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剣道防具の各部名称
剣道防具専門店「京都武道具」

面、甲手、胴、垂の各部名称をご紹介しております。
2018年4月

目次

剣道防具(けんどうぼうぐ)
面(めん)
甲手(小手・籠手・こて)
胴(どう)
垂(たれ)

剣道防具

剣道防具は面(めん)・甲手(小手・籠手)×2個・胴(どう)・垂(たれ)の計5つ。
大きく分けて機械刺(ミシン刺)と手刺防具の二種類があります。
その名の通り布団を機械で刺すか、手で刺すかの違いとなります。

布団

芯材・紺反・紺革にて製作される、防具の基本となる生地。
10数年前までは非常に厚みのある物が流行っていましたが、近年は実戦型(薄手)の面布団が好まれる傾向があり、弊社でも数年前より動き易い少し薄めの布団に仕上げております。 ただし、薄くする際に綿を使わず圧縮材・クラリーノのみを使用して低コスト化を計っている悪質なメーカーもございますので十分に注意が必要です。
*大前提として、防具は身体を守る為の武具でございます。

芯材

練習中や試合待ち時間に、使用した防具の布団に塩が吹くことがあると思います。
これは汗が乾いて表面に現れる為に起こるのですが、芯材に綿を使用すると表面にまで出ることを極力抑えることが出来ます。
京都武道具の手刺防具は全て芯材に綿も使用しておりますので安心してお使い頂けます。

機械刺防具

布団を機械(ミシン)にて縫いこんで製作した剣道防具。
布団を機械で刺し込みますので、一直線で均一に綺麗に仕上がります。
布団に挟み込める芯材の量が決まるので弾力性が手刺に劣る。
比較的安く仕上がるので安価な商品になる。
刺し幅が細かくなるほど仕様が良くなり、高価な物になる。(7,5mm〜2mm刺)

手刺防具

布団を手で縫いこんで製作した剣道防具。
布団を一針一針手で縫いこみますので、風合いが良い。
縫い込む際に力の強弱が出来るので耐久性が高くなる。
布団に挟み込める芯材の量が調節出来るので弾力性がよくなる。
製作に時間が掛かり、値段も比較的高額になる。
刺し幅細かくなるほど作業に時間が掛かり、高価な物になる。(3,0分〜1,0分)

織刺防具

紺反生地を縫込んだ生地で製作された防具。
耐久性では紺革に劣るが、通気性、柔軟性に優れている。
織刺防具は使用していくと良く擦れる場所が破れる為、弊社では補強革をつけております。それにより通気性・柔軟性に優れ、耐久性にも比較的優れた防具となり、 特に稽古用としては非常に人気のある防具セットになっております。
また、稽古などで破れた所を紺革で修理していくと独特の味を持った剣道防具に仕上がって行きますので良いです。

紺革防具

紺反生地に鹿・牛革で補強し、耐久性と装飾性を向上させている。
剣道防具に紺革使用する際は鹿革か牛革かに殆どが分かれる。
鹿革が最適な材料とされているのは鹿皮の密度・伸縮性・耐久性が丁度良いからです。
牛革は皮の密度が濃すぎる為、藍の定着が中々できず少し白色っぽくなり、通気性がないために汗を革に溜めてしまい革の劣化を早めてしまいます。
また近年海外の業者がバッファローなどの革を加工して防具に使用しておりますが、非常に硬くまた通気性や色の止まりなども良くありませんのでご注意ください。
京都武道具は、鹿革・牛革・織刺・クラリーノと安全で安心の材質のみを使用させて頂いております。

面(めん)

剣道防具の各部名称「面(めん)」

頭部と喉を保護する剣道防具。
顔の部分は竹刀などが当たらないよう、特に頑丈な金属で製作されている。
一枚の面布団を丸めて職人が一つ一つ組み上げて行く。

面布団

芯材(綿・クラリーノ・圧縮綿など)、紺反を縫込んだ布団
10数年前までは非常に厚みのある物が流行っていましたが、近年は実戦型(薄手)の面布団が好まれる傾向があり、弊社でも数年前より動き易い少し薄めの布団に仕上げております。 ただし、薄くする際に綿を使わず圧縮材・クラリーノのみを使用して低コスト化を計っている悪質なメーカーもございますので十分に注意が必要です。
*大前提として、防具は身体を守る為の武具です。

面革飾り(雲型・鯨型・兜型・飾無)

紺反に革を付け、見た目と衝撃吸収力・耐久性を向上させる。

面縁(めんぶち)

水牛革を使用。漆や合成漆にて内側を赤色、外側を黒にすることで闘争心を煽り、視界を広げる効果がある。
2008年6月に全剣連からの指導にて、「面縁部分について通常色である外側黒色、内側赤色の面を使用すること」という指導が各高体連にて決まりましたので、弊社では全日本剣道連盟に遵守した面縁の色合にて製作させて頂きます。

面金

昔は鉄・ステンレス・洋銀などが使われていたが、現在はジュラルミン(軽合金)、チタン、オールチタン、IBBジュラ、IBBチタンが主流となっている。
国産面金と海外製面金がございますが、京都武道具では全て国産面金を使用。
これは日本にはJIS規格という安全検査基準がありますが海外製にはなく、耐久性に劣る物が多く過去に使用中に面金が折れるなどの事件があったためです。
剣道具職人会様にて、神戸製鋼グループ大同軽金属工業株式会社に弊社使用の日本製面金と某中国製面金の耐久実験を行られた結果、日本製に比べて中国製は値が半分以下という結果がございました。全ての物が劣悪な品という訳ではありませんが、京都武道具では安全性に万全を期す為、一番安心な国産面金を使用しております。

物見

面金の上から6本目と7本目の間(少年用など13本面金の場合は5本目と6本目の間)
物見部分が丁度合わないと視界が狭くなるので、顔の大きさに合わせて組みが重要になって参ります。

クラリーノ・革製。面布団とアゴを取り付ける部位。
革製の方が細くても耐久力があるので細めの物が組み易く良く使用されます。
京都武道具手刺し防具シリーズでは国内生産の上質の太い革を使用することによって、汗による酸化にも強くなっております。
現在まで3年以内に切れたと報告は一件もございませんのでご安心下さい。

耳革(力(ちかわ)革)

合皮・紺革・クロザン革で製作される。閂を閉じる部位で補強している。

角革

相手とすれ違う際に擦れて壊れないように補強している革。

突き垂(顎)

打突部位。胴胸とあわせた曙光を主張できる場所。
顎部分は余り盛り上げ過ぎない程に製作しております。
平ら過ぎると見た目がペタッとした感じになり、盛り過ぎると突きをシッカリ受け止めれずに顎横へスベって参りますので、形には十分に注意が必要です。

用心垂

突きが突き垂を外れた先に喉を守護する部位。
突きを受けた際にアゴを外れた竹刀から喉を守る所ですので、面に対してシッカリと真直ぐに付けられている必要があります。 また、素材は内輪と同じ素材を使用致します。(ビロード・木綿)

飾り糸

基本濃紺色で編込んだ糸を使用。飾りと周囲の補強を主とする。

纏り糸

紺鹿革の外部分を縫い込む糸。

甲手(小手・籠手・こて)

剣道防具の各部名称「甲手(小手・籠手・こて)」

手から腕に掛けてを保護する剣道防具。
相手の竹刀から自身を守りつつ、自身の竹刀を上手く捌けるように製作されている。

甲手(小手)布団

芯材(綿・クラリーノ・圧縮綿など)、紺反を縫込んだ布団

甲手(小手)頭

紺革・合皮などせ製作部位。中身は綿か鹿毛。

ゆきわ

甲手の指先・鍔が当たる部分などに補強革を付けること。

生子(なまこ・けら)

拳を竹刀などから守る部位。1段と2段は見た目の違いのみ。

小手の打突部位。余りに薄いと手の怪我に繋がるので注意が必要。

手の内

竹刀を握る部位。鹿革(中唐・小唐)・クラリーノ製がある。

甲手(小手)紐

ガス製・人絹製・正絹製がある。

胴(どう)

剣道防具の各部名称「胴(どう)」

胴体を保護する剣道防具。
剣道防具の中で一番自分を主張できるものとして多種多彩なものを好まれる方が増えている。

胴胸

牛革・鹿革で製作。様々な型と曙光がある。

胴台

ファイバー・樹脂(ヤマト)・竹胴(漆塗)がある。
衝撃吸収力は樹脂⇒ファイバー⇒竹胴の順番で、音はファイバー⇒樹脂⇒竹胴胸・胴乳革:胴紐を取り付ける部分。

胸飾り

様々な形に製作可能。

曙光(蜀光・しょっこう)

胸飾りに色糸を縫い込んだもの。

小胸

脇腹部分を保護する部位。幼年用などにはついていない。

ヘリ革

胴台と胴胸を組む際に胴台横・下を閉じ込む革。

閉じ革

エスロン・牛革製。胴台と胴胸を組むヘリ革を閉じる革。

垂(たれ)

剣道防具の各部名称「垂(たれ)」

腰・局部を保護する剣道防具。
腹帯と大垂・小垂を組み合わせて製作する。
中央の大垂には個人の名前と所属を記した垂ネーム(垂ゼッケン)を付ける。

腹帯

腰に巻く部分。革で補強されている場合などがある。

帯止め

垂紐と腹帯を結ぶ所に入れる糸。

大垂・小垂

計五枚の部位で、腹帯と組み合わせて一つの垂となる。

山路(山道・やまみち・蛇腹)

曙光と色を合わせて装飾する。

額刺

大垂・小垂を額の目に具の目刺し(半分で刺し込む)にする。

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