富士金梅 11号帆布について
お客様からの質問をまとめました。




■11号帆布の表裏は?

この生地は平織のため特に表裏はございませんが染めの関係で、稀に巻きの外・内で若干濃度の差がある場合がございます。
その場合、巻きの外または内で揃えて制作してください。


 -----巻きの外・内の見分け方-----

生地の両端に小さな点々とした穴があります。

その穴が

凹んでいる方が外面、
凸になっている方が内面

です。



■色落ちしますか?

生地を染めている織物は基本的には色落ちします。
この富士金梅の11号帆布も色落ちしますが、
色によって差があります(染料の特性によるそうです)


 -----色落ちテスト(6色分)-----

テスト方法/30分水に浸す


マスタード、スモーキーブラウン、ブラック

色落ちあり 生地を濡れたまま、Tシャツの上に置くと薄く色が付きました。


 ダークブルー、濃赤、グリーン

殆ど色落ちなし Tシャツの上に置いても色は付きませんでした。
濡れた生地をTシャツに強くこすり付けるとうっすら色が付きました。

 ※今後当店で取り扱いの色は全て色落ちの度合いを確かめて一覧表にする予定です。


■お洗濯で縮みますか?

A__水通し/ 1時間水に浸して形を整えて干す

B__洗濯機10分、脱水3分、形を整えて干す


結果

水通し・洗濯機とも 縮小率は縦・横ともに約98%でした。

洗濯機の方は生地が若干柔らかくなりました。



■同じ色なのに前回と生地の固さが違うのはなぜ?

加工ロット・加工時期が違うと、固さに差が出る場合があります。

生地の品質である 糸の太さと打込み(1インチ間に何本糸が入っているか)は常に同じクオリティになるように管理されていますが、その後の染や糊付などの加工時の微妙な差ににより、仕上がりの固さに差が出ます。毎回同じ工程なのですが、差が出るそうです。

固く仕上がった時は生地は厚く感じられ、柔らかめに仕上がった時は薄く感じられます。