
プチ断食は手軽さから女性を中心に人気ですが、その効果やメリットなどについては詳しく知らないという人も多いと思います。
特にこれからプチ断食を始めようと考えている人は、メリットだけでなくデメリットもしっかりと理解しておく必要があります。
断食と聞くとダイエット目的で行うと思われがちですが、本来の目的は内臓を休めることにあります。
この記事ではプチ断食の効果やメリット、デメリットだけでなく、プチ断食を行う上での注意点やプチ断食の種類についても解説していきたいと思います。
プチ断食ってどういうもの?気軽に始めることができ続けやすい!
プチ断食とは、決められた期間固形物を口にせずに水分だけで過ごすことにより、食べ過ぎを防止したり内臓や消化器官を休息させること目的としています。
一般的な断食は5日程度行われることが多いですが、プチ断食は半日から始めることができるので続けやすいという特徴があります。
ここではプチ断食とはどういうものかや、向いている人、目的などについて説明したいと思います。
プチ断食は短期間何も食べない断食法!期間が短いので継続させやすい!
一般的な断食と違いプチ断食は、短い時間で行うことができるため続けやすいというメリットがあります。
プチ断食の中でも短時間で行うことができ、しっかりと効果を実感できることから特に16時間断食が人気で、オートファジーダイエットとも呼ばれます。
またプチ断食期間中は固形物を口にせず水分だけで過ごすことになりますが、慣れていないと空腹がつらいと感じると思います。
プチ断食は行う期間は自分で自由に設定できるので、まずは無理のない半日~16時間の断食から始めてみましょう。
プチ断食はどんな人におすすめ?プチ断食が向いている人を紹介!
プチ断食は特に温熱体質の人に向いています。
温熱体質というのは、水やお酒をたくさん飲むことによって、体に熱が溜まりやすい人のことを言います。また脂っこい食べ物や味の濃い食べ物が好きな傾向があります。
そのような人はプチ断食行うことによって、胃腸を休めることができるので胃の熱が下がり体がスッキリします。
プチ断食の目的はダイエットではない!?主な目的は内臓を休ませること!
断食という言葉を聞くとプチ断食はダイエット目的で行われていると思われがちですが、真の目的は内臓を休めることにあります。
もちろんダイエット効果もありますが、あくまで内臓を休めることによる相乗効果として体重が落ちるだけです。
そこをしっかりと理解しておかないと、体重が減らないことが失敗だと勘違いしてしまうので気を付けてください。
ファスティングとは何が違うの?プチ断食とファスティングの違いとは?
プチ断食と似たような方法としてファスティングと呼ばれるものがあります。
プチ断食が内臓を休めることを目的としているのに対し、ファスティングはダイエットやデトックスを目的として行われるケースが多く、プチ断食に比べると期間が長いことが特徴です。」
ファスティングの方がプチ断食に比べて行う期間が長いので、しっかりとした計画を立てる必要があります。
プチ断食は半日~3日、ファスティングは3日以上行うイメージです。また、プチ断食は定期的に行う必要があるといった違いもあります。
プチ断食中は体の中で何が起こっている?目には見えない体の変化とは?
プチ断食は内臓や消化器官などのリフレッシュを目的として行われますが、プチ断食中は体の中でいったいどのような変化が起こっているのでしょうか。
もちろん体の中を自分の目で見ることは出来ないので、何が起こっているのか気になりますよね。
ここでは、プチ断食中に体の中で起こっている変化について説明したいと思います。
プチ断食を行うことにより血液がきれいになる!
食べすぎてしまうと、余分な栄養素や老廃物が血液中に増えてしまいます。
そうなってしまうと血液がドロドロになり血流が悪くなってしまい、体内の代謝も悪くなってしまいます。
しかしプチ断食を行うことによって、血液中の余分な栄養素や老廃物を代謝するので血液がきれいになります。
血液がきれいになることによって病気の予防にもつながりますよ。
腸内環境が改善され栄養素が全身の細胞にいきわたる!
肉などの脂っこい食事をたくさん摂取してしまうと、腸内環境が悪くなり腸内の有害物質が血液によって全身に行きわたってしまいます。
その結果、内臓や肌に悪い影響を与え病気や肌のトラブルなどが起きてしまいます。
しかしプチ断食を行って内臓を休ませることによって、必要な栄養素が血液に乗って細胞まで届き老廃物や毒素を排出しやすくするため、体重が減りやすい体になります。
摂取カロリーの減少による脂肪燃焼効果!
プチ断食を行うと必然的に普段の食事よりも摂取するカロリーが減るので、体重を管理しやすくなります。
プチ断食期間中も活動するためのエネルギーは必要となるため、体に蓄積された脂肪分を利用することでエネルギーを生み出すことになります。
その結果脂肪が燃焼され、蓄積された体脂肪を減らすことができるようになるわけです。
プチ断食の効果は内臓を休めるだけじゃない!期待することができる様々な効果とは?
プチ断食には内臓を休めるという目的がありますが、得られる効果はそれだけではありません。
- 腸内環境の改善による便秘の解消
- デトックス効果
- 免疫力の向上
- 美肌効果
- ダイエット効果
- 冷えの解消
- オートファジーの活性化
- 筋肉や肌の老化防止
- 抗炎症作用
- メンタルヘルスの向上
内臓を休めリフレッシュさせることによって、さまざまな相乗効果を得ることができます。
プチ断食を行うことによって、自分でも驚くような効果を感じることができるようになるかもしれませんよ。
ここでは、プチ断食を行うことにより体にどのようなメリットがあるのかについて説明したいと思います。
腸内環境が改善され便秘も解消される
現代人は脂っこい食べ物やアルコールを好んで食べたり飲んだりする人が多いため、胃や腸に大きな負担をかけています。
胃や腸などの消化器官に負担をかけてしまうと動きが鈍くなり、その結果便秘になってしまいます。
プチ断食を行うことによって腸内環境が改善されるので、消化機能が回復し便通が良くなり便秘が解消されます。
また腸内環境が良くなることによって悪玉菌のエサが減り善玉菌が増えるので、善玉菌優勢の腸内環境にすることができます。
デトックス効果によって細胞が健康になる
胃や腸を休めることで消化や吸収の働きがよくなり、不要な毒素や老廃物を排出することができるようになります。
その結果デトックスすることができるようになり、細胞一つ一つの健康を守ることができます。
通常デトックス効果を感じるには3日以上のファスティングは必要とされていますが、短い期間のファスティングであっても効果を感じることができるでしょう。
免疫力の向上で強い体になる
プチ断食を行うとオートファジーの効果によって内臓の消化、吸収、解毒、排泄機能が高まり、さらに新しい免疫細胞が作られ体が病気に強くなるとされています。
特に風邪を引きやすい季節の変わり目や、急な気温の変化のときにこの効果を感じる人が多いです。体調崩しやすい人には朗報ですよね。
また免疫細胞の約6割は腸に集中しているため、腸の汚れは免疫力を低下させてしまうことも覚えておきましょう。食べ過ぎもよくありません。
内臓を休ませることによる美肌効果
プチ断食中は、ニキビや吹き出物などの原因である老廃物や有害物質を外に排出する働きが強まるため、美肌効果にも期待することができます。
内臓と肌には密接な関係があり、内臓の調子が悪いとその影響が肌に現れ肌トラブルの原因となってしまいます。
プチ断食は内臓をリフレッシュさせる目的で行われるため、内臓を休ませることは肌トラブルの改善にもつながります。
摂取カロリーの減少によるダイエット効果
プチ断食を行うと必然的に摂取するカロリーが減少するので、ダイエット効果にも期待できます。
プチ断食を行う人の中には内臓を休ませる目的ではなく、ダイエット効果を第一に考えて行う人もいます。
短期間のプチ断食で大きく体重を減らすことは難しいですが、食べたいという気持ちを抑制することができるようになるので、長い目で見ればとても効果的な方法と言えるでしょう。
女性の敵である冷えが解消される
プチ断食を行おうと考えている人の中には、冷えに苦しんでる人も多いのではないでしょうか。
お風呂上りにいつも湯冷めしてしまうなど、冷えは女性にとって大きな問題ですよね。
プチ断食を行うと、デトックス効果が高まることにより血行が良くなり全身に血液が回るようになるので、冷えの改善に期待することもできます。
オートファジーが活性化する
プチ断食を行う時間が16時間を超えるとオートファジーが活性化されます。
オートファジーというのは、細胞内の古くなったタンパク質が新しく作り変えられる細胞の仕組みのことです。
通常古いタンパク質は体の外に排出されますが、排出できなかったものは細胞内にたまってしまいます。その結果体の不調を招いてしまうのです。
オートファジーが活性化することにより細胞の老化を防ぎ、体を健康な状態に導いてくれます。
筋肉や肌の老化を防止する
プチ断食を行うとオートファジーの効果によって細胞だけでなく、筋肉や肌の老化を防止することもできます。
最後の食事から約12時間ほど経過すると細胞が飢餓状態を察知し、細胞内で栄養を賄うために、劣化や故障した細胞を分解するリサイクルモードに入ります。
その結果新しい細胞が作り出され、細胞がリフレッシュして細胞の若返りが起こります。こうして筋肉や肌の老化を防ぐことができるようになるわけです。
抗炎症作用を防ぐ
プチ断食には抗炎症作用があり、体内で起こる炎症を防いでくれる効果があります。
特に慢性炎症は、糖尿病やがんなどの原因となるため気を付けなくてはなりません。
慢性炎症というのは、一時的に収まるはずの体内での炎症反応が、自覚がない程度の低レベルで長期間持続している状態のことです。
プチ断食はこのような状態を防いでくれる効果があるので、健康を維持することができます。
メンタルヘルスが向上して気分が良くなる
プチ断食によって内臓や消化器官のリフレッシュがされると、体の変化だけではなく心もリフレッシュされます。
断食をするとケトン体という物質が生成され、頭がスッキリしたり記憶力がよくなるなどの効果を感じることがあります。
また、体が軽くなるような感覚がありストレスも軽減されます。その結果気持ちが上向きになりメンタルヘルスが向上します。
プチ断食はメリットだけでなくデメリットもある!始める前にしっかりと理解しておいて!
プチ断食には多くのメリットがありますが、デメリットがあるということもしっかりと理解しておく必要があります。
デメリットを知っておかないと正しい方法でプチ断食を行うことができません。
- 体調不良を起こしやすい
- 栄養不足になりやすい
- 筋肉量の減少による基礎代謝の低下
- 好転反応による体調不良
- 我慢によるストレスの蓄積
- 断食後のリバウンド
- 大幅な体重減少はあまり期待できない
- 味覚がりせっとされて感じ方が変わるかも
- 空腹に耐えるのがつらい
- 集中力の低下
またデメリットには体に直接影響するものから精神的なものまであるので、どちらにも対応できるような対策を事前に考えておく必要があります。
ここでは、プチ断食を行うことによるデメリットについて説明したいと思います。
体調不良を起こしやすい
プチ断食を行うとどうしても体に取り入れる栄養素が不足してしまうため、体調不良に陥りやすくなってしまいます。
そのためプチ断食中には水だけでなく酵素ドリンクなどを飲むようにして、栄養もしっかりと補給するようにしましょう。
また、もし体調の不良を感じた時はプチ断食を中断し、時間が経過しても体調が良くならない場合は医師に相談するようにしてください。
栄養不足になりやすい
プチ断食を行うと食べる量が減るため栄養が不足してしまいます。
栄養が不足すると血糖値が下がってしまうのでめまいや立ちくらみ、頭痛などの症状が出る可能性があります。
そのため必要な栄養素をしっかりと体に取り入れながら行う必要がありますが、プチ断食は固形物を食べることができません。
そのため、酵素ドリンクなどの栄養が多く含まれた飲み物を摂取するよう必要があります。
筋肉量の減少による基礎代謝の低下
食べ物を食べない時間が長く続きエネルギー源である糖質が分解されると、体がタンパク質を分解してエネルギー源としようとするので筋肉量が落ちてしまいます。
筋肉量が落ちてしまうと基礎代謝が下がり、痩せにくい体になってしまうので注意が必要です。
適度に体を動かしたり軽い筋力トレーニングを取り入れるなどして、筋肉量が落ちないような対策を考えましょう。
好転反応による体調不良の可能性
プチ断食を行うと好転反応が起こる可能性があります。
好転反応とはプチ断食を行うことにより血液やリンパの流れが良くなり、老廃物や毒素を体外に排出するときに感じる体調不良のことです。
毒素や老廃物が体中を巡るのでめまいや頭痛、貧血、倦怠感のような症状が現れることがあります。しかしこの好転反応は、効果が現れている証拠だと言うこともできます。
空腹を我慢することによるストレスの蓄積
プチ断食中はお腹がすいても自分の好きなものを食べることができないため、ストレスが溜まってしまいます。
ストレスが溜まるとイライラしやすくなり、精神的にとても不安定になってしまいます。
特に1日以上の断食を行う場合は、我慢している時間が長くストレスが溜まりやすいため、まずは半日などの短い期間の断食から始めるようにしましょう。
プチ断食後のリバウンド
プチ断食後はリバウンドしやすい状態になっているので注意が必要です。
プチ断食後は胃が空っぽの状態なので栄養を吸収しやすい状態になっています。そのため、急に普段の食事に戻してしまうとリバウンドしてしまう可能性があります。
断食後はしっかりと回復食を意識して食べるようにし、徐々に普段の食事に戻して行くようにしましょう。
大幅な体重減少はあまり期待できない
プチ断食を行うと短期間で大幅に体重が減ると思っている人もいるかもしれませんが、本来の目的は内臓を休ませることにあるため大きく体重が減ることはありません。
プチ断食は体に負担をかけない健康的なダイエットとしても利用することができますが、体重が減ったとしてもせいぜい1ヶ月で2~3kg程度です。
体重を減らそうという気持ちが強すぎると、栄養不足による体調不良などを起こす可能性があるため注意が必要です。
ただ、短期間での大幅な体重減少は難しいですが、健康的なダイエット方法として長期的に取り組むことで徐々に効果を感じることができます。
味覚がりせっとされて感じ方が変わる場合がある
プチ断食を行うと味覚がリセットされるため、今まで食べていた食べ物の味が変わると言われています。
今までおいしいと思って食べていたものがおいしく感じられなくなったり、以前と味が違うなどの味覚の変化がおきる可能性があります。
本来の食材の味を感じることができるようになるため、人によってはこれをメリットと感じるかもしれませんが、中にはデメリットと感じる人もいるでしょう。
単純に空腹に耐えるのがつらい
人によってはプチ断食一番辛いのは空腹を我慢することかもしれません。
特に普段から1日3食しっかりと食事をとり、おやつなども食べたりしていた人は空腹に耐えるのがとてもつらいと思います。
どうしても空腹に耐えられないと感じた場合はナッツや無糖ヨーグルト、チーズ、生野菜など、血糖値が上がらない食べ物食べるようにしましょう。
特にナッツは、ビタミンやミネラルが豊富に含まれているのでおすすめです。
エネルギー不足による集中力が低下
プチ断食中は活動するためのエネルギーが不足してしまうので、集中力が低下してしまう可能性があります。
そのためいつも以上に仕事でミスをしてしまったり、学業に集中できなくなってしまうなどのデメリットがあります。
プチ断食を行う場合は、集中力が低下してもあまり影響のないタイミングで行うようにしましょう。
プチ断食を行ってはいけない人もいる!自分の状況を確認して行うようにしましょう!
プチ断食は内臓を休めたり消化器官をリフレッシュさせるなどのメリットがありますが、中には行ってはいけない人もいます。
- 妊娠中や授乳中の人
- 脳や心臓に疾患がある人
- 成長期の子供や高齢者
- 極端に体が細い人
行ってはいけない人がプチ断食を行ってしまうと、自身への健康被害だけでなくほかにも悪い影響が出てしまう可能性があります。
ここでは、プチ断食を行うことが危険とされている人について説明したいと思います。
妊娠中や授乳中の人
妊娠中や授乳中の人は多くの栄養を摂取する必要があるため、プチ断食を行うことができません。
例えば妊娠中にプチ断食を行ってしまうと、体から排出された毒素が血液を通ってお腹の中にいる赤ちゃんに流れてしまう可能性があります。
たとえその量が少量であったとしても、お腹の中にいる赤ちゃんにとっては深刻な量であり悪い影響が出てしまいます。
そのため、妊娠が発覚した時点でファスティングは行わないようにしましょう。
脳や心臓に疾患がある人
過去に脳梗塞や心筋梗塞などの病気を患った事がある人は、栄養が不足することによってよって体に異常を感じてしまう場合があります。
胃や腸、腎臓などの病気になったことがある人も同じ理由でプチ断食を行うことは危険とされています。
また何かしらの薬を服用している人や、定期的に病院に通院している人なども症状が悪化する可能性があるので、プチ断食は行わない方がいいでしょう。
成長期の子供や高齢者
成長段階にある子供は成長のために多くの栄養素を必要としています。
そんなときにプチ断食を行ってしまうと、成長するために必要な栄養素が不足してしまい成長を妨げてしまう可能性があります。
高校生以上であれば無理のないプチ断食を行うことは可能ですが、中学生以下の人は行わない方が良いでしょう。
また高齢者の人も栄養不足になる可能性があるため、基本的にプチ断食はNGとされています。もし行いたい場合は医師に相談するようにしましょう。
極端に体が細い人
極端に体が細い人はプチ断食を行うことが危険だとされています。
極端に痩せている人は普段から栄養が足りていない可能性が高いため、その状態で断食を行ってしまうとさらに栄養が不足して健康被害を受ける可能性が高いため、医師に相談することをおすすめします。
相談の上、問題ないと判断されてから行うようにしましょう。
プチ断食のやり方とは?正しい方法で行わないと効果を感じづらくなる!
プチ断食を成功させるためには正しい方法で行うことが非常に重要です。
間違った方法で行ってしまうと効果を感じることができなかったり、体調が悪くなったりとプチ断食の成功率を下げる結果となってしまいます。
逆に言えば正しい方法で行うことにより効果を感じやすくなります。
ここでは、プチ断食の正しいやり方や気を付けたい点などについて説明したいと思います。
無理をしない程度に行う
プチ断食を成功させたいという気持ちが強すぎると、体調が悪かったり体に異常を感じてもそのまま継続させてしまう人も少なくありません。
成功させようと強く思うことは大事なことですが体を壊しては意味がないので、体に異変を感じた場合はプチ断食を中断するようにしてください。
特にいきなり長期間の断食を行うことは非常に危険なので、まずは短期間のプチ断食に慣れてから徐々に期間を伸ばしていくようにしましょう。
水分はしっかりと補給しよう!しかし飲んではいけない飲み物もある!
プチ断食中は固形物を摂取することができないため、食べていいものはなく、飲み物しか飲めません。食事からの水分補給をすることができないので、水分の総摂取量が必然的に減ってしまいます。
人が生きて行く上で水分は欠かせないものなので、1日に2~2.5Lの水分を必ず補給するようにしましょう。
しかし水分といっても糖質が含まれたものは避ける必要があるので、水や酵素ドリンク、ノンカフェインのお茶、炭酸水などを飲むようにしましょう。
アルコールも糖質が多いため控えた方がいいでしょう。
- 飲んでもいい飲み物:水、お茶、酵素ドリンク、低脂肪牛乳、無調整豆乳
- 飲んではいけない飲み物:糖質の多いジュース、清涼飲料水、アルコール、プロテイン、カフェイン飲料(コーヒーなど)
適度な運動に抑え激しい運動は控える
プチ断食を行う上で運動や筋肉トレーニングをすることは筋肉量を維持するためにとても重要なことですが、激しい運動は控えるようにしましょう。
外出をしての軽いウォーキングや自宅でのストレッチなど、軽い運動程度にとどめておくようにしましょう。
また適度な運動は筋肉量のキープだけでなく、代謝の低下や痩せづらい体になってしまうことを防ぐ効果もあるのでとても効果的です。
準備期間を作り準備食にも気を付ける
プチ断食を行う場合は、準備期間という断食に備える時間を設けるようにしましょう。
何の準備もせずに断食を行ってしまうと、空腹に耐えられずに失敗する可能性が上がってしまうので、断食を行う時間と同じ程度の時間を作ることが成功率のアップにつながります。
また時間だけでなく食べる内容も大事で、胃に負担のかからないお粥や雑炊、野菜スープなどを食べるようにしましょう。
リバウンドしないように回復食にも注意
プチ断食を行った後は、胃が空っぽの状態なので体は栄養不足の状態に陥っています。そうなると胃は効率よく栄養を吸収しようとするため吸収率が良くなっています。
そんな状態の時にすぐに普段の食事に戻してしまうと胃に負担がかかり、リバウンドしやすくなってしまいます。
プチ断食後はスープやお粥など胃に負担のかからない回復食を食べるようにして、リバウンドを防ぐようにしましょう。
プチ断食は食事以外にも注意点あり!成功するための対策や普段の生活にも気を配ろう
プチ断食を成功させるためには、食事以外にも気を付けなければいけない点があります。
特にプチ断食を行う前の自分の状態の確認や、成功させるための準備をしておくことが重要になります。事前にしっかりと計画を立て、準備をしておくことによってプチ断食の成功率がグッと上がりますよ。
ここでは、プチ断食を行う上で食事以外に気を付けるべき点について説明したいと思います。
行ってはいけない人は絶対にプチ断食を行わない
まずは、自分が本当にプチ断食を行っても問題ない状態なのかを確認するようにしてください。
上記でも説明しましたが、断食を行ってはいけない条件に該当している人は絶対に行わないようにしてください。
自身の体調不良だけではなく、妊娠中の人や授乳中の人はお腹にいる赤ちゃんや母乳などにも悪い影響が出てしまう可能性があります。
不安な人は医師とコミュニケーションを取り、医師の判断を仰ぐようにしましょう。
自分なりの空腹を我慢する方法を見つける
プチ断食を何回も行ってる人は問題ありませんが、初めて行う人やもともとしっかりと3食食事をとっていた人は空腹に耐えるのがつらいと思います。
空腹がつらくなったときのために、自分なりの対策をしっかりと考えましょう。
例えばゲームや読書など自分の熱中できる趣味にのめり込んだり、外出して気を紛らわすなどして、少しでも空腹に耐えられるような方法を見つけることも大事です。
質の高い睡眠を中心とした規則正しい生活を心掛ける
規則正しい生活を送ることはプチ断食を成功へと導く重要な要素です。
特に睡眠は非常に重要で、睡眠時間の確保だけではなく睡眠の質の高さも意識するようにしましょう。
睡眠不足や質の低い睡眠は身体機能を低下させたり、プチ断食の効果を大きく下げてしまう可能性があります。
仕事や育児などで難しいという人もいると思いますが、可能な限り規則正しい生活を意識するようにしましょう。
プチ断食だけじゃない!16時間、1日、2日、その他の断食にも挑戦してみよう!
プチ断食は基本的に半日から16時間行うことが多いですが、もちろんそれ以上の期間をかけて行う断食もあります。
期間が長ければ長いほど効果を感じやすいと言われていますが、断食に慣れていない人がいきなり長期間の断食を行うことは非常に危険です。
まずは短い期間のプチ断食から始め、体が慣れてきたら徐々に時間を伸ばしていくようにしましょう。
ここでは、いろいろなプチ断食の種類について解説したいと思います。
初心者の人は必ず半日から16時間のプチ断食から始めよう!
これからプチ断食を始めようと考えている人は、まず半日から16時間のプチ断食から始めましょう。
いきなり長期間の断食から始めてしまうと体への負担が大きく、体調不良を引き起こす要因となります。
長期間の断食はダイエット効果やデトックス効果を強く感じやすいというメリットはありますが、栄養不足やストレスによって体を壊してしまっては意味がありません。
1つの例として20時までに夕食を済ませ、翌日の朝食を食べず12時以降に食事をすれば16時間断食が成立します。
16時間断食は16時間固形物を取らずに行うことが条件なので、自分のライフスタイルに合わせて時間を調整しましょう。
16時間断食に慣れてきたら1日ファスティングに挑戦!
1日ファスティングは、1日固形物を口にせずに行うことになります。
半日や16時間と比べると単純に時間が長くなるため、強い意識を持って臨まなければなりません。
断食に備え準備期間を1日しっかりと取り、準備食も胃に負担のかからない雑炊やお粥、具の入っていないお味噌汁などを食べるようにしましょう。
断食後の回復食にもしっかりと注意を払い、準備食と同じような胃に優しい食べ物を食べ、徐々に普段の食事に戻すようにしてリバウンドしないように気を付けましょう。
月 | 火 | 水 |
---|---|---|
準備食 | ファスティング | 回復食 |
効果を実感しやすい3日ファスティング
3日間の断食を行う3日ファスティングでは、3日間という長い期間固形物を口にしないため強い精神力が必要となります。
またしっかりと計画を立てることも非常に重要です。仕事をしながら行うのは難しいので、お正月やゴールデンウィークなど長い休みが取れるタイミングに行うことをおすすめします。
長い時間断食を行うことにより、ダイエット効果やデトックス効果を強く感じることできます。
準備期間に2日~3日、回復期もしっかりと3日間以上とるようにしましょう。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 月 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
準備食 | 準備食 | ファスティング | ファスティング | ファスティング | 回復食 | 回復食 | 回復食 |
忙しい人におすすめの週末ファスティング
週末ファスティングとは名前の通り土、日を挟んで行うファスティングになります。
金曜日は仕事がある人も多いと思いますが、翌日に備えお昼ごはんから徐々に胃を慣らしていきましょう。
土曜と日曜は固形物を口にせず断食を行ないます。酵素ドリンクなどでしっかりと栄養を取りながら、水分もしっかりと補給しながら行うことが大事です。
月曜日と火曜日は回復食を食べ、徐々に普段の食事に戻していきましょう。
木 | 金 | 土 | 日 | 月 | 火 | 水 |
---|---|---|---|---|---|---|
通常食 | 準備食 | ファスティング | ファスティング | 回復食 | 回復食 | 通常食 |
長期間の断食は危険!体への負担の少ないプチ断食がオススメ!
プチ断食は自分のライフスタイルによって好きな時間を選択することができますが、断食する期間が長ければ長いほど体にかかる負担が大きいことも忘れてはいけません。
半日や16時間など短い時間の断食であれば気軽に行うことができますが、2日や3日など長い期間の断食を行う場合は、必ず医師の監督の下で行うことが大事です。
またプチ断食は毎日行う必要はなく、週に1回行うだけでも効果を実感することができるので、体に無理のない計画を立てるようにしましょう。
プチ断食は正しい方法で実践しよう!プチ断食に関するよくある質問に回答します!
プチ断食に興味があったり、これから始めようと考えている人はわからないことが多いと思います。
プチ断食は正しい方法で行わないといけないのと同時に、正しい知識を身につけることも必要になります。
ここでは、プチ断食に関するよくある質問に回答していきたいと思います。
断食を長期間行うことは危険ですか?
断食を行う人の中には、1週間以上の長期間実践する人もいます。
しかし長期間の断食を行う人は、断食をするという行為そのものが日常生活に溶け込んでいるような上級者の人です。
初心者の人や数回プチ断食を行った人が、いきなり長期間の断食を行うことは非常に危険です。
プチ断食は気軽に行うことができ安全性も高いので、行うならまず短い時間の断食からスタートするようにしましょう。
プチ断食は心臓に悪いと聞きましたが本当ですか?
一部ではプチ断食をすると心臓に悪い影響を及ぼすという話が聞かれますが、実際にそのような研究は行なわれています。
毎日プチ断食をしている人と普段通り食事をしている人と比較すると、プチ断食を行っている人のほうが、心臓血管系の病気で亡くなる可能性が91%高まるという結果が出ています。
しかしこの結果は、プチ断食が原因で起こったものだと判断するにはまだ早いとされているので確かな情報ではありません。
プチ断食を行うと筋力が低下するのは本当ですか?
プチ断食を行って空腹の時間を長く作ってしまうと、筋肉が分解されて活動エネルギーに変わるため筋肉量が減ってしまいます。
筋肉量が減るといっても、体感で感じられるほど減少するわけではないので安心ください。
しかし筋肉量が減ってしまうと、代謝が下がるので脂肪が溜まりやすい体になってしまう可能性もあります。
対策としては、断食中に軽い運動や筋力トレーニングを取り入れることによって筋肉量をキープすることができます。激しい運動はNGです。
また、アミノ酸サプリや高品質な酵素入りのドリンクなどを活用するのもおすすめです。酵素はたんぱく質で構成されている上、その他にもビタミンやミネラル、食物繊維や乳酸菌など体に良いとされる成分が豊富なドリンクが多く手軽に取り入れられるためです。
断食とは逆の過食にはどのようなデメリットがあるんですか?
現代人はストレスを多く抱えているので、その発散として過食に走ってしまう人も少なくありません。
過食をすると胃や腸は常に消化と吸収を繰り返さなくてはいけないため、疲労状態となってしまいます。
またオートファジー効果の働きが弱くなるため、細胞が老化してしまいエネルギーの生産力が低下し、疲れやすく免疫力も落ちてしまうなどのデメリットもあります。
プチ断食は無理をせずに正しく行って!未来の自分をイメージしプチ断食を成功させよう
プチ断食は気軽に行うことができ、内臓や消化器官を休めたり、デトックス効果やダイエット効果など多くのメリットを得ることができます。
しかしやり方を間違えてしまうと、効果を感じなかったり痩せづらい体になってしまう可能性もあるため注意が必要です。
まずは半日から16時間といった短時間のプチ断食から始め、慣れてきたらだんだんと期間を延ばし長い期間の断食にも挑戦してみましょう。
また1回で終わりではなく、月1回取り入れるなども効果的です。
プチ断食は無理して行ってはいけません。体調が悪いと感じたら中断することも大切です。体内がキレイになった未来の自分をイメージしながらプチ断食を始めてみましょう。