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         ★コロン奇跡の生還スタート
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我家で飼っているウサギは、体重2キロのミニウサギで、飼い始めてから良く食べて、元気で丸々としているモコモコのコロンです。

近くにペットショップが出来て、子供たちの犬を飼おうコールに少し妥協して、来年がウサギ年でペットにウサギが良く売れていると聞いていたし、ウサギは鳴かなくて静かだし、次男がウサギ年なので(あまり関係ない(笑))、ウサギにしようと提案し(後に犬も飼うことになる)、次男を引き連れて6羽ほどケージの中で重なって寝ていたり、遊んでいたりの兄弟の中より、少しおとなしげで鼻の前に白い筋の通ったのを選んで買ってきました。

でも、あとからウサギの本を読むと、おとなしいのは病気だったりするので動き回っている方が良いと書いてありました。コロンはいけないほうの部類だったのですが、病気もせずにとても元気に育ちました。
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         ★コロン奇跡の生還 2
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でも、あとからウサギの本を読むと、おとなしいのは病気だったりするので動き回っている方が良いと書いてありました。コロンはいけないほうの部類だったのですが、病気もせずにとても元気に育ちました。

後に、コロンが女の子であることが判明しました。女のこの方がおとなしくてトイレのしつけなどがしやすいように思います。(データーは無い、あくまでも私の感じ)そして、ご飯の時間になるとケージの入り口や足の周りに寄ってきて、フードを催促します。

そんなコロンが、「最近あまりフードが減らないよ、トイレの砂を食べてるしちょっとおかしんじゃない。」と少し様子が変だと相方がいうのです。以前にも少し食べが悪くなった時期も何度かあったので、今度もそうじゃないかと、「もう少し様子をみてみたら」と言っていたのです。元気はいいし。

でも今回は、なんとなく悪い予感がしていました。
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         ★コロン奇跡の生還 3
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そんなコロンが、「最近あまりフードが減らないよ、トイレの砂を食べてるしちょっとおかしんじゃない。」と少し様子が変だと相方がいうのです。以前にも少し食べが悪くなった時期も何度かあったので、今度もそうじゃないかと、「もう少し様子をみてみたら」と言っていたのです。元気はいいし。

でも今回は、なんとなく悪い予感がしていました。

抱くとおなかの感じがいつもと違ってペコペコで全くフードを食べてないとの事で、さすがにこれは医者に連れて行かないといけないだろうと思い、相方にいつもレモンのいく所が午後開いているので電話でウサギは診てくれるのか聞いてもらい、見ないこともないと言う微妙な言い方でしたが、とにかく行きなれているので連れて行って来てもらいました。

腸の動きが悪いからと、腸の薬をもらってきました。薬を飲ませながら1日様子を見ていたのですけど、どうしてもこれだけでは心配になって来て、もう一軒知っている獣医さんに、相方が夜になって連れて行きました。私は、工場にいたのですが結果が心配で車の帰ってくるのを何度かのぞいていました。

車があるのを見て、仕事を中断して結果を聞きに行きました。するとコロンが居ないのです。
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         ★コロン奇跡の生還 4
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腸の動きが悪いからと、腸の薬をもらってきました。薬を飲ませながら1日様子を見ていたのですけど、どうしてもこれだけでは心配になって来て、もう一軒知っている獣医さんに、相方が夜になって連れて行きました。私は、工場にいたのですが結果が心配で車の帰ってくるのを何度かのぞいていました。

車があるのを見て、仕事を中断して結果を聞きに行きました。するとコロンが居ないのです。

どうだったのか話を聞くと、「ウサギに詳しい若いお医者さんがいて、とにかく強制的に食べさせないといけないと言うけど、一日に4回も出来ないから入院させてきた。」とのこと。

その後に、半分泣きながら「ダメかもしれないって言われた。」なんて言うのです。エー!!っと叫びたいところを笑顔のままで「コロンだから大丈夫だよ!」なんて、何の根拠もないことを言っていたのでした。

ウサギというのは、おなかの中の細菌の調整を食べることによって行っているらしいのです。ですから、食べれなくなると益々おなかの調子が悪くなり、余計に食べれなくなってしまうとの事らしいです。

だから、とにかく強制的にでも食べさせるわけで、人間でいうお粥みたいな物を注射器を利用して嫌がるのを押さえて、前歯の横から口の中に入れるのです。口の中に入ったものは吐き出さずに食べてしまう習性みたいです。

今まで健康の心配などしたこともないコロンが、こんな事になるなんてとてもショックで病院まで見に行きたい気持ちでした。

次の日にトイレの砂といつも食べているフードを持って面会に行くと言うので、私も工場を止めて付いて行くことにしました。そこで、チョッと嬉しいことがありました。
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         ★コロン奇跡の生還 5
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次の日にトイレの砂といつも食べているフードを持って面会に行くと言うので、私も工場を止めて付いて行くことにしました。そこで、チョッと嬉しいことがありました。

病院に着き面会の受付を済ませ先生の手が空くまで待合場所で待っていました。この日は平日だった為か割りと空いていました。しばらく待って、呼ばれて一番奥の面会室に入っていくと、先生が待っていてくれました。

私は面会は初めての経験でしたので、どうして良いのかと戸惑っていると先生が、いわゆる病室なるところへ導いてくれました。そのドアをあけて一歩はいると、その匂いのすごいこと、おっしこや何かの色々な物の混ざった強烈なもので、一瞬うぉっと足が止まりかけましたが、何とか何事もないかのように入ることが出来ました。

どこにいるのかなぁと、きょろきょろしていると真ん中あたりの肩ほどの高さのケージに居るのを教えてくれました。

わ〜コロンだー。コロンがちょろちょろ動いていました。「強制的に食べさせて少し元気が出て来たみたい。でも、まだフードは食べない。」と先生が説明してくれ、ケージの中で普通にしているコロンが見れて少し安心しました。

先生にトイレの砂といつも食べているフードを渡すと、早速フードを餌鉢の病院のと交換してくれました。色々質問に答えていただいたり、治療方法の説明を聞いて、そろそろ帰ろうかとコロンに声をかけて行こうとしたその時、なんとコロンがフードを一口食べたのでした。思わず3人で「食べた。」と声を出してしまいました。

そんなこんなで、4日間の入院で何とか少し元気になったコロンですが、まだまだ治療は必用です。しかしウサギはとっても精神的にもデリケートな動物なんです。慣れない環境は良くないので、後は自宅治療との事で退院してきました。
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           ★コロン奇跡の生還 6
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先生にトイレの砂といつも食べているフードを渡すと、早速フードを餌鉢の病院のと交換してくれました。色々質問に答えていただいたり、治療方法の説明を聞いて、そろそろ帰ろうかとコロンに声をかけて行こうとしたその時、なんとコロンがフードを一口食べたのでした。思わず3人で「食べた。」と声を出してしまいました。

そんなこんなで、4日間の入院で何とか少し元気になったコロンですが、まだまだ治療は必用です。しかしウサギはとっても精神的にもデリケートな動物なんです。慣れない環境は良くないので、後は自宅治療との事で退院してきました。

でもこの自宅治療が大変で、ほとんどは食事療法でおが屑を水でふやかしたような人間で言うとお粥みたいな物を、注射器の先を切ったものを利用して、嫌がるのをバスタオルで包んで逃げられない様に押さえつけて、前歯の横から口の中へ注入するのです。これを一日に4回もやるのです。

一度の量が注射器で10回以上口の中に入れてやらなくてはなりません。嫌な時は口をなかなか開けてくれなくて、全部終わるまでに30分ぐらい掛かることもあり2人掛りで一日4回はかなりの負担です。

とにかくコロンの為だと仕事の都合つけて続けました。フードの食べ具合を観察したりウンコの大きさを確認したり、食べてくれよと祈るような気持でした。それなのになぜかトイレの砂と紙を食べたがって困ってしまいます。食べさせない方がいい様で、ひどいときにはウンコが砂色になってしまうほどでした。

(うさぎの正常なウンコはコロコロで匂いも全く無くて手で摘んで集めても全く気になりません。それがおなかの調子が悪くて時々柔らかウンチをしたりもしていました。)

それでも、続けていくうちに自分で食べる量が少しずつ増えていき、ウンチも増えてきましたので、それに合わせてお粥の回数を減らしていきました。
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           ★コロン奇跡の生還 7
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(うさぎの正常なウンコはコロコロで匂いも全く無くて手で摘んで集めても全く気になりません。それがおなかの調子が悪くて時々柔らかウンチをしたりもしていました。)

それでも、続けていくうちに自分で食べる量が少しずつ増えていき、ウンチも増えてきましたので、それに合わせてお粥の回数を減らしていきました。

11月下旬頃だと思いますが、病院で食欲の出る飲み薬を買ってもらったと、整腸剤と一緒に先生が出してくれました。かなり良くなってきて、もう一息だなと思っていた所にこのクスリを飲ませたら、いっぺんにびっくりするぐらい食べるようになりました。

こんな事なら早くこの薬を出してくれればよかったのに、なんて話していました。

食べるようになって少し安心したのと、このころから仕事の出荷の方がめちゃくちゃ忙しくなって遅くまで荷造りを相方にしてもらっていたので、通院をやめてしまいました。

このまま快気祝が出来ると喜んでいました。しかしそんなに甘くはありませんでした。

しばらくは、コロンと砂と紙との戦いで、部屋から紙の物をなくし、トイレの砂には網で蓋が出来るようにしてと、とにかく食べれないようにしているのに、うっかり新聞を置いていたりレモコロの伝票を置いて居たりすると、すきを見てサッと椅子から机に飛び乗って来て、カサカサ食べているのです。

トイレの網も咥えて口で開けてしまい食べているのです。一度それを覚えるともうだめで何度蓋をしても開けてしまうので、砂を入れれなくなってしまうなど、本当に戦いです。

そんな戦いを続けて居るうちに年を越し、しばらくするとまたフードの減り具合が悪いと言うので、早めに病院に相方に連れて行ってもらいました。

検査のためにまた入院になってしまいました。バリューウム飲んでレントゲンを撮るらしいのです。うさぎにバリューム飲ませて大丈夫かな、余計にお腹が詰まってしまわないかと思ったのですが、まあそれは心配はありませんでした。

しかし、とんでもないものがお腹に詰まっていました。
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           ★コロン奇跡の生還 8
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そんな戦いを続けて居るうちに年を越し、しばらくするとまたフードの減り具合が悪いと言うので、早めに病院に相方に連れて行ってもらいました。

検査のためにまた入院になってしまいました。バリューウム飲んでレントゲンを撮るらしいのです。うさぎにバリューム飲ませて大丈夫かな、余計にお腹が詰まってしまわないかと思ったのですが、まあそれは心配はありませんでした。

しかし、とんでもないものがお腹に詰まっていました。

コロンの顔が油でべたべた、手足が緑色が勝った汚い色に、こんな哀れな姿で3・4日して退院してきました。

毛玉の塊がお腹の中にあるので、油でお腹の中を掃除するらしいのです。そして緑色のウンコをするので手足が汚れてしまっているらしいです。私たちが下剤でお腹をきれいにするみたいなものでしょうか。

もう一週間ほど、一日2回油を飲ませなければいけないのですが、いままでも飲んでいた整腸剤と食欲増進液は簡単に飲んでくれるのですが、油がやはりいやで苦労しました。

そりゃいやですよね。おいしくもないものを大量に無理やり飲まされるのですから。素直に飲んでくれないものだから、口の周りにこぼれて顔がべたべたになるのです。もう本当に哀れな顔でかわいそうになりながらも、早く元気になってほしいと飲ませました。

ウンチは、油でまぶしたようなコロコロしたものが出ていました。

以前相方が、『ある日コロンが大きなウンチをしてお腹のつかえが取れて、いっぺんに元気になって食べれるように成ったと喜んでいた。』なんて夢に見たと話していましたが、本当に油と一緒にそうならないかと期待していたのでした。
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           ★コロン奇跡の生還 9
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そりゃいやですよね。おいしくもないものを大量に無理やり飲まされるのですから。素直に飲んでくれないものだから、口の周りにこぼれて顔がべたべたになるのです。もう本当に哀れな顔でかわいそうになりながらも、早く元気になってほしいと飲ませました。

ウンチは、油でまぶしたようなコロコロしたものが出ていました。

以前相方が、『ある日コロンが大きなウンチをしてお腹のつかえが取れて、いっぺんに元気になって食べれるように成ったと喜んでいた。』なんて夢に見たと話していましたが、本当に油と一緒にそうならないかと期待していたのでした。

何とか苦労して油を飲ませ続けました。多少回復したかな程度でしたが、次の検診で予定通り油はやめていいと言われ、ホッとしました。

その後、整腸剤と食欲増進液だけはそのまま続けて、まあまあ食べていたのですが、それ以上には中々良くならないので、以前お粥を少し続けたら結構回復したと、相方がまたお粥を続けてみようと言うので自発的にやってみるこにしました。

ところがおかしな事に、お粥は跳んで寄って来てクスリと共に喜んで食べてくれるのです。私としては食べさせるのにはとっても楽なのでよかったのですが、今度はフード等それ以外のものを段々と食べなくなってしまいました。これは返って逆効果だったのか?(T_T)

そんな事でまた、3月中旬に入院することになってしまいました。
しかし、・・・・・奇跡は起こりました。
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           ★コロン奇跡の生還 10
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その後、整腸剤と食欲増進液だけはそのまま続けて、まあまあ食べていたのですが、それ以上には中々良くならないので、以前お粥(人間で言うお粥みたいなもの)を少し続けたら結構回復したと、相方がまたお粥を続けてみようと言うので自発的にやってみるこにしました。

ところがおかしな事に、以前は大嫌いだったお粥を跳んで寄って来てクスリと共に喜んで食べてくれるのです。私としては食べさせるのにはとっても楽なのでよかったのですが、今度はフード等それ以外のものを段々と食べなくなってしまいました。これは返って逆効果だったのか?(T_T)

そんな事でまた、3月中旬に入院することになってしまいました。
しかし、・・・・・奇跡は起こりました。

食べないなら、また油をやってみますと入院したのですが、次の日相方が面会に行くと、「病院の繊維質の多いフード(アメリカ産で高級)を食べてますよ。」との先生の話だったらしいのです。

エーどうして?と私は信じれませんでした。(゜ロ゜) ヒョオォォ!

また次の日相方が面会に行くと、「何もしていないけどしっかり食べているから」と退院してきてしまいました。

そんなぁ!でも病院でいただいた今までと違うフードを本当に餌鉢に顔を突っ込んだまま食べ続けています。明らかに今までと食べ方が違います。

相方と「コロンはグルメだから高級フードだから食べるのなかなぁ」なんて話していたのです。ところがその繊維質の多いフード(アメリカ産で高級)は、娘に言わせるとウサギにとってあまり美味しくなくて食べないウサギも多いとの事でした。

となるとグルメと言うよりもゲテモノ食い、てことなのか?(^^;

とにかく今までが何だったのかと思わせるぐらいに食べるのでした。とりあえず良かった。良かった。
これでまたしばらくは大丈夫と思ったのですが・・・・・。
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           ★コロン奇跡の生還 11
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相方と「コロンはグルメだから高級フードだから食べるのなかなぁ」なんて話していたのです。ところがその繊維質の多いフード(アメリカ産で高級)は、娘に言わせるとウサギにとってあまり美味しくなくて食べないウサギも多いとの事でした。

となるとグルメと言うよりもゲテモノ食い、てことなのか?(^^;

とにかく今までが何だったのかと思わせるぐらいに食べるのでした。とりあえず良かった。良かった。
これでまたしばらくは大丈夫と思ったのですが・・・・・。

アメリカ産フードを食べる事食べていたので、少し重くなったのではないかと期待して、量ってみたりしてみてもなかなか体重は増えていないのです。

そうこうしているある日、PCに向かっていると、相方の「コロン!どうしたの」との大きな声で娘と私がびっくりして見に行くと、鼻の周りを血だらけにしてケージの中で座っていました。

みんなで何事が起こったのかと、ティッシュで鼻を拭いてやると、すぐにきれいになりました。それ以上は血が出ていないみたいなので、どうしたのかと良くみても分からない、でも鼻の横が少し切れているみたいなのでケージかどこかで引っ掛けたのかなぁ、との事で一件落着しました。

そのうち、コロンが日向ぼっこでもしている様にケージの周りでジーとしている事が多くなったように思っていたある日、窓の外に向かってじーっと伏せているので、「コロンがたそがれてる!」なんて言ってました。

そんな事を言っているうちにコロンにとんでもない事が起こっていたのでした。

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           ★コロン奇跡の生還 12
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そのうち、コロンが日向ぼっこでもしている様にケージの周りでジーとしている事が多くなったように思っていたある日、窓の外に向かってじーっと伏せているので、「コロンがたそがれてる!」なんて言ってました。

そんな事を言っているうちにコロンにとんでもない事が起こっていたのでした。

たそがれコロンは、あまり動き回らなくなりました。ケージの近くにいる事が多くなり、私たちが別荘と呼んでいる生木で出来たウサギ小屋の上で、寝ているのが好きだったのが全く乗らなくなっていました。

そのうちに娘が、「コロンが立つと転ぶよ」なんて言って、餌で立たせて実演しているのです。普通ならすごいジャンプの後ろ足でしっかり立って倒れるなんて事はありえないのに本当にふらついて倒れてしまいます。さらに良く観察していると、今まで飛び上がれたところも、どうしようか躊躇して止めてしまっているみたいだし、明らかに動きがおかしくなっているのでした。

病院で聞いてくると、おなかの調子が悪い間あまり動いてなかったから、足の筋肉が落ちて動きが悪くなっているのではないかとの事でしたので、そうなのかと思っていました。このときに、鼻から血を出していた事を話していれば良かったのかもしれませんが、鼻血だと思っていなかったので既に頭から消えていました。

ケージに入るのも上手く入れないと、段差が少なくなるように入り口に娘が箱を置いてバリアフリーだと言ってました。なんかいっぺんに歳を取っておばあさんになったみたいでした。

そのうちに、また鼻が血だらけに成っていて、どうもこれはおかしいとすぐに相方が病院に連れて行きました。帰って来ると大変な宣告を受けてしまいました。
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           ★コロン奇跡の生還 完結
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ケージに入るのも上手く入れないと、段差が少なくなるように入り口に娘が箱を置いてバリアフリーだと言ってました。なんかいっぺんに歳を取っておばあさんになったみたいでした。

そのうちに、また鼻が血だらけに成っていて、どうもこれはおかしいとすぐに相方が病院に連れて行きました。帰って来ると大変な宣告を受けてしまいました。

この奇跡の生還は、4・5で書いただめかもしれないと言われた最初の入院のときに、無事に家に返ってきてくれて、それを喜んで書き始めました。それで元気になってくれるものと思っていました。

10で書いたように本当に奇跡的に1ヶ月ほど元気にしていた事もありました。先生も最期まで何度も奇跡的に助かってきた仔だからといてくれました。

私も最期までそう信じていました。
でも、・・・・・・・・もう奇跡は起きません。

今、ひとつ後悔するのはウサギの病気に無知だったと言う事です。

最期まで読んでいただきありがとうございました。

靴下メーカーの店レモコロで、もっとコロンの画像を探していただける方はこちらより。