着物のあれこれ教えます!着物まめ知識

当ページでは、着物にまつわるいろいろな知識をご紹介していきます。

子ども用着物あれこれ

男の子羽織袴について

七五三などで男の子が羽織、着物、袴を着用するにあたって必要なものをご紹介いたします。商品ご購入時の参考にぜひご覧ください。

☆七五三・男児のお祝い(袴着の儀)☆
『袴着の儀』ともいわれ平安時代に公家の間で始められた儀式です。
お子様の成長を祝うもので、お子様は羽織・袴を着用します。
子ども着物サイズについて

お子様の着物は、成長することを前提に大きめに作られています。
肩上げ・腰上げなどの身上げには「お子様のこれからの成長を願う」という意味があるのです。
当店のお子様用着物には、肩上げや腰上げがされているものもありますが、実際のお子様の身長や裄に合わせて、調整していただくことをおすすめします。


◆裄サイズの測り方
首の後ろのつけ根にあるぐりぐりから肩を通り、手首外側のぐりぐりまでの長さを測ります。これが裄サイズです。
着物の仕立上がりの肩幅+袖幅から裄を引き算した残りの長さが肩上げ寸法になります。
◆身丈サイズの測り方
首の後ろのつけ根にあるぐりぐりから垂直に足のくるぶしまでの長さを測ります。これが身丈となります。
着物の仕立上がりの着物丈から身丈を引き算した残りの長さが腰上げ寸法になります。
袴サイズの測り方

袴は前紐の幅を含まない紐下の長さが一般的なサイズ表記です。
この長さを紐下丈(ひもしたたけ)と呼びます。
お子様に合った紐下丈の測り方は以下の通りです。

  1. 腰骨の上端の位置を確認する
  2. 腰骨の上端からくるぶしの中心までを測る
    ※角帯は腰骨の上端にややかかるくらいに締め、袴の前紐から少し覗かせるように着付ける

上記は草履の場合のサイズの決め方です。ブーツを履かれるときはワンサイズ短めの紐下丈を選ぶと足元がカッコよくに見えます。

必須アイテム
①羽織・着物
3才用・満5才・数5才・市販5才の4サイズをご用意しております。お子様の体に合わせて肩あげが必要です。
また当店の3才用・満5才・数5才サイズは着物の丈が短かめですが、市販5才サイズは腰あげも必要です。
当店ではお直しはお受けできませんのでご了承ください。長襦袢付。
②袴(はかま)
羽織・着物の色や柄に合わせて、お選びください。懐剣・お守り・角帯などが共柄で付いている袴セットもございます。
③懐剣(かいけん)
懐に入れる短剣の事で古くは身を守るためのものですが、現在では飾りの一つで短剣に見立てた懐剣房の付いた錦袋を帯の左側に差します。
④お守り
懐剣と同様、装飾品の一つとして身に付けます。
⑤角帯(かくおび)
着物の上から結びます。
⑥半衿(はんえり)
衿の汚れを防ぐために長襦袢に縫い付けて使用します。
⑦羽織紐(はおりひも)
羽織の前見頃がはだけないように留めるものです。
⑧足袋(たび)
当店の子供足袋は履き口がゴム使用で履きやすいので、お子様にお勧めです。
⑨草履(ぞうり)
1cm程度かかとが出る履き方が一般的な草履の履き方です。
⑩腰紐(こしひも)
襦袢と着物を着付ける際に必要です。2本ご用意頂くことをお勧めします。
⑪長襦袢(ながじゅばん)
着物の下に着用するものです。通常は羽織・着物を購入すると付属しています。

あれば便利なアイテム
白扇(はくせん)
白無地の扇子です。手に持ったり帯に差したりします。記念撮影時にお持ちください。
肌着
長襦袢の下に着るものです。普段お使いの肌着でも大丈夫です。