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籐敷物ができるまで

大正5年(1916年)の創業以来、籐製品を創り続けて100年を迎えました。
どんなシーンにでも対応できる圧倒的な品ぞろえと豊富な知識・経験、何より籐製品への『愛』が自慢です。

原材料の採取から製造・販売まで一貫して行なっております。
“本物の籐”を知ってほしいから、産地からお宅まで私どもがお届けいたします。

カーペットの製造工程

ラタンカーペットができるまで 原料の調達、材料の選別、原反つくり、仕上げ

籐むしろは同じ長さに割り付けた籐に一定の間隔で穴を開け、そこに糸を通してつなぎます。
穴の数がおいほど綺麗ですが、糸通しの手間が増えるだけでなく、より繊維が綿密で丈夫な材料を厳選する必要があります。

籐あじろは最高級の籐素材であるインドネシア・カリマンタン産の中からさらに厳選したものの皮を挽き、
熟練した職人の手作業により、1枚1枚編み上げています。

料の調達

良質な籐の原木を捜してジャングルの奥地へ
全世界のラタン資源の実に85%を保有しているインドネシア。ボルネオ島やカリマンタン島をはじめ各島で多く生息している籐は、300種とも3000種とも言われています。 未開のジャングルの中ではその長さが300m以上に及ぶものもあり、天然繊維としては地球上で最長にして最強の繊維といわれています。 籐は鋭い棘のついた蔓を他の樹木にからみ付きながら太陽を求めて上へ伸びるように成長してきます。
成長するにつれ太くなるもの、最初から太いもの・細いもの、硬いもの・柔らかいものなど、種類によって性質も様々。

料から材料へ

1.材料の切り出し
2.乾燥
3.渋皮取り
4.水洗い
籐敷物にとって良質な籐とは、琺瑯質に富み、黄色くて硬いことが条件です。湿地帯より赤道付近の高地(カリマンタン)の方が良質な材料が多く採れます。 籐は含水率の非常に高い植物です。ここで充分に乾燥させることにより、製品となってからも空気中の湿気を吸収したり放散することができます。 磨き砂や生地を使い綺麗に磨くと黄金色の籐が現れます。磨き砂は多少乱暴に思われますが、これ位では良質な籐のエナメル質は犯されることはありません。 充分な水洗いにより、汚れや不要な部位をていねいに綺麗に取り除きます。
5.防虫加工
6.天日乾燥
防虫効果と色を均一に揃える効果を兼ね、濡れた籐に硫黄の煙を当てて薫蒸します。素材により強さを調整して折れにくい状態に仕上ます。 長い状態の籐材料を乾燥台の上で横にして充分に乾かします。水分が残ると色が悪くなるので、太陽の日差しが当たるよう何度も裏返して乾かします。

料から製品へ 籐むしろ

1.材料の仕分け
2.節取り
3.延ばし
4.裁断
太さによる大まかな仕分けの後、色による仕分け、艶による仕分けと何段階にも分けて選別します。 籐には葉や渋皮の付け根に節があります。特殊なナイフを使って丁寧に削り取ります。節合いが長いほど良質な材料と言えます。 曲がった部位を矯正して真っ直ぐに延ばす作業です。 仕上りのカーペットサイズに合わせて材料をカットします。3帖用:約2m、4.5帖・6帖用:約3m、8帖用:約4mなど。
5.割り付け
6.幅取り
7.裏挽き
8.穴突き
1本の籐材料から2~4本に割り付けをします。8~10mmの材料の場合、2本または3本に割られ、他の部位は家具材や籐皮材・副資材となります。 割り付けられた籐材の幅を一定に揃える作業。39穴で約3.8~4.0mm、41穴で約3.0mmにカットします。現在の最高級品は約2.3mmの極細。 厚みを揃える作業です。厚さ3mmを基準にしていますが、この厚みを一定に揃えて多くことが後の作業にも重要です。 籐ムシロを選ぶ基準となる穴数はここで決まります。穴数が多いほど間隔が狭くなり、裂けてしまわない強靭な材料を使用するために高価な製品になります。
9.緒通し
10.留籐(親骨)入れ
11.三角切り込み
12.縁かがり
長さ40cmもある特殊な針先に麻緒(糸)を引っ掛けて1本「1本丁寧に引っ張りながら通します。 カーペットの両端に1本ずつ留籐(親骨)を入れ麻緒を返して緒通しを完了させます。 縁かがりのひっかかりの穴を開ける作業。真っ直ぐ、そして同じ大きさに開けることがポイント。 特殊な針を使って1本1本丁寧にかがり付けをします。皮籐は籐幅の半分の皮籐を使用します。

料から製品へ 籐あじろ

1.材料の再選別
2.割付
3.挽籐
4.検品
籐の皮に近いわずかな繊維でけを残すあじろに耐えられるよい素材を選別します。 1本の籐材料から2~4本に割り付けをします。籐の繊維を切断しないよう繊維にそって割ります。 あじろの幅にあわせて皮籐を作成します。もっとも繊細な技術を要する仕事です。 作成した皮籐を編む前に検品仕分けをします。
5.裏挽き
6.皮籐
7.あじろ編み
8.検品仕上げ
編む直前に厚みを整える最終の裏挽きをします。 できあがった皮籐。この皮籐をあじろ目に編んでいきます。 編む作業は気の遠くなるような作業の繰り返しです。 編みあがったあじろを検品手直しをします。インドネシア仕上げあじろはこのあと裏貼りして完成。
9.国内再検品手直し
10.柿渋塗り
11.越前和紙貼り
12.縁かがり
国内仕上げあじろはこのあともう一度日本人の手で検品手直しを行います。 あじろの裏貼りをする越前和紙に防虫効果のある柿渋をぬります。 和紙に澱粉のりをぬり丁寧にあじろに裏貼りをし、大胆にあじろに和紙をたたきこんでいきます。 サイズに切り落とし淵をかがり縫いして完成です。


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