇場でパンフレットを読みたくて、ルーペを探してるんですが...劇場って照明を落としているから、そもそも暗くて良く見えないんですよね。
うんうん、雰囲気の良いレストランなんかも、間接照明でほの暗くて字が読みにくかったりしますよね。メニューの文字は(おしゃれだけど)ちっちゃいし...。暗い所でものを読むには、やっぱり明かりが必要です。
ということで、本命の「ライト付きポケットルーペ」をご紹介いたします。別に暗い場所でなくても、「よく見る」にはとても「明るいこと=光」が重要なんです。
↑こちらが、レンズを繰り出すとライトが点灯する「ライト付ポケットルーペ」の当店の代表モデル「スイングルーペ」です。倍率は、携帯用として扱いやすい「3.5倍」。ライトが付いていると、場所を選ばずに使えるので便利ですよ。手暗がりも防止できます!
と、何より老眼には「光」が効く!!(実感を込めて)
さてこの「スイングルーペ」なんですが、サイズが2種類用意されています。同じひょうたん型ですが、コンパクトで持ち運びに便利な「レンズ直径35mm(3.5倍)」系と、レンズが大きく見やすい「レンズ直径45mm(3倍)」系です。さすがにレンズ直径が1cm違うと視野が違いますが(45mmはレンズが広くなった分、一度に拡大できる範囲が広くなります)、倍率に始まりサイズ感や重みも変わりますので、お好みで選んで下さいね。
code | 商品ページ | レンズ直径 | 倍率 | 重量 | 製品サイズ |
---|---|---|---|---|---|
cle-35bk | 約35mm | 3.5倍 | 約38g | 79×44×12mm | |
cvl-45-bk | 約45mm | 3倍 | 約48g | 90×55×13mm |
この「ライト付きスイングルーペ」の特徴は、何よりもデザインが豊富なことです。
男性におすすめのシンプルなデザインから、可愛いもの好きの女性の方におすすめのデコ系、キラキラ系、イラスト系など...バリエーションが多すぎるため、一覧を載せておきますね。プレゼントにもおすすめですよ。
スマートかつおしゃれなルーペ(男性編)
ビジネスシーンでも使えるような、安っぽくなくて一味違う「大人」な逸品が欲しいなあ。
そうですねえ、スーツ姿の男性にご愛用いただけるような「シャープさ」と「利便性」を兼ね備えている携帯用のルーペとなると...ドイツ製の「イージーポケット」シリーズなんていかがでしょう。
ドイツの老舗光学メーカー「エッシェンバッハ」製 の、スタイリッシュでシャープな印象のライト付きルーペです。倍率は、こちらも持ち歩き用として使いやすい「3倍」。メタルタイプの名刺入れのようなオシャレなフォルムで、レンズを引き出して使います。
最後までレンズを引き出すとLEDライトが自動点灯しますので(ボタン電池CR2025×2個使用)、レストランや劇場などの薄暗い場所でも大活躍!昼間でも、手元が明るいと見えやすさが格段に違いますよ。
レンズを最後まで引き出さないとライトは点灯しないので、明るい場所で使う時や電池の消費を抑えたい時などには、半分程度引き出して「ライトなし」のルーペとしてもお使いいただけます。
レンズは「縦5cm×横4.6cm」ほどの広さがありますので(フレネルレンズ仕様)、ある程度広範囲を見ることができますよ。
注意点としては、レンズの表面積を広く保つために フレネルレンズ 仕様になっていること。角度によっては、レンズに渦巻き模様が見えることがあります。ただ、この製品に関して言えば、使っている内に気にならなくなるという方も多い印象ですね。
また、持ち歩きのしやすさ=軽さを追求しているためにケースがプラ製なのですが「なんだかカシャカシャしていて安っぽい」「どうも華奢なイメージで壊しそうで怖い」とお感じになられる方もいらっしゃるようです。プラスチックと言えども「グラスファイバー加工強化プラスティック」という「ただのプラに非ず」な技モノで、軽量化という目的には適しているのですけれどもね。
シャープさよりも、がっしりとしたゴージャスさを求める方には、牛革ケース+白硝子レンズ仕様の「ゴールドポケットルーペ」などの方が喜ばれるかもしれません。また、ライト付きでフレネルレンズでないものならスイングルーペ45mm径あたりがオススメです。
ルーペと意識せずに持ち歩ける形状、重量、そしてフレネルレンズなのに見え味良好な流石のクオリティ。出先で使う小型ルーペとしては最高峰かと思います。ただ、ちとお高くはありますが...。
生活の中に時計や万年筆みたいに「こだわり」を感じる愛用品が欲しいとお考えの方にはイチオシの製品です。「カッコいいお気に入りの小物」として愛着を持って末永くご使用いただける逸品ですので、プレゼントとしてもオススメですよ!
最初はシンプルなブラックとシルバーの2色展開でしたが、最近では柄物やデコレーションものなどデザインも豊富になってきています。
※倍率が「4倍(当店の倍率表記だと5倍に相当)」のeasypoketもありますが、これはかなり目を悪くされている方に向けた製品です。(片目でしかピントが合いづらく、使い方にコツが必要です)通常の老眼の方が普段使いとしてお選びになると、扱いづらくお感じになられるかと思います。ご注意下さい。
スマートかつおしゃれなルーペ(女性編)
外出先で老いを意識したくないっていうか...老眼鏡とか虫めがねを取り出す自分にゲンナリするのよ~。虫めがねって意識しなくて良いモノってないかしら?
道具の形状って愛着に直結しますよね。それでは、ルーペはルーペなんだけど、アクセサリーとして身につけられるルーペっていうのはどうでしょう?
実は、ペンダントトップ部分がルーペになっている「ペンダントルーペ」という製品ジャンルが存在します。
首にかけたまま移動できるので、老眼鏡や虫眼鏡のようにいちいち取り出す必要もなく、とっさの時にかざして見るだけ!老眼鏡やルーペをカバンから探し出してゴソゴソ用意する...そんな面倒なことできない~なんてモノグサな方におすすめです。
倍率は3.5倍~4倍程度のものが多いです。いわゆる「普通の読書用」よりは高倍率ですが、細かい文字を見るにはちょうど良いくらい。しかし、ピントが合う距離が「思ったより短い」と感じる方が多い倍率です。「目とルーペを見たいものにぐっと近づけて見る」と意識していただいた方が使いやすいかもしれません。ただ、このジャンルについては、倍率のことはあまり気にせず、お気に入りのデザインのものをお選びいただければ良いかと思います。
もちろん、アクセサリーだけあってデザインが豊富。本物の宝石が組み込まれているものや、装飾が付いたフリップアップ式のカバーが付いているもの、可愛らしい動物のデザインのもの、男性がポケットに忍ばせていてもオシャレなシンプルなものなど、幅広いバリエーションがあります。(もちろん価格もピンキリではありますが。)
と、実はペンダントルーペには大きく分けて2つの種類があります。上に並べたルーペ単独のもの(レンズが1つ)と、以下にご紹介する老眼鏡としても使えるもの(多くはレンズが2つ)です。
↑この子らは「手持ち老眼鏡として使える=老眼鏡のように目に近づけて見る」タイプのペンダントルーペです。
例として、弊社I.L.K.の「ペンダントルーペ330-25」を使って詳しくご紹介いたします。
長年当店のカタログに載っているロングセラーのペンダントルーペです。※強度(3.5ディオプター)もあります。
チェーンの色はフレームの色味によりゴールドかシルバーかで決まっています。(バイオレットはシルバー、レッドやオレンジはゴールド)
2枚のレンズ開ければ「老眼鏡(2.5ディオプター)」閉じれば「ルーペ(2枚重ね時5ディオプター:2.3倍程度)」として使えるのが特徴。広い範囲を見たい時には老眼鏡として、細かいものをより大きくじっくり見たい時にはルーペとして、と使い分けることが出来ます。
しかし、ルーペとして使う時と老眼鏡として使う時では使い方が異なります。画像で説明いたします。
1. レンズを閉じたまま使う時は、ルーペのように見たいものにレンズを近づけて使用します。
2. レンズを開けて使うときは、老眼鏡を使う時のように眼にレンズを近づけて使用します。
伝わりましたでしょうか?老眼鏡として使う時はレンズを目に当てて下さい。ルーペとして使う時は、適当に見たいものにかざして見て下さい。使い方が違うと「アレ?」という見え方になるのでご注意下さいね。
ペンダントルーペ全般の注意点として、アクセサリータイプとはいえ「虫めがね」もしくは「老眼鏡」であるため、かざしたり目に当てたりしないと拡大はされない=「片手はふさがる」ということがあります。持ち歩いている時は首にかけているので意識しませんが、いざ使う時には支えが必要なので、ある種「手持ちルーペ」のジャンルでもあります。
また、ペンダントタイプで「ライト付き」は今のところ存在しません。老眼が進んでくるとライトがあるのとないのとでは見え方に雲泥の差が出てくるので、「しっかり見たい」方にはライト付きポケットルーペシリーズの方がおすすめです。ただ、「おしゃれの一環としてルーペを楽しみたい」「ポケットから取り出すのが面倒だからずっと首に掛けていたい」という方にはやっぱりペンダントルーペがおすすめです。
スマホのレンズに近づけると、マクロレンズのように簡単に拡大写真を撮ることも出来ますので、植物や鉱物が好きな山ガールにもおすすめです。色々楽しんで使ってみて下さい。
持ち歩ける老眼鏡
出先で長文を読む機会が多いから、ルーペよりは老眼鏡の方が楽なんだよな。持ち歩きしやすい老眼鏡を教えてよ。
持ち歩きしやすい老眼鏡というお題でパッと思いつくのは、ポケットに差せちゃうくらいの超スリム「薄型老眼鏡」、もしくは首にかけて必要な時だけONできる「首掛け老眼鏡」の2種類でしょうか。
※当店は度数が決められた既製品の老眼鏡のみの取り扱いです。(当店は眼科の資格を持っていません。)→老眼鏡と虫眼鏡との違いについて
まずは「薄型」の方から。
ケース込みで厚み1cmの超薄型なのに踏んでも壊れない丈夫さで、ズボンのお尻のポケットに入れても大丈夫。そしてオフィスでもカジュアルでもOKな洗練されたデザイン...イタリアNANNINI社の「ナンニーニ・コンパクトグラス」をご紹介いたします。
イタリアが誇る、世界特許をもつ折りたたみ式超薄型折りたたみ式既成老眼鏡「ナンニーニ」(日本ではなぜか社名がシリーズ名のような扱いを受けているような)。1995年の日本のグッドデザイン賞を皮切りに、ドイツ・イタリア・スペインと各国で賞に輝く世界的に有名なシニアグラスです。
初期の鼻当てのない「コンパクトグラス」シリーズは4色展開。
鼻当てがついて安定感が増した「コンパクトグラス2」シリーズはカラーバリエーションが豊富です。
度数は、それぞれに1.0〜3.0をご用意しています。
まずお伝えすべきは、収納時の薄さ!メガネを畳んだ時に浮きがちな「ツル」の部分がレンズの真横に収まる設計なので、ケース込みで厚みは「1cm」しかありません。これなら胸ポケットでもペンケースでも化粧ポーチでも違和感なく常備しておけます。またケースがものすごく丈夫で、踏んでも蹴っても壊れないので安心感があります。
携帯用を謳っている小型の折りたたみ式老眼鏡にありがちな「レンズが小さすぎて見にくい」という問題も「ナンニーニ」なら大丈夫!他の折りたたみ式よりもかなりレンズが大きく、またフレームレスなのでフレームに視界を遮られることもなく、しっかり視野をカバー出来ます。
また、金属は使われておらず、柔らかい質感のツルと鼻当てで、顔なじみはピカイチ。金属アレルギーの方にもおすすめです。
そして、ナンニーニの特色として一番お伝えすべきなのは、「老眼鏡を掛けたまま、レンズを好きな角度で留められる」こと!
手元の文書を見ながらチラッとをPCを確認、なんて時にも老眼鏡を外したり鼻眼鏡にしたりしなくて良いんです。 レンズの縁の部分をクククッと押すだけで簡単に角度調整が可能(無段階調整OK)、更にその角度でレンズがしっかり止まる!ですので、レンズの角度を斜めにしておけば「下(手元)を見る時は老眼鏡越し、上(遠く)を見る時は裸眼」を実現できます。これは便利です!
と、ここまでナンニーニのみご紹介してきましたが、お試しで購入するにはちょっとナンニーニはお高いかな~という方には同じく薄型なのにレンズが大きい「フラットグラス」もおすすめです。
眼鏡をかけたまま角度は変えられませんが、眼鏡を外した状態で好きに角度を付けることは出来ますよ。
また、持ち歩きという点に関して「常に首に掛けてしまう」という方法もあります。首にかけられる老眼鏡、というのがあるんです。海外ドラマ(CSI:NY)でシド検視官のキャラクターを立たせる演出アイテムとしても使われたのでご存知の方もいらっしゃるかな。
当店では首掛け老眼鏡として、スマートな「ネックリーダー」(ツルが通常より長めだが普通の眼鏡の形状)や、海外的でガッチリとしてカッコイイ「クリックリーダー」(左右のツルが繋がっており、フロントが割れるいわゆる「シド眼鏡」)←残念ながら廃番になりました;、首掛け部分がシリコン製でくるくる収納しやすい「eyeNeed」(クリックリーダーと同じくフロントが割れるタイプ)などを取り扱っています。
なんかもう、老眼鏡というか特殊アイテムってイメージのオシャレな製品群ですよね。アイデンティティーを演出する小物というか...。頻繁に手元を見る必要があるお仕事の方には「首掛け老眼鏡」はおすすめですよ。
おわりに
さて、今回は「外出時の携帯用」ルーペをみてきましたが、いかがでしたか?
スタッフNの意見としては、とりあえずは「ライト付き」ルーペ。ここですね。老眼の場合、ライトがあるなしでは劇的に見え味が変わってきますから。
ただ、視野の広さを求めるなら大き目の従来の「ライトなしポケットルーペ」の方がレンズが大きいものがありますし、首から下げっぱなしにしたいなら「ペンダントルーペ」、長文を読む機会が多いなら「薄型老眼鏡」、常に手元を見る必要があるお仕事用なら「首掛けシニアグラス」、と何を重視するかによっておすすめは変わってきます。
「自分にとってどんな機能が大切で、どういう特徴があれば使い勝手がいいか?」要するにそこなんですが、人前で使うものですし、気に入ったデザインのものをじっくり選んで下さいね。
手元にルーペが1つあるだけで困りごとは減ります。素敵な相棒(ルーペ)が見つかりますように!