マカイバリ茶園のおいしさの理由

バイオダイナミック農法とは

オーストリアの哲学者(人智学者) ルドルフ・シュタイナー氏が考案した農法です。

厳密な理論に基づく農法ですが、
大まかに言うと、
大地の持つ本来の生体バランス宇宙の持つ運営リズム
農園の生体バランスや運営リズムを調和させることで、
作物を強く豊かに育てるシステムを作ります。

このバイオダイナミック農法を実践している農地の農作物は高い品質を持ち、
ワインの製造や化粧品など、あらゆる場面で活用されています。

マカイバリ茶園は、ダージリンで最も早く
このバイオダイナミック農法を取り入れた茶園です。

■マカイバリ茶園主の茶園改革

1970年前後、インドの茶園は農薬や化学肥料で危機的状況でした。
土地はやせて、茶木は弱くなるばかりでした。

マカイバリ茶園の4代目茶園主、 S.K.バナジー氏は
この状況を知り、 深く世界の農法を学びました。

そして、
マハトマ・ガンジーの無農薬農法や、
ルドルフ・シュタイナーのバイオダイナミック農法を取り入れ、
周囲の反対を押し切って
それまで当然のように使われていた化学肥料の使用をやめ
30年以上の時間をかけて、
茶園の環境を自然の状態に戻しました。

以来、マカイバリ茶園は
太陽・水・空気・土・動植物すべての調和した環境の中で
生きた茶の栽培を行っています。

この試みは良質の茶葉を生み、
ティーオークションでは歴代最高値をつけるまでになりました。

マカイバリ茶園の茶葉のおいしさは、
まさに「自然の恵み」によって作られているのです。