夏の島旅、神津島!【2】

2016年07月22日(金)
テーマ: ツーリング

(前回までのお話はこちら。)

神津島の東岸、多幸湾に着岸した私たちを、
出迎えてくれた島人あり。






浜川謙夫さん。
なんとこのお方…


この島の村長さんです!!!!

ライダー一行が島にやってくるとお聞きになり、
休日にも関わらず、ご自分の愛車、VFR750で駆けつけてくださいました。
これには島民のみなさんもビックリ。



▲こんなに贅沢で愉快なお出迎えがあっていいのだろうか!
まさに島の入口となってくださった村長さんです♪

ほかにも島のライダーが数名集まってくださって、
賑やかなツーリングの始まりです!




●島とうがらしの洗礼を受ける

島で一番高い山、天上山に見下ろされながら、
さっそく緑いっぱいのワインディングを楽しんで、
やってきたのは高台に佇む絶景カフェ「だいじんこ」。
なんでも、こちらのカレーが美味しいらしい。
カレーにはちとうるさいわたくし。
さてさて、どんなお味かな…。






おいし~~~い!!
ってか、辛ーーーーーい!!



フルーティーな甘味のあと、
ピリピリヒーヒーとした辛さがお口の中を襲撃!!
汗をかきかきカフェのお母さんに尋ねると、
この辛さの正体は、島で採れるとうがらし、”島とうがらし”だそう。
島とうがらしは、太く短く、普通のとうがらしよりも辛いんですよね。
そのうえ、独特のうまみがあるからヒーヒーしてもやめられない!
完食したころには汗だくで、化粧もすっかり流れ落ち(笑)。
だけど酔い止め薬の余韻も抜けきって気分爽快☆
そこへ、VFRからDegree(オフロードバイク)に乗り換えた村長さんが再び登場。
「さあ、行こうか!」
の号令に従って、バイクのもとへ帰った一行でありました。




▲「だいじんこ」のオープンテラスからはこの眺め!
島の人も外の人もさっき会ったばかりなのにこのとおり。
ライダーみな兄弟、ですね♪



●まさかの”村長と行く島ツーリング”!

このバイクツアーには、ツーリングをこよなく愛する添乗員さんが
ご自分のバイクでナビゲーターとして同行しているのですが、
その添乗員さんさえももてなす勢いで、
喜々として先導してくれる島のライダーたち。
そこに、「島の魅力をひとつでも多く伝えたい」と村長さんが加わって、
気づけば村長の先導による、見所大連打のグループツーリングに!
大きな空。
驚くほど透き通る海。
バイクだからこそ楽しい道。
探検気分で走り回る~!



▲猛々しい岩肌と透明の海のコントラストが神秘的な多幸湾。
さっきここから入島したことをこのとき知る(恥)。




▲この小さな島に、「東京の名湧水57選」が2つも存在するという驚き!
そのうちのひとつ、天上山に降り注いだ雨が湧き出る「多幸湧水」は、
「これ以上のごちそうは要らない!」と思えるくらいに甘露でとても美味♡




▲島なのか大陸なのか、日本なのか異国なのか!?
もはやどこにいるのかわからないくらいの非日常感!!
その昔、石切り場として栄えた名残りが広がる神戸山にて。




▲まったく、なんという透明度!!
海水浴シーズンには飛び込み台からダイブする人が続出するという
赤崎海水浴場。
海岸沿いに続く木造の遊歩道を散歩するのも楽しいよ♪




▲くねくねの道、大好きー♡




▲山に埋もれるように走ったかと思えば…




▲突如海の上だったり!




▲火山あるところに温泉あり。
「神津島温泉保養センター」の、海を眺めながらの露天風呂は開放感たっぷり!
こちらは「展望風呂」で、自然の岩場を利用した「大露天風呂」は日本有数の規模。
肩凝り、冷え症、慢性婦人病にも効果があるそうですよ♪



●それはもう”別格”としか言いようのない人生最高の海の幸

なんだか一番楽しそうだった(!)村長さんとお別れして、
今回お世話になる民宿、「平和荘」へ。





なんか、普通のお家みたいでしょ?
この島の民宿は、こんな感じの建物が多いみたい。
あるいは、島の人なら見分けられるのかなあ?

Mちゃんと一緒のお部屋に仲よく布団を敷いたら、
バーベキュー炉のあるお庭に全員集合。
今夜は島のごちそうBBQなのだ!



▲炭、スタンバイOK!
磯盛料理が人気の平和荘のご主人。
「さあ、どんどん焼いて~」




▲これは「タカベ」という魚。
知らないな、と思ったら、
一般には出回らない、伊豆諸島北部を代表するお魚さんなんだって。
淡白ながら小ぶりの身に旨みがギュギュッ!と詰まっていてと~っても美味!




▲「盛若」は伊豆七島でも一番人気の麦焼酎。
伊豆七島名物”くさや”との相性も抜群!とMちゃん。(わたくし、下戸のため…)



しかし、なんといっても衝撃的においしかったのはこちらの方々でございます。





神津島名物、
金目鯛様と赤いか様!


ぷりっぷりの歯ごたえに、
一寸たりとも臭みを感じない活きのよさ、
そしてなにより、
悶絶を禁じえない、規格外の濃厚な旨味! 「なんじゃこりゃ~!!」っと、
一同が口を揃えてしまったくらいに、
わが人生で最高においしい海の幸を、
みなそれぞれに噛み締めたのでした。





気がつけば、島の人たちもわらわらと集まって賑やかな宴会に。
みなさん本当に気さくで、明るくて、やさしくて。
人との出会いが、旅の最高の宝物だなあ。
そんなことをもう一度思い起こさせるこの島が、
早くも好きになり始めていたのでした♡



続く。






ライフスタイルエッセイスト 小林 夕里子(コバユリ)

執筆、イベント・メディア出演などを通じてオートバイのある暮らしの喜びを女性の視点から発信しています。アウトドア×モーターサイクルブランド「nomadica」をプロデュース、キャンプイベントやワークショップなど、女性とビギナーにやさしい癒し系のアクティビティーと、オリジナルアイテムを展開しています。日本アロマ環境協会認定アロマテラピーアドバイザー。日本キャンプ協会認定キャンプインストラクター。



nomadica ノマディカ

余暇のひとときを、もっと"active & natural" に。

『ノマディカ(nomadica)』は、モンゴルの大草原で暮らす遊牧民(nomad)の、たくましくてしなやかな姿にインスパイアされて生まれました。自然を愛し、ときにその厳しさと対峙しながら、アクティブに、ナチュラルに、馬と旅を続ける彼らの姿は、四季を愛しみ、ときに雨に打たれながらも、オートバイで走り回ることを楽しむライダーの姿と重なります。

「オートバイで自然の中へと出かけること、太陽の下で遊ぶこと、人とつながっていくことを、もっともっと楽しみたい!」

ライフスタイルエッセイスト小林夕里子の、そんな願いから生まれた『ノマディカ』は、ライダーが発信するアウトドアブランドです。”アクティブ&ナチュラル”をコンセプトに、女性やバイクビギナーでも安心して、自分らしく、新しい世界へ扉を次々に開けていけるような、アウトドアアイテムおよびアクティビティーを展開してまいります。


 


 

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