カラコン初心者のための疑問解消Q&A

「カラコンどころかクリアのコンタクトレンズすら一度もしたことがない。でも、もっと瞳をキレイにしたいから、カラコンに興味あり」なんて人も少なくないはず。そんなカラコン初心者の不安や疑問を解決するQ&Aです。

Q.初めてカラコンを買うときに必要なものは?
A.眼科を受診するので健康保険証が必要です。
カラーコンタクトレンズでもクリアのレンズでも、コンタクトを購入するときは、必ず眼科を受診して、検査をしてから購入します。その場合は、健康保険が適応されるので、健康保険証を持参します。コンタクト指示書、もしくは処方箋を出してもらい、それを持ってコンタクトを買いに行きましょう。
Q.コンタクトレンズを買うときに保険はきくの?
A.購入にはききませんが、眼科での検査は適応されます。
視力矯正を目的としていたとしてもコンタクトレンズそのものは保険適応になりません。すべて自費になりますが、コンタクトレンズを購入する前に行う眼科受診は保険適応になります。
Q.コンタクトは、どのタイミングでつけるもの?
A.メイクをする前につけましょう。
化粧品には油分が多く含まれているため、メイクをした後の手には油分がついた状態。石鹸では完全に落とすことができず、クレンジング剤を使う必要が。また化粧品の成分などが目が入ったうえにコンタクトをのせるのは不衛生です。洗顔後のメイクする前の清潔な状態でコンタクトをしましょう。
Q.コンタクトレンズをつけるときって痛くないの?
A.初心者は違和感を覚えることも。
初心者の場合、多少の違和感を覚えることも。基本的にソフトコンタクトレンズは装用感がよいと言われているので、もし痛みを感じた場合は、レンズの裏表が逆になっている、目にゴミが入っている、レンズが欠けている、目の調子が悪いなどの原因があるはずので、原因が解消されてから装用しましょう。
Q.度なしのカラコンを使いたい場合も眼科に行かなくちゃいけないの?
A.度なしでも必ず眼科医の検査は必要です。
度なしであってもすべてのコンタクトレンズは高度管理医療機器です。必ず眼科医の検査・処方を受けて購入しましょう。
Q.2週間使い捨てって書いてあるレンズは14回使っていいということ?
A.違います。最長で開封して14日間使えるという意味です。
2週間使い捨ては開封してから使用できる期間が最長で14日間という意味です。汚れていたり、不具合を感じたら14日経たなくても交換してください。また、たとえキレイだったとしても14日経ったら交換しましょう。
Q.コンタクトしたまま寝ても大丈夫?
A.絶対にダメ。必ず外して寝ましょう。
目を閉じているときは眼球を保護する涙液の交換が行われません。コンタクトをしたままだと、眼球をコンタクトレンズとまぶたの二重に覆うことになり、極度の酸素不足になり、充血や眼障害を引き起こしやすくなります。
Q.コンタクトレンズをしていて目が悪くなることはないの?
A.適切なものを正しく使っていれば、その心配はありません
適切な度数、正しい使用方法、定期的な眼科受診などを行っていれば、コンタクトレンズのせいで視力が悪化することはありません。ただし、間違った使用法や自己判断での継続使用、合わない度数を使うなどすることで視力に影響をおよぼすこともあります。
Q.コンタクトつけたまま、お風呂に入っていいの?
A.コンタクトレンズと水道水は相性が悪いので止めましょう。
つけたままお風呂に入るとレンズが変形したり変色する可能性があります。また、角膜に張りついたり、細菌感染などを起こす原因になります。また同様の理由で、コンタクトをつけたままプールに入るのも止めましょう。
Q.カラコンの色素は落ちることはないの?
A.厚労省から承認を受けたレンズを正しく使えば、その心配はありません。
厚生労働省から承認をうけているものを正しい使用方法で使っていれば、色素が露出してしまうことはありません。ただし、爪でレンズにキズつけたり、使用が禁止されている洗浄液を使うことで、色素が落ちる可能性もゼロではありません。ネットで販売している未承認のものには色落ちするものもある場合があります。
Q.コンタクトって何時間くらい着けていていいの?
A.着けている時間は短ければ短いほどよいです。
眼の成長過程にある未成年は最長で8~10時間、成人は最長で10~12時間を目安にしてください。
Q.レーシックした目にカラコンを使ってもいいの?
A.使用禁止ではありませんが、推奨はしません。
レーシックの術後は、ドライアイになりやすかったり、角膜が薄くなっているので、装用をつらく感じることもあります。レーシック前に使っていた場合は、そのときとも装用感に変化がある可能性も。どうしても装用する場合は眼科医に相談し、もし着けることになった場合でも、定期的に眼科を受診して、無理のないようにしましょう。

記事監修

眞鍋洋一(眼科医)
本眼科学会専門医。埼玉医科大学卒業。
埼玉医科大学病院修了、医学博士。
香川大学大学院修了後、MBAを取得。
現在は香川で開業している他、カンボジアでの診療も行っている。
医師+(いしぷらす)所属。
医療法人社団明圭会 まなべ眼科クリニック
【http://www.lasiol.com/】