着物のあれこれ教えます!着物まめ知識

当ページでは、着物にまつわるいろいろな知識をご紹介していきます。

大人用着物あれこれ

殿方紋付袴について

結婚式・成人式・卒業式・祭事などで男性が羽織、着物、袴を着用するにあたって必要なものをご紹介いたします。
商品ご購入時の参考にぜひご覧ください。

☆紋付袴☆
江戸時代初期、紋付袴は略礼装で正礼装は裃(かみしも)とされていましたが、明治維新の太政官令の勲章着用規定により「五つ紋の黒紋付羽織袴」が殿方の第一種礼装として定められたことより普及に至りました。
現在では結婚式・葬儀・式典など冠婚葬祭に用いられています。
裄・身丈(ゆき・みたけ)の測り方
◆裄サイズの測り方
首の後ろのつけ根にあるぐりぐりから肩を通り、手首外側のぐりぐりまでの長さを測ります。
◆身丈の測り方
首の後ろのつけ根にあるぐりぐりから垂直に足のくるぶしまでの長さを測ります。
※男性の着物はおはしょりを作らない対丈(ついたけ)で着るので身丈=着物丈です。

男袴の紐下丈(ひもしたたけ)の測り方

袴は前紐の幅を含まない紐下の長さが一般的なサイズ表記です。
男性が袴をつける場合、腰骨の上端に角帯の中心がくるよう前下がりに角帯の位置を合わせます。角帯を見せる幅+前紐の幅分を考慮して概ね腰骨からくるぶしの中心までをメジャーで測った長さが紐下丈となります。

必須アイテム
①羽織・着物
当店では号数でサイズ展開しております。サイズ表は商品ページよりご覧ください。
また、黒紋付に限り紋入れを承っております。結婚式や式典などで家紋の紋入れが必要な際はお役立て下さい。
②袴(はかま)
上記の方法で紐下丈のサイズをご確認ください。ぼかしや色柄も多数取り揃えております。
③長襦袢(ながじゅばん)
着物の下に着用するものです。当店では半衿が付いたタイプの半襦袢と長襦袢の2種類をご用意しております。
④腰紐(こしひも)
襦袢と着物用の2本ご用意いただくことをお勧めします。
⑤角帯(かくおび)
着物、袴のバランスに合う色や柄をご選択ください。
⑥白扇(はくせん)
装飾品の一つです。結婚式など礼装時には必需品です。
⑦羽織紐(はおりひも)
羽織の前身頃がはだけないように留めるものです。当店ではカラフルな羽織紐やビーズの羽織紐も取り扱っております。
⑧足袋(たび)
当店では綿やストレッチ素材の足袋を取り扱っております。ストレッチ足袋は伸縮性がありソックス感覚で履けるのでおすすめです。
⑨草履(ぞうり)
ビニール表の草履をご用意しております。背を高く見せてくれる甲高草履もございます。

あれば便利なアイテム
殿方肌着・ロングパンツ
襦袢の下に着用するものです。肌着は汗を吸い取ってくれる綿100%のものがおすすめです。
重ね衿
着物の衿に付けます。礼装時の黒紋付には白の重ね衿を付けます。
巾着
信玄袋(しんげんぶくろ)ともいいます。お財布・携帯電話・ティッシュなどちょっとしたお荷物を入れられます。お好きな色や柄をお選びください。
次足台(つぎあしだい)
ヒール台とも呼ばれる背を高く見せるための台です。専用の次足用足袋の中に入れて使用するので外見は全くわかりません。
通常の足袋は履けません。ご注意ください。
補正パット
男性の着物姿は胸板が厚く、ウエストがあるほどきれいに見えます。恰幅の良い着物姿になるように補正するための商品です。
トリオ〆
クリップ付きの伊達〆1本・着物ベルト2本の3本セットです。着くずれしにくく、締め付け感が軽減されます。